桐朋 亜乃。
ごくふつうの、名前でしょう?
___桐朋は、珍しいけど。
それ以上に、私は珍しいコトを知っている。
妖怪達が、アパートをシェアしてること。
*登場人物*
桐朋 亜乃
ひょんな事から、アパートの管理人に。
おっちょこちょい。
ジュヤが好き(?)
ジュヤ
妖怪 天の邪鬼
性格 ひねくれてるようにみえて、亜乃には優しい。
亜乃が好き(?)
シューリ
妖怪 妖狐
性格 誰にでも優しい。亜乃のお姉さん的存在。亜乃の大ファン!
カヤ
妖怪 座敷わらし
性格 甘えん坊。ちょっとわがまま?亜乃の妹的存在。亜乃大好き!!
リト
妖怪 ヴァンパイア
性格 クール。亜乃が気になる…??
その他出て来るかもですが、よろしくお願いします!
第1話〜私が管理人ですよ!?〜
ばらまかれた、洋服。
窓からは、あたたかい陽の光。
うとうとと、してしまう。
「…乃、亜乃。」
シューリの声。
「管理人さん〜♪」
その声に、ハッとする。
「ゴメンね、管理人が寝て。」
慌てて言うと、リトが頭をかきながら、
「いや、ジュヤもまんざらじゃなかったし、いいんじゃねーの?」
そうかーー私が、あの、
管理人ですよ!?
信じられますか?
「亜乃〜、散歩行きましょう。」
シューリが言う。
「そうだね。」
私は、そっと立とうとして。
ムギュリ!
「いってーーーーーー!!!!」
ジュヤの頭を踏んでしまったようです。
第二話〜妖怪達とのんびり散歩〜
私は、シューリと、ジュヤと、リトと、カヤちゃんと外に出る。
意外に暖かいね。
この零村は、妖怪と共存している。
だから、妖怪達と散歩してても、気にとまらない。
「公園行こうよ〜!」
カヤちゃんが、私の手を握る。
「分かったから、走らないで!転ぶ…」
ズコッ!
言い切る前に、カヤちゃんは、転んでしまった。
「ウウウウ…。」
あっ!
「ウワアーン!」
カヤちゃんが、泣いてしまった!
シューリが、来て、
「亜乃、先行きなよ。すぐ行くからさ。」
「うん、よろしくね。」
私は、カヤちゃんをシューリに任せ、ジュヤとリトと、公園に行くことにした。
公園には、誰もいない。
ブランコしよっかな〜??
「ジュヤ達は何するの?」
ジュヤは、
「オレは、何も。此処、ガキっぽいし。」
とか言いつつも、シーソーに座ってる。
リトも、シーソーに座る。
「亜乃〜、カヤもブランコするっ!」
立ち直り早いね!
私は、カヤちゃんとブランコで遊び、シューリは、皆を見守る。
こうして、私達は夕暮れになるまで、遊んだのだった。