なとり。です。
短編集をつくってみました。
よかったら読んでみて下さい。
1.『ドキドキさせんなよ。』
(途中までノンフィクション、途中からフィクション。)
▽▲登場人物▼△
▼橘 結-タチバナ ユイ
小6。男女共に仲良くする。
人の好きな人を探るのが大好き。
自分はいない。
▼西川 繭-ニシカワ マユ
小6。自分は好きな人はいない。
ノリが良く、男女共に友達も多い。
▼太田 愛-オオタ メグミ
小6。好きな人はいる。
恋バナ好きオーラはないが実は好き。
▽星川 優樹-ホシカワ ユウキ
小6。見かけによらず、恋バナ大好き。好きな人はいるらしい。
▽広田 瞬-ヒロタ シュン
小6。好きな人はいないらしい。
恋バナは好きそう。
5人は、夏休みの自由研究をする
メンバー。元々よく話し、仲が良い。
恋の話も躊躇なく話す。
この日、5人は繭の家で自由研究を
していた___。
「ごめん!遅れた!」
私は橘 結。自由研究3日目にして最大の遅刻。10分遅れ。
「よし!揃ったか。」
これは星川優樹。真面目そうだが真面目じゃない。
「じゃあする?」
これは太田愛。根から真面目。
「そうやな。」
これは広田瞬。
愛が実は瞬に片想いしているのだ。
だが瞬には好きな人がいないという悲しい事実である。
そこから自由研究は順調に進み……
(自由研究の部分を書くと短編じゃなくなる)
恋バナの時間へ。
「星川はさ、好きな人おんの?」
「おるけど……」
言葉を濁らす。
「え、誰?イニシャルでもいいから教えて!」
取り調べみたいになったが、結局は、繭の家では教えてくれなかった。
だが___。
帰る時、大ヒントがあった。
「この3人の中やで。」
「えっ………」
ドキドキするじゃん。
私かもってドキドキするじゃんか。
私と愛は自転車に乗って、家路を急ぐ。
「ねぇ、星川の好きな人ってさ、愛じゃない?」
「えっ…!やだー…絶対愛じゃないことを祈る!」
どうやら愛は星川に良い印象を持っていないようだ。
「でもさ、あの見かけによらず暴力的な星川がさ、愛のこと全然蹴らないっておかしくない?」
「えー………」
実は、星川は見た目は真面目そうだが、実は暴力的。女子だろうと構わず蹴る。
元サッカー部なだけあって蹴られたら痛い。痣になることもあるくらいだ。
繭も私も結構蹴られるのに、愛だけ全く蹴られない。
「でもさ、あるじゃん。好きな子をいじめることって。」
愛が言う。
「それ、何億回も聞いた。数えてないけど。ww」
「なにそれーw数えてないの。」
こんな会話が一生続けば良いのにな。
ずっと平和で、、居たい。
そしたら愛とか恋とか悩まない。
涙を流すことだってない。
自分を追い詰めることだってない。
このまま平和に、仲良し子よし………
は、できないか。