基本1話完結にする(つもり)です。
12歳、小学校6年生達の、
ちょっと前の青春(?)
『ヲタクの傍観』
あー、やってるやってる。
カイハラハナ
私、貝原華。ヲタクです。えぇ。ライトノベルばっかり読んでるヲタクです。
突然ですが、告白の現場を目撃しました。
しかも、クラスの中の美男美女。
あれまー。
こんな「気にしてません」みたいな口調してますが、実際はメッチャクチャ気になってるんですよ。えぇ。
告白場面って面白いよね。
さーてさてさて。
実は集会に行かなきゃ行けないんだけど……。まぁ、いいんですよ。
告白する側は……ふぅん、男のほうか。
マエクラキョウ
前蔵恭。くっそイケメン。モテるのもわかりますが、彼女は居ないんですよ。
シライミル
ふむ。お相手は白井美流。こちらも可愛いしモテるけど恋人は居ないようです。
あ、これ本でよく見るやつだ。
「あーんーえーあのさぁー 付き合わね?」
「本気?」
「うん」
「いや……いいけど?」
成就したー!!
おーもーんーなーいー!!!
おもわず関西弁になってしまった……。
いやいやいや。
そりゃさ、良いことかも知んないよ?
でも見てるこっちの身にもなれ!
こんな普通の面白みのないそこら辺に散らばってる恋愛小説みたいな展開のために先生に怒られることを犠牲にした私っていったい……。
もう!良いや!体育館行こ!集会行こ!
私達が怒られたのは言うまでもない……。