突然やってきた転入生。
…人見知りなんてしてもいいことないのに。
*********************
気まま更新。(´・ω・`)
感想ぜひぜひーーーーー。
その日教室に入ったら、なんだかガヤガヤ。
その原因は、転入生らしい。
『男かな?女?』
『男がいい!イケメン!』
『けっこう遠くから来てるっぽいよー。』
なんて。
ま、なんでもいいや。
すると、親友の瑠璃葉が私のもとへ。
…あ、読み方は“るりは”ね。
『おはよー。転入生どんなんだと思うーー?』
こいつもか。←
『んー、知らん。てか課題終わってないーー』
『知らんって。。。興味ないの?てか課題やってこいよ。』
『はーーーい。すみませーーーん。』
適当に返事を返して、課題を始める。
昨日やろうと思って、寝ちゃったんだよねぇ。
…にしても、全ッッ然分からん。。。
私が課題とにらめっこしていると、先生が教室へ。
あーあ、タイムアップーーー。
あ、そういえば転入生。
どんな子だろうと思い、前を向く。
すると、じっと俯いて立ってる男の子が、ゆっくりと話し出した。
『あ、斎藤亮、です。えっと、大阪から来ました、はい。』
おお、これはまさかの人見知りくんか。
やってけるかな、この子。。。
『仲良くしてやれよーーー。』
なんて先生が言ったけど、私は多分だいぶ社交的だ。
だから、人見知りくんとは気が合うとは思えない。
どうしよ。でも、せっかくの転入生だし仲良くしたいし。
いっそのこと、私も人見知りになるか?←
なんて、1人で考えを巡らせていると、
隣から
『あの。。。よろしく』
って。
…ん?隣?
ぱっと左を見ると、さっきの転入生。
ええええ!?隣の席っすか?!
え、田中は?!どこ行ったよ、左隣の田中!!!
((転校したんだよ。だから転入生きたやんけ。by田中
う。。。まじか。。。
『よ、よろしく。。。ね。』
とりあえずぎこちない返事を返す。
これは本当にこっちまで人見知りになるぞ、、、
なんだかんだ、もう午後。
英語の授業は、テストが返された。
『じゅ。。。15点。。。』
私の目に入ってきたのは赤い15という文字。
く。。。やばいぞ、こりゃ。
すると、隣から視線。
見てみると、人見知りくんがこっちを見つめていた。
『煤梶堰ンℵ∽∧!?!?』
思わず、私の口からはでたらめな声達が。
『はははっ。なんなん、その声。』
なんて言って笑う人見知りくん。
あれれ?普通にしゃべってるじゃん。
そういえば大阪から来たって言ってたっけ。
てか、下向いてたからわかんなかったけど、顔綺麗だな。
大きな目にスッと高い鼻。そして泣きボクロ。
普通に話せるなら、仲良くなれるでしょ!
なんか、ちょっぴり安心したかも。
ある日の放課後。
人見知りくんは何人かの男子に囲まれてた。
私はひっそり聞き耳を立てる。←
男子A『亮…だったっけ?今日暇ー?』
『…えっ。僕?』
男子B『そう。せっかく引っ越してきたんだし、歓迎会も兼ねてさ♪』
男子C『皆でカラオケいかねー?』
おお。どうする、人見知りくん。
『いや…あの…えっと…』
男子A『え?何?』
『今日は…ちょっとやることが…ゴニョゴニョ』
ABC『はっ?何?』
え、まさかのお断りですか。
ちっちゃい声で、何言っとんねんっっ!
おっと。思わず私まで関西弁。笑
『…その…だから…ごめんね…えっと…』
男子C『よく分かんねぇな。もっとはっきり喋りゃいいのによぉ。』
男子の中の1人がそういうと、
男子達はぞろぞろと去っていった。
あーあ。
『はぁ…。』
あ、完全に落ち込んでるな、ありゃ。
なんで、そんなに人見知りしちゃうんだろ。
この前私と話したみたいにしてればいいのになぁ。
そんなことを私が1人考えているうちに、
人見知りくんは音楽室へ向かって歩いていった。
思わず後ろをつけている私。
…ストーカーじゃねぇか、おい。
でもでも!
友達の誘いを断ってまでしたいことって気になりすぎるっっ!
はい、ストーカー続行。←