こんにちは
2:匿名:2017/11/04(土) 23:10 キャラ設定1
星名 光 ホシナ ヒカリ(13)女
得意教科は数学の中学1年。
学力はクラスで上の方。運動は好き。
あだ名はホッシー。
マオ(不明)女
魔王のマオさん。ツノが生えてる。
魔界で一番偉い筈だが、酒場のヤンキーとよく酒を飲む。
見た目は子供だが結構年寄り。
初対面だとよく男に間違われる。
異世界と言ったら、主人公が異世界転移して…とか、主人公が勇者で、魔王を倒す…とか、そういう定番がある。
私としては、そういう異世界モノの小説を読むのが好きだった。
自分を主人公に重ねてみたりとか、少し私も小説を書いてみたりとか。色々楽しめた。
私達が住むこの世界には無いものを作ったり、その世界の人々の友情を感じたり。
実際に起きたことじゃなくても、世界中で愛されているジャンルだ。
だが、実際に異世界に行ったとして、小説の中にいる主人公みたいに素敵な冒険ができるわけじゃない。
朝、目が覚める。
部屋に響く目覚まし時計の音。
時計は10時36分を指していた。
学校!と一瞬思い、布団を避けるが、今日が土曜であることを思い出し布団を元に戻した。
まだ眠気は覚めていない。
布団の中で考える。
…そういえば、今日はユキちゃんと映画を観る約束してたな…。
ユキは小学校からの幼馴染。光とよく休みの日には遊んでいる。
約束の時間は午後だが、余裕を持たせる為に渋々起きることにした。
階段を降りてリビングへ向かう。
光の家は大きい方だが、階段が急で母がよく足を滑らせて転びそうになっていたことをふと思い出した。
この時間は家に誰もいないので、母が朝ご飯と昼ご飯を用意して仕事に行く。なので、休みの日は基本的に一人でご飯を食べる。
冷蔵庫を開けると、中にはチャーハン、卵焼き、ベーコンなどが入っている。私はその中から卵焼き、ベーコンを取ってレンジに入れた。
食事が済んで皿を片付ける。
起きてすぐに来たのでパジャマだったことに気がついた。部屋へ戻って着替える。
約束の時間が来るまで、宿題をして待つことにした。
学校で出された宿題は数学だった。
得意教科だったが、発展問題に少し時間が掛かった。自主勉強は社会と理科をやった。
現在時刻は12時25分。
約束の時間は1時なので、家を出ることにした。
必要なものをバックに詰めて、最後に鍵を確認する。
「よしっ」
鍵をバックにしまい、待ち合わせ場所に向かった。
筈だったのだが…
いつのまにか私は寝ていたようだ。
さっきまでの出来事が夢だったのか、気づけば私は布団の中で寝ていた。目が覚めたが、私はいつものように布団に潜る。
そして呟いた。
「夢かぁ〜」
「なんで僕のベットで僕が寝てるんですかねぇ!?」
…空耳か、寝よ。
唐突に聞こえた声。それは、私がよく知っている声だった。
「いや、人の布団で寝んなよっ!ていうか、なんで僕と同じ顔してんだよっ!?」
空耳じゃ…ない。
その声の主はの顔は、私にとてもそっくりだった。いや、私自身の顔と言っても過言ではない。
紛れも無い、その声の主は私だった。
「わ、私?」
「奇遇だね。僕の目の前にも僕が居るよ。」
私はにこやかに応えてる。
夢だな。もう一度寝よ。
私は布団に吸い込まれるように潜った。
「いや、お前現実逃避すんなっ!その気持ちはわかるけれども!」
私が私の腕を掴んで布団から引きずり出そうとしている。
「やだぁ、離して〜!これは絶対夢だぁ!!」
掴まれた腕を引っ張ろうとするが、びくともしない。
「と、とりあえず。落ち着け!落ち着いて話をしよう!なっ?」
力が強い…流石私っ!
