ジャンル未定の小説

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13:凹み過ぎた空き缶:2012/08/08(水) 16:09 ID:rNs

 その次の日、親友の子―――晴香に、遊びに行こうと誘われました。勿論私は快く了解しました。久しぶりに遊ぶので、どきど
きしっぱなしで少し浮かれていました。目的地は近くのショッピングモールです。遊ぶ、というより買い物をすると言ったほうが
いいかもしれません。昔と同じように、晴香とおそろいの小物を買ったり作ったりしました。とても楽しい時間でした。本当に晴
香と友達で良かったと思いました。
 1時間程経った頃、晴香が屋上へ行ってみようと言いました。そのショッピングモールの屋上には、規模は小さいですがクレーン
ゲームなどか数台置いてあったのです。楽しそうだったので、私も同意して、エレベーターを使って屋上へ。休日だったのに、人
は私と晴香と係員以外には誰もいませんでした。ちょっと変だな、と思っていると晴香が、良かった、誰もいない、と呟いている
のが聞こえました。何が良いのだろう? と思っていると、晴香が私の手を引っ張って、こっち、と言い走り出しました。握られ
た手の力は少し強く、痛かったです。でもそんなことお構いなしで走ります。連れてこられたのは、花々が咲き誇る、しかし人気
のない場所でした。ここになにかあるの、と言葉にしたような気がします。でも答える様子もなく、私は屋上の端っこへと連れて
行かれます。その時にみえた晴香の表情は、さっきみたものとは違う意味での嬉しそうな感じでした。私は屋上の、フェンスがな
いところまで連れて行かれます。そこの出っ張ってるところに立ってみて、と晴香が指示するので、従いました。そこから見える
景色が意外にも綺麗で、私は言葉を失ってしまいました。晴香に感想を述べようとし、そちらを振り向いた、
 ―――――その直後でした。私は、丁度肩のところを、晴香に押されました。少し押しただけでも向こう側へ倒れてしまいます。
『じゃあね霧香』と晴香が言ったような気がしました。しかし口は動いていません。そして全てを理解するのに約2秒。もう遅かった
です。そのまま地面向けて真っ逆さま。でも途中で私の意識は途切れます。よかった、痛い思いをしなくて済む、と思いました。
 気がつくと、私は病院にいました。はて、と思い、鏡で自身を見ます。頭には真っ白い包帯とガーゼ。あれは夢ではありません
でした。意識を集中させると、鋭い痛みが走ります。帰ろうと思い、カバンを手に取ると、お母さんがこちらへ向かってきます。
そして、私の姿を瞳にとらえると、涙をこぼし、良かった、無事でよかったと言いました。ここでの無事とはきっと命のことなの
でしょう。笑みを交えて言葉を返そうとすると、突然、もう一つお母さんの声が聞こえました。
 『自殺なんか考えて、なにをやっているのかしらこの出来損ないは』
瞬間、ぞくっとしました。お母さんの方を向き直します。さっきの言葉がこぼれた様子はありません。不思議そうにこちらを向い
ています。私は不気味に思い、お母さんのそばから素早く離れました。どうしたの、とお母さんが言葉を漏らします。同時に、も
うひとつの声も聞こえます。ああ、そうです。この感覚は覚えがあります。晴香に突き落とされた時です。あのときも、口は動い
ていなかったのに声だけが聞こえました。少しだけ冷静になった私は、状況を整理します。つまりは、あの衝撃のせいで他人の心
の中で思ったことが、自然とわかってしまう、そのような答えにたどり着きました。でも、信じたくありません。もしそれが本当
だったとするならば、さっき聞こえた「出来損ない」が、お母さんの本心となってしまいます。私のことを誰よりも愛し、育てて
くれたお母さんがまさかそんなことをおもっているなんて―――。
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書き込み量が多すぎていっぺんに書き込みできませんでしたあああああぁぁぁああ!!!!!wwwww
もういっかい続く

