飛鳥でーす。他の板で私を目撃した方もいると思います。
こんなタイトルですが一応小説です。
皆さん、よろしくお願いします。
アドバイス等お待ちしております
登場人物
*瀬川凛音(せがわりんね)
小学校6年生
見た目は良い。性格に難ありな為、モテない。
胸まで伸ばした黒髪を巻いている。目は髪同様黒目で、少しつり上がっている
*佐藤遥(さとうはるか)
小学校6年生
転校してきた凛音に一番最初に声をかけた人物。
茶髪のショートカットで、外見は普通。中の中
ツッコミ役で常識人
*江崎猛(えさきたける)
小学校6年生
いじられ役男子。あだ名は名前が「猛」+声がでかいので「猛獣」らしい
本人はあだ名を嫌がっている
色素が薄い茶髪で、ヤンキーに見られることもしばしば
*その他6年1組の皆さん(時々紹介する)
*
転校とは、普通の人はそこまで経験するものじゃない。
転勤族とかよっぽどじゃないとね。
しかし、私の母は、転勤族ではない。しかし、会社の都合上、転勤することとなってしまった。
そんなわけで、私も転校することになった。
*
ともかく、今回の転校は人生で初めて。というか、これから転校する可能性は多分ないだろう。
因みに私の地元は東京。東京からふつーの田舎の小学校に転校する事になった。
そのお陰で、私の格好は浮きまくり。まあわざわざダサい服買ってまで誤魔化したくもないので良いだろう。
明日から学校か。……多分大丈夫。転校生って注目されやすいし友達くらいすぐ出来るでしょ。特別コミュ障でも無ければね。
「友達たくさん作りなさいよ〜」なんて言う、母のお節介を流しながら、私は自室に向かった。
*
自室の机の上には、前の小学校の思い出の品が沢山ある。
わざわざクラスでお別れ会までしてくれて楽しかったな。友達みんな泣いてたし。
とにかく、私はこれから成人するまでずっとここで暮らすことになるだろう。だから、慣れないとね。
落ちつかない気持ちを抑えながら、私はベットに寝転がり、目を閉じて眠った。
しかし多すぎ……
2回目の「しかし」は「だが」にしといた方が良かったかも。
*
そして待ちに待ってない朝。
ていうか一生来なくていいレベル。
両親は早朝に仕事に出るので、家にいるのは私と姉だけだ。
姉妹仲が悪い家も少なくないらしいが、私と姉は険悪な仲でもなく、むしろ仲がいい方だ。だから朝からでも話したりはする。
「姉さんも転校大変でしょ?」
「うーん、別に?前の学校面白くなかったしさー、女子は嫉妬してくるし〜……」
「あー」
姉はぶっちゃけ私から見ても顔はいい。“顔は”ね。
私が言えたことじゃないけど、性格は最悪。
しかし、その最悪な性格を隠して男に言い寄ってるので女子からの反感を買いやすいのだ。
「凛音もあるっしょ?」
「無くはないけど前の学校では無かったよ」
「じゃ、今回は気を付けなさいよ」
「分かった分かった」
傍から見たら奇妙な会話だ。
パンを食べ、呑気に着替えてると、もう時刻は7時40分を指していた
「私そろそろ行ってくるわ。……姉さん、遅刻しても知らないよ」
「大丈夫大丈夫。あたしの学校自転車通学らしいから」
「えー、ずるい。いいなー」
自転車通学とかずるい。羨ましい。
……仕方ないか。小学生だし。
「行ってきます」
「いてら〜」
そして、私は渋々と家を出た。
*
家から出て、通学路をダラダラと歩く。
途中、ワイワイ話しながら歩いている集団を見つけ、あの子達も同じ学校かー……とか考えながらまたダラダラと歩いていた。
そして、しばらく歩いているうちに学校に着き、事務室に向かった。
コンコンと事務室の扉をノックし、「どうぞ」と返事が帰ってきたので扉を開けた。
「すいません、私転校生の瀬川凛音です」
「あら、聞いたわよ。瀬川さんね。あなたの担任は私よ。よろしくね」
「よろしくお願いしまーす。……失礼ですがお名前は?」
「私?黒野由美(黒野ゆみ)よ」
「黒野先生でいいですか?よろしくお願いします」
そんな会話を淡々としながら、黒野先生について行った。
*
そして、これから私のクラスになるであろう場所に着いた。
「ホームルームが終わったら呼びます。それまで待っててくださいね」
「分かりました〜」
私は扉の裏で待機することになった。
あー、またミスった。
黒野由美(黒野ゆみ)×
黒野由美(くろのゆみ)○
そして名前もミスるって言うね。
何で兄弟の名前のままにしてたんだろう……(白目)