私の小説の、短編集。
ほぼ、香乃姫の宮中での事だと‥…。
香乃姫の日常〜薫姫〜
「新しく入ります、香乃姫と申します、よろしくお願いします。」
宮入の儀で、香乃姫はドキドキしながら、宮に入った。
(私の局は‥…)
局を探していると。
「香乃姫の局は、こっちだよ!」
明るい声がした。
そちらを向くと、黒髪を結わえてる女人がいた。
「貴女は‥…?」
女人は、ニッと、笑った。
「うち、薫姫!隣やから、よろしくね。」
「あ、はい。新入りですが、よろしくお願いします。」
カチコチの香乃姫の肩を、薫姫は叩く。
「大丈夫や!ここらの人は、皆優しいで!」
(気さくで、話しやすい方ですね。)
早速、香乃姫は、薫姫に引き込まれた。