非情な現実から目を逸らしたくて

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1:遮那◆5U:2018/03/28(水) 04:06


昔書いた
http://ha10.net/test/read.cgi/novel/1463454558/l50
のリメイク

完結させてー

2:遮那◆5U:2018/03/28(水) 04:15


−プロローグ−

 赤い炎は煌々と燃え、1人の少女を照らす。
みるみるうちに火に呑まれ火だるまとなった少年を見つめる瞳は、何も考えていないようで、悲しみも、嬉しさも、何も感じられなかった。
外では急いで先生や生徒が避難しに走っていき、何かを叫んでいるのが聞こえるが、それも耳に入らなかった。ただ目の前で燃え朽ちていく少年が美しく、自らの髪に火が移るのさえ気にならず、それだけをずっと見つめていた__

3:サヤ◆gi4N93xk8Q:2018/04/09(月) 05:25


一章「心中」


 どうやら私は許されざる罪を犯してしまったようでした。
でしたと言ったのは自覚がなく、それほどまでに責められなくてはならぬことをしてしまったのかと少し疑問に思っているのです。
事故と事件は違う。事故は“仕方がなく” “避けられない”運命で、事件は“起こさないべきもの”で“避けられたはずの”運命。
今回私が起こしてしまった事故は前者で、学校が燃え、何人かの同級生が亡くなってしまったと言えど避けられなかったのだから仕方がないでしょう。
被害者や親族の方が私を責めるのは仕方がないとしても、全くの赤の他人が私を責め、可哀想と口にし、しかし涙も流さずただ私を責めるだけ。そして私を満足のいくまで責めると突然関与することをやめまた別の人間を叩き出す。結局はその方達は偽善者で、被害者を盾にストレス発散がしたいだけ。なのにそれに反論すると人間のクズと罵られる世の中。
私は自分が間違ってるのは思えない。そして思わない。

4:サヤ◆gi4N93xk8Q:2018/04/09(月) 05:30


 白い壁にはシンプルな鳩時計が飾られ、コチコチと針の進む音を出し動いている。暗くなった部屋に灯された灯りは心もとなく、少女の顔をぼんやりと照らしていた。
ベッドに横たわり目を閉じているが眠っている訳ではなく、ずっと、静かに息を殺して、考え事をしていたのだ。
先日自分の起こしてしまった事故のこと、そしてそれに対する世間の反応。それを理不尽なものと考える少女は、世間への怒りが少し湧いたが、ため息をつくとそれを全て心の奥底へ閉まった。

5:サヤ◆gi4N93xk8Q:2018/04/09(月) 05:37


私が起こしてしまった事件。それは、調理実習中に火事を起こしてしまうというもの。私は元々料理をしたことがなくて先生にもそれを報告しておいたのですが、拒否され、無理矢理参加させられたむしろ被害者。
救急車がすぐに呼ばれたにも関わらず何故か火事は大規模なものになっていき、負傷者もでたが幸いにも訓練をしていたおかげで死亡者、また、今後ずっと残るような傷を負う人間は少なかったという。
それをすべて私の責任だと。お前のせいだと罵られるのは流石に悲しいし、私だって耐えきれないです。これを事故だと認識し、責めるのはお門違いだと理解していただきたい。それが私の願いです。

6:匿名:2018/04/09(月) 10:06

マジレスになっちゃうかもなんですが、調理実習はあくまで学習であり、料理が得意な人に向けたものではなく、むしろ料理をしたことがない人にこそ必要なのかなと思っちゃいます。だから「拒否され」という引っかかります。
なんで救急車呼んでんねーん!先ずは消防車やろがーい!というツッコミは心のうちにとどめておきます。
確かに、こどもが起こしてしまった決して故意ではない事故を大人(?)が厳しく後に引かせて責め立てるのは間違ってますよね。そちらが注意喚起や確認を怠ってない限り、大規模な家事にはなりませんから。でも主人公の開き直りが少々…
お話しは面白いと思いました!

7:匿名:2018/04/09(月) 10:09

6
突然、不躾に批評のようなことをしてしまい、申し訳ないです。

誤字
拒否され、という言葉が引っかかります。
家事→火事
長文、完全な横槍失礼しました。


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