匿名達の短編小説

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1:春乃◆dI:2016/02/20(土) 18:06

匿名なりきりに居る春乃です! 
普通にまったりと短編書きます

荒らしは入らないでね

2:春乃◆dI:2016/02/20(土) 18:26

『ママ〜、美里〜。なな、お外で遊びたい!』

これは私が小さい頃のお話
  
『本当菜々は外で遊ぶのが好きね』

『わーい!みさとも外で遊びたい!』

私のお母さんは優しくて働き者...。絶対に疲れを見せない自慢のお母さんだった

こっちは妹の美里

そんなときお母さんの電話が大音量で鳴った

『はい、もしもし...え...?う、嘘でしょ...?』
お母さんの表情が真っ青になった

『...そうですか...。わかりました』

電話を切ったあとのお母さんの表情はとても悲しそうだった

『ママ?どうしたの〜?』

私は首を傾げて言った

『菜々...。悲しい話だけど...

お父さんが昨日の深夜に殺されたらしいの...』

『殺された?殺されたってなぁに?』

『簡単に言えば...死んじゃったって事よ...』

『パパが....死んじゃった...?なな、信じられないよ...』

この後は悲しみの連続だった


続く

(微妙なところですが切ります!)

3:匿名希望:2016/05/04(水) 05:13

祈りの歌
ガイ×マナ。

大きなベットの上でマナは気品ある仕草で起き上がる。
綺麗な桃色の髪と完成された体に目がいく。


   「身体だいじょうぶか。」
   「ええ…。」      
   「そうか…。」

真名は少し素っ気ない口調で応える。
涯の寂しい声音にマナは気付かずアクビをする。
還ったばかりの耳に、鮮やかな声が聞こえて来る。普段なら聞き惚れるが、今は鬱陶しいだけだった。
「涯、あの子まーた歌ってる。煩いから、少し黙らせて」
可愛らしい声が涯の耳に心地よく沁みる。涯が耳に掛た通信機に触れると、いのりの声は止んだ。世界最強のヴォイドの、鞘。

「いのりちゃん。可哀相よねぇ。どうせ、助けなんかこないのに…。」
真名はベッドに寝転び、目を瞑り、あの日のことを思い出した。
あの日、集の顔を目に焼きつけながらバラバラになった。
涯の傷ついた顔も目に深く、焼き付いた。
集と接吻したこともある。春夏さんのグロスと新調したドレスを着て、涯と私が結婚したらどうする?と聞いた。今でも覚えている。
(;゚Д゚)←集ったらこんな顔をして、物凄く動揺しておもしろかった。嫉妬してくれたのが嬉しくて、アダムとイブになれると、そう解釈した。


「集…」


可愛らしい声が集を呼んだ。忘れられた涯は真名を覆うように見下ろしながら、真名の隣りに横たわり、足を掻き合わすように絡まる。
男女の関係とは、言いえて妙だった。
この2人はお互いの理解者であり、同士であり、主従だった。

脇の下に両手を差し入れ、真名を抱き締める。
「お前が殺せるのは俺だけだ。マナを一番必要としてたのは俺だ。お前を守るのも俺だけだ。黒須は――――、お前より世界を選んだ。」

これは、自分に都合良く脚色してる―――、がマナの顔が固まった。
真名の名を呼び、優しく耳に囁いた。     

「愛している」

真名の瞳から涙が零れ落ちる…。それをぎゅぅっと抱き締める。
友達を葬儀社に巻き込み、真名の器を起こしたりハプニングが合った。
いのりには悪いと思っているが、集はどの道死ぬのだから互いを必要として、最期を生きれば良い。
嘗て自分を為に死んだ仲間が真実を知ったらどう思うだろう。涯は腕の中の大事な存在を愛でながら、靄の掛かった顔が消えて行った。     
                               おわり。


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