人見知りくんとポジティブちゃん。

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1:ももちぱ:2015/03/01(日) 14:10

突然やってきた転入生。


…人見知りなんてしてもいいことないのに。

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気まま更新。(´・ω・`)
感想ぜひぜひーーーーー。

2:ももちぱ:2015/03/01(日) 14:19

その日教室に入ったら、なんだかガヤガヤ。
その原因は、転入生らしい。


『男かな?女?』
『男がいい!イケメン!』
『けっこう遠くから来てるっぽいよー。』


なんて。
ま、なんでもいいや。


すると、親友の瑠璃葉が私のもとへ。
…あ、読み方は“るりは”ね。


『おはよー。転入生どんなんだと思うーー?』


こいつもか。←


『んー、知らん。てか課題終わってないーー』

『知らんって。。。興味ないの?てか課題やってこいよ。』

『はーーーい。すみませーーーん。』


適当に返事を返して、課題を始める。
昨日やろうと思って、寝ちゃったんだよねぇ。


…にしても、全ッッ然分からん。。。

3:ももちぱ:2015/03/01(日) 14:23

私が課題とにらめっこしていると、先生が教室へ。
あーあ、タイムアップーーー。


あ、そういえば転入生。
どんな子だろうと思い、前を向く。

すると、じっと俯いて立ってる男の子が、ゆっくりと話し出した。


『あ、斎藤亮、です。えっと、大阪から来ました、はい。』


おお、これはまさかの人見知りくんか。
やってけるかな、この子。。。

4:ももちぱ:2015/03/01(日) 14:34

『仲良くしてやれよーーー。』


なんて先生が言ったけど、私は多分だいぶ社交的だ。
だから、人見知りくんとは気が合うとは思えない。

どうしよ。でも、せっかくの転入生だし仲良くしたいし。
いっそのこと、私も人見知りになるか?←



なんて、1人で考えを巡らせていると、
隣から

『あの。。。よろしく』


って。



…ん?隣?


ぱっと左を見ると、さっきの転入生。

ええええ!?隣の席っすか?!


え、田中は?!どこ行ったよ、左隣の田中!!!
((転校したんだよ。だから転入生きたやんけ。by田中


う。。。まじか。。。


『よ、よろしく。。。ね。』


とりあえずぎこちない返事を返す。

これは本当にこっちまで人見知りになるぞ、、、

5:ももちぱ:2015/03/01(日) 14:51

なんだかんだ、もう午後。
英語の授業は、テストが返された。


『じゅ。。。15点。。。』


私の目に入ってきたのは赤い15という文字。
く。。。やばいぞ、こりゃ。

すると、隣から視線。
見てみると、人見知りくんがこっちを見つめていた。


『煤梶堰ンℵ∽∧!?!?』


思わず、私の口からはでたらめな声達が。


『はははっ。なんなん、その声。』


なんて言って笑う人見知りくん。

あれれ?普通にしゃべってるじゃん。
そういえば大阪から来たって言ってたっけ。


てか、下向いてたからわかんなかったけど、顔綺麗だな。
大きな目にスッと高い鼻。そして泣きボクロ。


普通に話せるなら、仲良くなれるでしょ!
なんか、ちょっぴり安心したかも。

6:ももちぱ(*´ノω-┃◆BCc:2015/03/28(土) 22:03

ある日の放課後。
人見知りくんは何人かの男子に囲まれてた。

私はひっそり聞き耳を立てる。←


男子A『亮…だったっけ?今日暇ー?』

『…えっ。僕?』

男子B『そう。せっかく引っ越してきたんだし、歓迎会も兼ねてさ♪』

男子C『皆でカラオケいかねー?』


おお。どうする、人見知りくん。


『いや…あの…えっと…』

男子A『え?何?』

『今日は…ちょっとやることが…ゴニョゴニョ』

ABC『はっ?何?』


え、まさかのお断りですか。
ちっちゃい声で、何言っとんねんっっ!

おっと。思わず私まで関西弁。笑


『…その…だから…ごめんね…えっと…』

男子C『よく分かんねぇな。もっとはっきり喋りゃいいのによぉ。』


男子の中の1人がそういうと、
男子達はぞろぞろと去っていった。

あーあ。


『はぁ…。』


あ、完全に落ち込んでるな、ありゃ。

なんで、そんなに人見知りしちゃうんだろ。
この前私と話したみたいにしてればいいのになぁ。


そんなことを私が1人考えているうちに、
人見知りくんは音楽室へ向かって歩いていった。



思わず後ろをつけている私。


…ストーカーじゃねぇか、おい。


でもでも!
友達の誘いを断ってまでしたいことって気になりすぎるっっ!

はい、ストーカー続行。←


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