* }国 語 力 皆 無
* }描 写 下 手
* }亀 更 新
* }基 本 恋 愛 系
⬆ 許 せ る 人 の み \ ! /
>>2
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「 暑い 、暑すぎる .. 。 」
折角の夏休みなのに補習とか 、ホント有り得ない 。
ちょっとテスト悪かっただけなのにさ .. 。
果てしなく続いているような 長い坂道を歩く 。
既に家を出てから30分近く経っているが 、まだ着きそうに無い 。
「 .. 何でわたしだけ 。 」
きっと皆は 今頃満喫してるんだろうな 。
ああもう ホント 有り得ない 。
遠いし 暑いし 汗でベタベタするし 補習だし .. 、最ッ悪 。
怒りに任せて歩いていると いつの間にか歩調は速くなっていたようで 、
補習が始まる少し前に 校門を通る事が出来た 。
補修対象者がそんなに居ないらしくて
B組に対象者全員が集まる .. って 、プリントに書いてんだっけ ?
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3年生の教室は3階にあるため 、疲労困憊とでも言いたげな重い足を上げて階段を上る 。
廊下をゆっくりと歩きながら 、
私の他にも 居るかな ? .. 補修対象者 。
なんて呑気なことしか 暑さでどうにかなりそうな頭には 浮かばなかった 。
恐る恐る B組のドアを横に引けば 目に飛び込んだ有り得ない光景 。
沢山の机と椅子が並ぶ中 、それらのど真ん中に座っている生徒 。
少し制服を気崩していて 、襟元からのぞく綺麗な鎖骨 。
手元の携帯端末で音楽を聴いているのか 、青いイヤホンが耳に繋がっていた 。
「 .. 誰 ? 」
見たことも無い彼に向いた 率直な疑問 。
案外その声は大きかったようで、
彼はイヤホンを外しながらわたしを見つめた 。
「 .... あんたこそ 誰 。 」