"Many stories"
"たくさんの ものがたり"
>>2 いろいろせつめい
どうも 瑠那 です!
出入り自由
荒し以外ね♪
短編小説を色々書いていきたいと思います
初心者なんで多目に見てください……
感想は自由♪改善点とか有難いです!
荒し以外ね♪
荒し以外♪
No.1『僕ら陸海空冒険隊 !』
〜プロローグ〜
山頂にほど近い谷。そこには、ある伝説があった。その伝説はいくつも、いや、数えきれないほどあるのだか、どの話しにも共通点がある。
谷の伝説がある山の麓。そこには大きなパスチャ町があり、大きな町のなかでも一番賑わっている駅がストック街だ。ストック街ではたくさんの一族が店を構えているが、一番小さい店を営んでいるハーリア族は後継者が多い割に、怠け者が多く仕事がすすまない。そのくせお金が欲しいからなどとの理由で、家出をするバカ者もいる。
「父さん!!店のそうじはー?」
少年がそう問いかけると店の奥から野太い声がきこえてきた。
「今ちょっと待ってくれー!野球が良いとこなんだー!キルも早く来い!」
「はぁ…。」
キルはため息をつくと、ほうきを店の用具入れから取りだしテキパキと掃除をはじめた。
勿論キルも野球を観戦したかったが、自分の一族のことを考えると店の経営が最優先だった。
「ん…?なんだこれ。」
キルは商品棚の下に、分厚く、ホコリを被った一冊の本を見つけた。
「こんな商品あったか?……まぁ、どっちにしろこのボロさじゃあ売れないな。」
本に被っているホコリを拭うように、キルは優しく息を吹き掛けた…つもりだが、一気にホコリが部屋中に舞った。
「うわああああああ!…なんだこの…ゴホッ…ホコリの量…尋常じゃ…ゴホッ…ないな…ゴホッゴホッ。」
急いで店の窓を全て開け、自分は外にでた。店中がホコリだらけだったせいか、外の空気が異様に綺麗に思えた。もしくは、各店のウィンドウがクリスマス仕様になって色鮮やかなせいか。まあとにかく、あの本をなんとか出来ないか、必死にキルは考えた。
しばらくして、恐る恐る店に入ると何事もなかったかのようにおさまっていた。キルは本をどうするか探しながら考えていた。
(どうするべきだろう。本を処分する?いや、それでも変わんないだろ……。タオル濡らして拭くか。)
本を手にとると、ホコリを舞わせないよう静かに店の奥の洗面所に持っていった。
"ガチャッ"
運悪くお客様が来てしまった。
「キールーどこにいんのー。」
いや、この声は買い物目当てではないとキルは一瞬でわかった。
第一章
「ねーあの子だれ!?」
「新しく来た子らしいよ!!」
「えー本当に?格好いいねー!」
甲高い声が周りから聞こえてくる。