初めまして、mirunuです。
アドバイス等貰えると嬉しいです。
宜しくお願いします。
主な登場人物
森川志津香(morikawa siduka)
中学1年生。男っぽい性格。
一ノ瀬陸(itinose riku)
志津香の幼馴染み。
長谷川勇気(hasegawa yuki)
志津香と陸の幼馴染み。
ープロローグー
海沿いの道路。少しの街灯。
裏山で、セミ達が夏の終わりを知らせるように、鳴き続けている。
私は走った。
裸足に小石があたって、刺さるように痛い。
涙が後ろへ飛んでいく。
今、君に逢いにいくから。
だから…もう少しだけ待って。
急がないと。早くしないと。夏が終わる。
そうしたら、君にもう2度と逢えない。
空よりも濃い青い海、どこまでも広がる山。
なんて小さい町なんだろう。
この町から出ていきたいと、何度思ったことだろう。
ここには何もない。
ファミレスも、ファストフード店もない。
何もない。
観光客だって滅多に来ないし、高校に至っては、1校しかない。
この街で誇れることは…ただひとつだけ。
そんな土地で、私達は生まれ育ってきたんだ。
ー8月13日ー
強い日差しに照らされて、アスファルトが揺らめく。首の後ろにはすでに嫌な汗が滲んでいる。今日の最高気温は35度になるらしい。最悪だ。こんな日にまで、学校に行かなくちゃいけないなんて…!
『受験生に夏休みなんて存在しない』という、先生の言葉を痛感する。
朝早くから制服に着替えてらいつもの通学路を、いつもの数100倍重い足取りで歩く。
そもそも学校が遠い。家がある商店街から海沿いの道を通り抜け、町の後方に聳え立つ山の入口までやく15分。学校は、その山を更に登った所にある。所要時間は人によるけれど、そこから学校まで私の場合10分はかかる。こんな通学路、寄り道をしないで来いこいう方が無理な話だと思う。
だから、山を半分くらい登った所にある今にも倒れそうなこの木造の建物は、寄り道には絶好の場所なんだ。建物の白いトタンの看板には『駄菓子屋』と、キレイな筆文字で書かれていた。少しカビ臭い店内には、私たちが生まれるずっと前からそこに存在していたであろうレトロな扇風機が天井から釣り下げられ、懸命に生温い風を送っている。
寝るのでいったんきります。
7:mirunu◆MM:2017/01/28(土) 20:54 あと、志津香達の設定を変えます。
中1ではなく、中3にします。
更新遅いと思います。すみません
9:美波◆N8o:2017/02/02(木) 23:22 こんばんは、美波です。
失礼ですがこちらの作品は、夏原雪さんの『最後の夏-ここに君がいたこと-』ではないでしょうか?
わたしは、あの本を拝見した者でして……。
複写はダメですので、お止めになった方が良いと思います。mirunuさんのためにも、です。
突然、すみませんでした。では。