その名の通り私が気まぐれにサクッと短編集を書き溜めていくスレ。
スレが下がってて気が向いたら書く。
それだけです。
※注意事項※
・文句は言わない
・荒らしは回れー右っ!
・感想&アドバイスは常時受付中
増えたら言います。
んじゃま、START?今日は書かんが。
メモは気にしたら負けです。ちなみに短編集なので、1つ書き終わったらまた別のを書きます。
3:時雨◆YQ 魅蒼戯 藍狐:2016/10/07(金) 19:01あ、あとトリップ変更
4:時雨◆YQ 魅蒼戯 藍狐:2016/10/07(金) 19:07 キャラクター
・樹狩 里佳(きがり りか)♀
・六車 紅夜(むぐるま こうや)♀
・一条 瞳(いちじょう ひとみ)♀
百合物語じゃないですよー。紅夜だけ変な名前なのは作中で明らかに?
じゃあ、START!
私、樹狩里佳。JK。明るい性格で、かなりフレンドリーである。_が、少々困った性格をしている。
「里佳、ちょっと委員会の仕事手伝ってくれない?」
「あぁ、いいよ!」
_そう、私は頼まれたら断れない性格。まぁ、仕事を手伝うくらいなら、人助けと捉えて良いだろう。だが、
「ねぇ、里佳。一緒にトイレ行こ!」
「え……う、うん………………。」
こんなふうに、自己中な頼みも断れないのだ。下がり眉で冷や汗を垂らしていることからして、きっとこの子はトイレにまつわる都市伝説でも知ってしまったのだろう。
「はぁ〜。ありがと!里佳!」
「う、うん…。」
結局私のこのお人好しな性格は治らないままなのだろう。深い深い溜め息をつき、教室へ戻った私は、教室の隅の席に目をやった。そこは、今でこそ空席だが、きちんとその机の主は居る。彼女の名は_____
六車紅夜。
会話文のところを改行してみましたが、どうでしょう。読みやすいですか?読みにくいなら、戻します。
7:時雨◆YQ 魅蒼戯 藍狐:2016/10/07(金) 20:23† 紅夜side †
8:時雨◆YQ 魅蒼戯 藍狐:2016/10/07(金) 20:54 私の名前は六車紅夜。高校2年、女子。「べによる」と書いて「こうや」と読む。「こうや」なんて、まるで男みたいな名前。だから私は、この名前が大嫌い。だいたい、「六車」と書いて「むぐるま」と読むこと自体………、いや、それ以前に、こんな名字聞いたことがない。
__さて、そんな私は今……。
カチ…カチ……カタカタ…………。
パソコンから、ネットへ。そこで、小説を書いている。何時間もこの作業を続けているため、時間が分からない。ふいに、パソコン下部に表示されている時計に目をやる。_午後4時36分。
……いや、おかしい。確か、私がこの作業を初めてから、そんなに時間は経っていないはずだ。この作業を始めたのは…。……昨日か。仕方なしに、苦手な日光に少し当たるのを覚悟で、カーテンをシャッと開ける。
「…………ッ…!」
シャッ。私は1秒以内にカーテンを閉めた。うん。確かに夕方だが、夕日がこれでもかと言わんばかりに照りつけている。きっと、海辺でバカップルどもがキャッキャウフフしてるんだろう。私はボソッと呟いた。
「リア充なんざ滅んでしまえ。」
そう呟いた直後、ハッとして作業を再開する。
「…ふぅ、今日はこの辺でいいかな……。」
そう言い、パソコンの「書き込む」ボタンをクリックし、パソコンの電源を落とす。
_さて、作業も終わったところで、何故こんな時間に自宅に居るかというと…。
……え?帰宅部?
違う違う。
……は?学校が早く終わったから?
それも違う。
だって普通は4時30分過ぎは、下校途中でしょ?私がここに居るのは…。
不登校だからだよ。
…え?いじめられてる?違う。友達は…まぁ、居ないけど。
…………昔、名前のことでからかわれたことに凄くショックを受け、またからかわれたらどうしようという不安が頭をよぎり、結果、不登校。
こんなことで凹んでいるのは、名付け親である母が大好きだったからだ。まぁ、今はこんな名前を付けた母親を恨んでいるが。紅い夜?ふざけるのも大概にしろ。厨二病か?
ピンポーン……。
お、誰か来た。今この家には誰も居ないし、出てやるか。
「はーい。」
プツッ。返事だけを返し、玄関へ向かう。
ガチャ。
「…どなたです……か…………。」
「………えぇと…、どちらさまですか?ど、どのようなご用件で…?」
まず、そう聞いたのには理由があった。だって、訪ねてきた小柄な女の子は、恐らく私と同年代で、しかも、何故か…見たことがあるような気がしたからだ。
「え、えっと…。六車紅夜ちゃん…だよね………?」
「………………………!何で…。」
「えと…先生がどうしても届けろっていうプリントがあるから…学級委員長…として……っていうか………。」
「…いや、だから、誰?」
「へっ?あ、あぁ…。わ、私は樹狩里佳…だよ。」
「そ。じゃ、もう帰って。」
そう言って、ドアを閉めようとした。
その時。
「あっ、ちょ、ちょっと待ってよ!」
「!…たくもー。ウッザいなぁ。さっさと帰ってくんない?」
こういう状況で、自分がコミュ障じゃないことに、心底感謝する。
「わ、私っ…!紅夜ちゃんとっ……!と、友達になりたいのっっ…!!」
「…………………………はぁ…?」
…バタン。私は速攻でドアを閉めた。
「ちょっ…!?あ、あのっ!私、本気なの!!本当に紅夜ちゃんと友達になりたいの!!」
里佳はそう叫びながらドアをドンドンと叩く。それがあまりにもしつこく、ついに、堪忍袋の緒が切れた。
「うるせぇんだよ!!いい加減帰れ!!!迷惑なんだよ!友達だの友情だの絆だの!!」
「でっ、でも…!私、ホントに…ッ!」
「黙れ!!!!!」
「紅夜ちゃん!!!」
「うるさいうるさいうるさい!!!うっせぇんだって!聞こえねぇの!?」
「………ッ!」
私が本気で怒鳴るとそいつは黙ってしまった。喧嘩なら私の方が慣れている。
少しの沈黙が流れる。_すると、
「…紅夜ちゃん、私、本気。」
「………………………………!」
私は考えた。本当にいいんだろうか?
「……………ぃぃ。」
「え?」
「いいよっ言ってんの!!!」
「……!紅夜ちゃん!」
里佳は嬉しそうにジャンプした。はしゃぎすぎだっての。
どうして上がってるんですか?