14:凹み過ぎた空き缶:2012/08/08(水) 16:10 ID:rNs


「この頃からです。私があまり感情を出さなくなったのは。誰も傷つかないように、そうするしかなかったのです」
この小さな少女から語られる言葉は、そのとおり、内心を読み取ることのできない声音と顔で語られた。そんなことがあっただな
んて思いもしなかった。友人に殺されそうになって、そのときの衝撃のせいで思ったことがわかってしまう…。言葉にできないよ
うな出来事だ。茶化すことだってできない。ただただ、同情するしかなくなってしまう。でも、それはきっと彼女の望むことでは
ないだろう。話し、同情され、話し、同情されを繰り返してきた彼女の望むことでは。
「咲希さんは、この話を聞いて、どのように思われましたか? 純粋無垢な少女と思うだけでは…っ…なくなってしまったでしょう?」
そう言う霧香の声は、少しだけ、泣いているようにも思われた。私は、霧香の体に手を回し、強く―――強く抱きしめる。
「霧香は悪くない。なにも、悪くない」
「っ…でも…」
「悪いのは、正しいことをしようとした霧香ちゃんじゃない。裏切り更に裏切った友達のせいじゃないかな?」
「涼、さん」
「だってそうでしょう? 違う? 屋上から突き落とすって時点でもう友達が黒でしょ。お母さんが自殺と思っているのも、その友達
がごまかした、的な」
「涼の言うとおりだと思う。なあ霧香、自分が悪いって思い込むのは駄目だ。そういう考え方してると、小さくなっちゃう――自分が。
だから、ちゃんと考えなくちゃ駄目だ」
「う、あぁっ…さき…さぁん…っ」
霧香が、声を上げて泣く。幼い子供のように、声を上げて。ずっと、辛かったんだ、霧香は。人と近づけないことに苦痛を感じていた。
そうだよね、霧香。でも、もう、大丈夫だから。私たちが、助けてみせる。絶対に。
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やったー\(^o^)/長い長い過去編が終わったー\(^o^)/疲れたー\(^o^)/宿題やらなきゃorz
約三回に渡る見事なシリアル展開だったワケですよ。一発ネタ入れたいなーとか思ってたけど無理だ。雰囲気壊しスキルは持ち合わせていない。
次回からきっと解決編。のはず。もしかしたら茶番…
泣くの予測変換で(´;ω;`)が出てきて吹き出してしまった。

15:凹み過ぎた空き缶:2012/08/08(水) 22:29 ID:rNs

一日何回書き込むんだよ…やべえこれは完全なる現実逃避。
というか、見返してみたら公園=人がいるところで霧香を抱きしめたことになるんだよね。いちゃいちゃするなら家でやれ
そしてまさかの霧香サイド。違う視点から書いてみよう企画(うそ)
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 「本当に、話して良かったのかな…」
やけに眠い目をこすりながら、霧香は一人呟く。現在地は自宅の自室。親が共働きで忙しく、まだ帰ってきてはいない。姉も
いるが、そちらは現在旅行中である。この前も友達と写った写メが送られてきて、楽しそうだな、と思った。
 あの件から2年も経つが、霧香の人間関係は直らず、である。友達はいない。だが、不思議と寂しい、と思うことはなかった。
事件から翌日、家に戻った霧香は姉の霧江にその一件を話した。話したくはないような黒い話題だったのに、なぜ話すことがで
きたのだろうと今でも思う。最初は恐れられる、と考えていたが、霧江は特に恐る様子もなく、むしろ興味津々だった。知られ
ないようにしないとねーとか私に譲ってください! とまで言われたこともあった。意外と嫌になるよ? と言うと霧江は決ま
ってある言葉を口にしていた。なんだったかは思い出せない。
(正直言うと、咲希さんも涼さんもどっちもあてにしてなかったんだよね)
咲希に気づかれたときは、しまったと言ってしまいそうになった。だけどそんなの気にすることなく、むしろあちらから歩みよ
ってきたのには驚いた。でも、その動機がちょっと変態チックで引いたりもした。でも最終的にはとても頼りになる人達だった。
でも最後、咲希に思い切り抱かれたときはちょっと…というか、とてもとてもどきどきしたけれど―――――
「……っ〜〜!!」
思い出すだけで体が熱くなる。しかもその時すごく泣いてしまっていたから、熱さ2倍だ。人前では絶対に泣かないと決めていた
のに、なんであの人の前では泣いてしまったんだろう? 答えは思うより早く出てきた。あの人になら、全てを委ねることができ
る、というのが、多分答え。半分答えではないと思うけれど、きっとそうだ。むしろ、私は咲希のことを…。
「―――ああああっ! もうっ!!」
駄目だ、今考えても仕方がない。明日じっくり考えよう。今日約束した日時だと、明日も二人に会えることになっている。
 明日も、会える。
 無意識にそんなことを考えていることには、気づかなかった。
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もう半分百合小説にしてもいいですか。自己満足小説だからいいか。というかもう完全に咲希さんが主人公な件。
涼さん工エエェェ(´д`)ェェエエ工


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画像お絵かき長文一行