大好きな人へ。
私は人見知りだった。
母も、父も、接客業をするほどで、人見知りなんかじゃないのに、私は昔から他人に話しかけるのとか、話しかけられるのとか、そういう人間関係を築くのが苦手だった。そのせいで、私は中学校へあがっても友達なんて出来なかった。
小学生の頃は、友達なんていなくてもへっちゃらだった。5分休みなんて、次の授業の準備をしていたらすぐに過ぎてしまうからだ。昼休みも、静かな教室で読書。幸い私は本が好きだったから、学校にある本もほとんど読みつくし、家から持ってきた本も読んで楽しんでいた。読みきってしまったときは、ノートや机に落書きをしたりもした。
※読みにくいので訂正
私は人見知りだった。
母も、父も、接客業をするほどで、人見知りなんかじゃないのに、私は昔から他人に話しかけるのとか、話しかけられるのとか、そういう人間関係を築くのが苦手だった。
そのせいで、私は中学校へあがっても友達なんて出来なかった。
小学生の頃は、友達なんていなくてもへっちゃらだった。
5分休みなんて、次の授業の準備をしていたら、すぐに過ぎてしまうからだ。
昼休みも、静かな教室で読書。幸い私は本が好きだったから、学校にある本もほとんど読みつくし、家から持ってきた本も読んで楽しんでいた。
読みきってしまったときは、ノートや机に落書きをしたりもした。
中学校へあがると、他の小学校からもいろんな子が集まって、よりにぎやかになった。
うるさいのと、人混みが大嫌いな私。こんな私はその場に馴染めるわけもなく、ただぼうっとしていた。
しばらくして私は、気づいた。
……もしかして、私という存在は迷惑なのではないか……こんな私、嫌われているのではないか――と。
それに気づいてから、私はずっとキャラを作って、演じて……ただそれだけを必死にやって、頑張って真ん中ぐらいの権力をもつグループにやっと入れた。
底辺野郎だった私からすれば、スピード出世だった。
それでも私は、浮いていた。
……なぜか。
そんなことを一晩中考えてみたけれど、答えは出ずに、寝不足になっただけ。
わからなかった。
私は、どうしたら馴染めるのかとか、どうしたら好かれるのかとか。
だからといって、助けてくれる友達なんてもってないから、相談すらできなくて。
みんな、私がいない方が幸せに過ごせるんじゃないかな――と、ネガティブなことを考えるばかりで。
けれど、そんな私に、ひとつの光が見えた。
ひとりのひとの存在だ。
名前は星野 亜依(ほしの あい)。あだ名は“ほしちゃん”。
きっかけは単純で、ほしちゃんから話しかけてくれた。
『友達なんていらない』
そんな考えだった私を拒まず、いつだって笑顔で接してくれた。
好きになった。虜になった。
輝いていたほしちゃんをずっと見つめていた。
いつも会うたび、ほしちゃんは私に「好き」だと伝えてくれる。
だから私も、そんなほしちゃんが大好きだと伝える。
――永久に、愛しています。
by. 暁 毬琉
――いまはまだか細くて弱々しい光だけれど、
ずっと灯り続けて、大きな光を作っていきたい――
完結です(笑)