えー、綾部、滝、三木、タカちゃん、浜中心ですわよ。
たまに3・5・6でるカモノハシ
寒い寒い12月25日のお話。
「たぁぁぁきぃぃぃぃ〜」
氷の中にいるくらい冷たい部屋の中で、一人の男子が小さな声をあげた。
彼の名は、綾部喜八郎(13)。絶賛冷たいお布団の中で、同室の者の名を読んでいた。
「喜八郎、うるさいぞ。早く寝んか…まったく、お前は…gdgd」
滝と呼ばれた人物は、自信の自慢を交えながら喜八郎に説教をする。
gdgd続く説教は聞いてて耳がもげそうであるが、喜八郎は同室だからなれてるのかいつも聴いてるから慣れてるのか(多分どっちも)華麗にスルー。
その代わり、喜八郎は滝の布団にモゾモゾとさりげなく入り込んだ。
「…まあこの美しい私ならこのぐらいのさむさな…ど……って喜八郎!何勝手に私の布団の中にはいっちょる!」
やっと気づいた滝は、喜八郎を布団から押しだそうとした…が、喜八郎の根性。
「滝の布団あったかいからぁ〜ずっとここにいるぅ〜」
駄々子ね喜八郎モードである。滝は彼が一度駄々子ね喜八郎モードになると元に戻らないのを知ってるのか、諦めあようだ。
「もう勝手にしろ…」
滝はそのままひとつの布団でねることにした。
暫くすると、喜八郎が背中に頬をスリスリしてきた。
「んう…滝夜叉丸あったかーい」
「…」
喜八郎は黙っている滝に不満を覚えたのか、ちょっかいをかけ出した。
「滝、漏らした」
「…」
「滝、三年まで漏らしてたよねぇ」
「…」
漏らしネタが好きなのか、15分程度それを繰り返していた。ら、滝が怒った。そらそうである。
喜八郎を無言で布団から蹴り出した。