これは、私が中学２年生の時に起こったお話です。
2：Ｓｈｉｏｎｎ：2015/07/31(金) 10:54 ピロリン♪
夜、私、月森奈々が自室で宿題をしていると、突然ケータイが鳴った。
メールの受信ボックスを開いて、確認をすると、アドレスがないメールが一件届いていた。
「なんだろ……」
題名もなかったため、少し開けるのをためらったが、思い切って開けることにした。
「何これ……『７月１日。自分の部屋の窓から夜空を眺めよ』？意味わかんない」
しかも、７月１日って今日の今だし！
確か、こういうのって、スルーが一番いいんだよね……。
でもどうしよう？なんか気になるんだよな……。
しばらく迷った後、私は立ち上がり、窓のカギをカチンとはずして開けた。
言われた通り、見上げてみるが、別に何もない。
何だ、やっぱりただのイタズラか。
ため息をついて窓とカーテンを閉めようとしたとき、空に光るものがあった。
ん？と再び窓を開け、空を見上げる。
すると、キランと光りながら、夜空を通り過ぎていくものがあることに気付いた。
「えっ！？流れ星？」
そう、それは確かに流れ星であった。
確か流れ星って、１００年に一度しか起こらないんだよね？
ラッキーだなぁ。