終日 

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1: ◆02 hoge:2019/08/31(土) 12:12

 
  ☀☀☀☀
 

2: ◆02 hoge:2019/08/31(土) 12:13



「喫煙はゆるやかな自殺なんだって」

 光を散らかしたきれいな夜、マンションの屋上の柵に背中を預けた私は言う。こんな話をするのはもちろん、隣の彼が煙草を吸っているからだった。ようやく冷たくなってきた夜風が風呂上がりの髪を乾かしてくれる。ここへ来て何十分経ったのだろう。
 彼はへえ、とだけ言うとまた煙草を吸って、吐いた。半透明の煙たちはきらめく星の隙間をぬって登ってゆく。まるで生きているみたいだ。

「じゃあきみに煙を浴びせるおれは、ゆるやかな殺人もしてるってことになるけど」

 彼は困ったように眉を下げる。あれ、ほんとだ。

「わるいおとこだねえ」

 彼のお腹を肘で小突いてくすくすと笑いあった。ならわざわざ喫煙中の彼と一緒にいるわたしはわたしで、ゆるやかな自殺をしているということだ。殺してみたり死んでみたり、なんだか訳がわからない。まあいっか。
 缶のサイダーをすこしだけ飲む。夜が更けるとともに炭酸も抜けて、もうすっかり甘ったるいだけの液体になっている。そんな味すら愛してしまえるくらいに私は幸せでいっぱいだった。
 なんにも気にしてないような顔で煙草を吸い続ける彼の、その首筋に浮きあがった青白い血管を眺める。彼が口を開いた。

「でも、死ぬとか生きるとか、馬鹿らしいって思わない? 人間は生まれた時から死へ向かっているのに」

 彼が言うことは小難しくってよく分からなかった。けれど、いまは死んでしまうよりも彼と離れ離れになる方が何倍も、何百倍もこわいことのように感じる。

「わたしはずっときみといたいよ」

 いつかこの生活を思い出せなくなる日が来るのだろうか。並んで歯を磨く朝も、彼の帰りを待つ夕方も、何気ないこんな夜でさえ。
 まだ夜は明けないように、きっとわたしたちも死なない、なぜかそんな自信があった。
 彼が最後の煙を吐く。煙草をそれまで飲んでいたコーラの缶に突っ込むとわたしの方を見た。

「おれもそう思ってる」

 そう言って交わしたキスは、ほろ苦い味がした。
 

3: hoge:2019/12/27(金) 23:45



  朽ちれど花  



「 ねえ、ぼくたちこれからどうなるの 」

「 しらないよ。
  もうどうしたって、あの人は帰ってこないんだから 」



 ドール /  / 鬱々 / 
 酉安価必須 / 初心者非推奨 / 


 

4: hoge:2019/12/27(金) 23:49



 舞台  どこかの世界のどこかの森にぽつんとあるお屋敷。白亜の壁に赤い屋根の教会を彷彿とさせる外観。花の蔦を思わせる黒い門を抜けた先の庭には花々が咲き乱れ、屋敷の裏側には温室も存在する。

 魔女  人形を作った張本人。研究が趣味で自室に引きこもりがちだったが、人形たちには分け隔てなく愛を与えた。
数年前、ある朝に忽然と姿を消す。

 人形  身体は蝋と魔法。心臓には一粒の花の種を。12歳前後の少年少女の姿をした魔法人形。ほぼ人間と変わらない機能を持てど、成長もせず老いもしない。強い衝撃が加わるとヒビが入ったり欠けたり。その命が終わりを迎えるとき、埋められた種から花が咲き乱れ自然へと還る。いまは帰らぬ魔女を待ちながら仄暗い日々を過ごすばかり。


  

5: hoge:2019/12/27(金) 23:51



「 ( あのひとをおもうと ) 」


名前 / 洋名
性格 / 

容姿 / 

備考 / 
心臓 / 

 

6:匿名希望 hoge:2020/02/15(土) 22:51



  朽ちれど花  


「 ねえ、ぼくたちこれからどうなるの 」

「 知らないってば。もうどうしたって、
  あの人は帰ってこないんだから 」


 ドール / ロリショタ / 酉安価必須 / 俺得
 

 ( 舞台 )
 どこかの世界のどこかの森にぽつんとあるお屋敷。白亜の壁に赤い屋根の教会を彷彿とさせる外観。花の蔦を思わせる緑色の門を抜けた先の庭には花々が咲き乱れ、屋敷の裏側には温室も存在する。

 ( 魔女 )
 屋敷の主人、そして人形を作った魔女。研究が趣味で自室に引きこもりがちだったが、人形たちには分け隔てなく愛を与えていた。数年前、ある朝に忽然と姿を消したまま帰らぬ人となる。ある人形によれば、毎日15時きっかりに食べるビスケットとショコラ・ショーが大好きなかわいいひとだったとか。

 ( 人形 )
 身体には蝋を、心臓には一粒の花の種を。12歳前後の少年少女の姿をした魔法の人形。ほぼ人間と変わらない機能を持てど、成長もせず老いもしない。強い衝撃が加わるとヒビが入ったり欠けたり。その命が終わりを迎えるとき、埋められた種から花が咲き乱れて自然に還る。

 ( 物語 )
 魔女がいなくなってから数年、どこかで死んでしまったんじゃないか、自分たちは捨てられたんじゃないか、なんて考えながら、それでも彼女の屋敷を守り、帰りを待ち続ける、かなしい人形たちの生活の記録。

 

7:匿名希望:2020/02/15(土) 22:54





 第一作目 ???

 第ニ作目 ???

 第三作目 ???

 第四作目 ???

 第五作目 バラ ( 〆 )

 第六作目 ???

 ふやすかも



  「 ( ねえ、おしゃべりしよう ) 」


 
名前 / ( きみは だあれ? )

 性格 / ( 魔女さまは どんな子でも愛してくれた )

 
容姿 / ( 似てなくたって ぼくらは兄弟 )

 
備考 / ( だれも知らない ひみつを教えて )

 心臓 / ( きみが死んだら なにが咲くのかな )


こんなのを2月下旬に恋愛かオリでひっそり建てる予定
少人数制なのでもし参加希望の方いらっしゃったらお声がけください いないけど
花がまだ決まってないので、もしこの花がいい!ってのがあれば併せておねがいします

 

8:◆SI hoge:2020/02/15(土) 22:57


乱入失礼いたします。とても興味のそそられる也だったので。ガーベラで参加希望です、!

9:匿名希望 hoge:2020/02/16(日) 08:08


>>8

ひ〜〜参加ありがとうございます!!
キープ承りました、作られた順番(何作目か)も指定あればどうぞ😊
スレが建つまでもうすこしおまちくださいね、
 

10: ◆LQ hoge:2020/02/22(土) 15:09


 乱入失礼致します … ! とっても好みな世界観で一目惚れしてしまいました(*¨*)♡ ブルースター、第六作目の子で参加したいのですが宜しいですか、??
 

11:◆02 hoge:2020/02/22(土) 19:56


>>10

やった〜ありがとうございます♡
第六作目のブルースターですね、承りました!スレが建つまであとすこしおまちください🌼
 


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