ちぬ〜66年物語〜

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1:レモンミルク:2016/04/29(金) 20:15

「登場人物」

ちぬ
1585年生まれ,商人の娘
明るくて元気一杯で活発な優しい性格
15歳の時に下級武家,藤高智成と恋愛で結ぶ。
最初は姑からの反対されたが男の子を3人を生んだ事によって和解する。
その後,合わせて3男2女と5人の子持ち
大名,朝比奈和正の妻の長男の乳母として仕える。夫亡き後は和正の愛人のように可愛がり和正の妻に内緒で隠し子である1女をもうけてしまう。
結局は和正の妻にばれてしまうが許した。
自分を変えたいため45歳にて出家
66歳まで静かな寺で過ごした。

2:レモンミルク:2016/04/29(金) 20:30

「登場人物」

大和五兵衛(やまとごへえ)
ちぬの父親
ちぬが7歳の時に病気で他界する。
頭が良く人柄も良く皆から愛された。

とら
ちぬの母親
早くして夫を亡くし女一つで三人の子どもを育ててきた。

まつ
ちぬの姉,ちぬよりは二つ違い。
男の子がいないため跡取り娘として育てられた。12歳の時に結婚,2男に恵まれる
。その後,37歳で死去

大和真治(やまとまさはる)
まつの夫
婿養子としてちぬの叔父が養育。
妻に先立たれた後の翌年に亡くなる。

大和伊織(やまといおり)
まつの長男
母親ゆずりの性格としたしっかり者
長男として責任感が強い。

大和春之助(やまとはるのすけ)
まつの次男

3:レモンミルク:2016/04/30(土) 15:41

「登場人物3」

藤高智成(ふじたかともなり)
1584年生まれ
幼名は「豊松」
下級武家の藤高敦良の次男として生まれる
実母は生まれすぐに亡くし敦良の正妻である義母として育てられる。
16歳の時にちぬに恋をして結ぶ。
最初は義母に反対されたが理解し結婚。
3男2女という5人の子供に恵まれる。
次女の誕生後に亡くなる。

鷹姫(たかひめ)
智成の義母で昌文,安姫の母
藤高敦良の妻で公家の養女
最初は智成とちぬとの結婚は反対だったが
長男を生んだことによって和解。
その翌年に亡くなる。

藤高昌文(ふじたかまさふみ)
智成の兄で長男
身体が弱くて寝たきりで食も細い
20歳にして出家。生涯独身として過ごす。

安姫(やすひめ)
智成の姉で長女
10歳の時に大名家の元へ養女として迎える
その後,大名,今泉親徳の妻としてなる。
5人の息子をもうける。45歳で死去

より
農民の娘として生まれる。
敦良の妾として愛され智成を産む。
17歳の若さで亡くなる。

藤高敦良(ふじたかあつよし)
3人の父親,鷹姫の夫
智成が2歳の時に行方不明のままである。

朝比奈和正(あさひなかずまさ)
大名家,朝比奈家の当主
ちぬを長男の乳母として雇う。
しかし愛人のように可愛がり二人のあいだに
1女をもうけてしまう。

本田姫(ほんだひめ)
和正の妻

4:レモンミルク:2016/05/01(日) 13:37


第1話

「母様、おはようごさいます」

「ちぬ、起きたか、今から店を空くから」
私はちぬ、10歳でごさいます。

「ちぬ、たっく、着物を汚して」

「汚していません!」

「まあまあ、まつ、ちぬ、喧嘩は」
私は父を亡くしてから女一つで育てた母様


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