少し感激した。
「あの、じゃあ腕離してください…。」
そう言うと私は私の腕を離してくれた。
「なっ、これでいいだろう?」
キャラ設定2
長谷川 夢 ハセガワ ユキ(13)女
光の幼馴染であり親友。
運動音痴だが、おっとりした性格でクラスでは人気者。だが、人見知りが激しい。
得意教科は社会。数学が苦手で、中学に入ってから光とよく勉強会を開くようになった。
あだ名はユッキー。
>>8
長谷川 夢×
長谷川 雪◯
よく見ると、部屋は結構広かった。
部屋の中央には大きなテーブルと大きなソファ…。個室にしてはデカすぎる…。
私はそのソファに座らされていた。
カチャ カチャ
私の姿をした人は、私の為に今ココアを入れてくれている。
「まず、自己紹介からしよう。僕の名前はマオ。この世界の王。つまり、魔王だ。」
…は?
「ちょっと待ってください。今なんて言いましたか?」
「だから、僕はマオって言うんだって…」
「もっと後の…!」
私の聞き間違いで無ければ、異世界モノでよく聞くあの名前が…
「えっと…魔王?」
「本気で言ってますか?」
え?じゃあ、ここは魔王城的なあれですか?私は魔王にココア入れて貰ってるんですか?
「あぁ、そうだ。俺は魔王!それは揺るぎない真実なのだっ!」
その魔王はよくわからないポーズを決めて、ドヤ顔している。
「えっと、私は星名 光です。」
「君結構あっさりだね!?塩ラーメン並のあっさりさだよ!?僕は生憎味噌ラーメンが好きなんだよねっ!?」
魔王のよくわからないツッコミと例えが入ってくる。
「貴方の好みはどうでもいいです。」
私は魔王が入れたココアを啜った。
ギャグファンタジーになる予定ですが、予定は未定です。
変わる可能性もありますがよろしくお願いします。
そのココアは、想像を絶する程甘かった。
「うっ…甘っ!!!」
どんだけ濃くしたんだ、この人は!…人ではないな。
「魔王特製極甘ココアってなっ!はっはっはっは!」
熱々のココアを魔王にかけてやった。
「アッツッ!」
「元の世界に戻る方法、教えてください。」
「知らねぇよ!ていうか、謝れよっ!」
流石に熱かったか。魔王だからてっきり熱さを感じないと思った。
最近やってたゲームでは、魔王が「ワハハハ!我に炎は効かぬっ!」とか言っていたのが原因か…。
「そうですか。私はてっきり貴方達が儀式だぁー、とか言ってなんかを召喚でもしようとして、間違えて私をこの世界に呼んだのかと…。」
「はぁ?イマドキ儀式なんて流行ってないって。最近の異世界人は魔界でそんなことやってると思ってるの?」
魔王が私をバカにしながら答える。
一々ムカつく野郎だな。蹴ってやりたい。
「チッ…まぁ、いい。とりあえず、私はこの世界で暮らす気はさらさらないけど、戻れなかった時の為に寝床を用意してください。まおーさまお願いしまーす」
「ねぇ、最初の舌打ち魔王に対して失礼じゃない!?一応王様だよ?まぁ、寝床は用意しやんなくもないけど条件がある。」
魔王がドヤ顔で言う。
何故ドヤ顔なのか、ツッコミは入れないでおこう。
問題はその条件だ。
まさか、私をこき使う気なのか…それともよくある「俺の代わりをしてくれ!」ってやつなのか…。
どっちみちぶん殴ってやろう。
「その条件とは?」
「僕の代わりに…」
ゴクンッ…
不意に生唾を飲み込んだ。
よくわからない緊張感に流され、私は変な汗をかいていた。
クソッ!やっぱり「俺の代わりに魔王やれっ!」的なあれか!
私は殴る用意をする。
「ある女の子に会って欲しいんだが」
「…は?」
エピソード1〜END〜
15:曖昧me:2017/11/06(月) 23:36 大変自己満足な小説ですが、許してやってください。
今回から僕が他の板で使っている「曖昧me」という名前で連載させて頂きます。
誤字脱字は多いと思われますが、よろしくお願いします。^ - ^
誤字脱字を見つけた際は、教えて頂くと嬉しいです。