双子の憂鬱

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1:新菜:2015/01/09(金) 18:45

☆登場人物☆

○椎名 小桃

双子の妹。
さらさらした、綺麗なセミロングの黒髪。
基本無表情で、感情を内にため込むタイプ。
中3で、春には受験を控えている。
成績は優秀。

○椎名 小梅

双子の姉。
ピンク色の、ロングヘアで、パーマがかかっている。
夜にいつも出歩いていて、本人は誰も気づいていないと思っているが、実は小桃にはバレバレである。
受験はせずに、不良校への進学を希望している。

2:新菜:2015/01/09(金) 21:11

。。。小桃side。。。

―ぱちり
冬の朝、私はスッキリと目を覚ました。
部屋の中はまだ真っ暗。
だけど、制服に着替えるために、私は布団から出た。
紺色の生地に、白いラインが入っているセーラー服を着ながら、私は小梅はまだ帰ってきていないかとカーテンをめくった。
私と小梅の部屋は、カーテンで仕切られているだけで、元々は大きな一つの部屋なのだ。
私は制服を着終え、鞄をつかんで部屋を出た。
トントントンっとリズムよく階段を下りると、私は洗面台で歯磨き。
それが済むと、私は朝食をとるためにリビングへ。
「おはよう」
「おはよう、桃ちゃん」
ドアを開けると、お母さんがコーヒーを飲んでいた。
私の家は、お母さんとお父さんと、小梅と私の4人家族。
だけど、お父さんは仕事の都合で海外に単身赴任中。
私は席に着き、ハムエッグを食べ始めた。
「ご馳走さま」
私はお弁当箱を鞄に入れ、白いコートを着た。
「それじゃあ、お母さん。行ってきます」
「はい、行ってらっしゃい。車に気を付けるのよ」
お母さんに手を振って、私は学校へ向かった。

3:匿名希望:2016/08/07(日) 12:30


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