『いつもありがとう。でもこれ以上一緒にいることができない。ごめんね…!』
Mは泣きながら私にいった。
?
(は?なにいってんだ。理解できね〜)そう思いつつ、Mは何を思ったのか私に突っ込んできた。
ごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめんごめん
ごめんごめんごめんごめっ ん〜!
泣きながらごめんごめん言ってむせたらしい。そのまま バタンッと倒れてきたからもう
ちんぷんかんぷんだ。
『ゴメン、もーいっかい言ってくれる?』
『だから、もう…あんたとは、いっしょにいられない。私、引っ越すの…。』
『どこに?』
『……。アメリカ…………。』
『え、アメリカ……?!』
『うん…。』
『ほんとうにっ!?』
『ほんとうよ…っ!』吐き気捨てるように言われ、ほんとうなんだ。と確信した。
(なんでっ…。)訳もわからず呆然としているところに見馴れた車が目の前に止まる。
『もよっ(Mの本名だ)空港行くから。はやくのって。あ、はななちゃんも行く?』
『あっ、はい…。』てきとうに答えたので、母に言って、母もいくことになった。
もよのいえの車に乗り、すぐに
『ねえ、もよっ。アメリカに引っ越す、って、どーゆーこと。』
『………………。』『ねえってば!』泣いて問い詰めた。私は、肺が弱いんで時々血を吐いたりし
ながらだったが。
『本当なんだなっ!』