夢の世界であった人
唯一私に優しくしてくれた人
きっともう会えないだろう人
それでも私は彼に恋をしてしまったの
現実の彼を知っている
あったことはないけれど
彼は人気者だから
私もファンの1人だから
しっている
応援だってしてる
自分が夢みすぎだってことも
自分が一番知っている
それでもきっと誰かに愛されたかったんだろう
本当は彼じゃなくても良かったのかもしれない
でも
彼から与えられた優しさに溺れてしまったの
彼の暖かさが
ぬくもりが
忘れたくてもへばりついて来る
体験したのは夢の中なのにね
彼が私に気づいてくれればいいのに
なんてね
叶わない夢
届かない希望
そんなもの
捨ててしまえれば…楽なのに
私をあなたの苦いコーヒーで突き放して
溶かして消えさせてくれれば楽なのに
私を消す呪文を
唱えて
今日も私は
愛に飢えている
真の私は愛に飢えている
それを今日も隠すの
気持ち悪くて歪んだ私を
愛に飢えている私を
1人で抱えてるの
この世界は
人気者とそうでない人とで
だいぶ違う
いいなぁ
彼は人気者で
私も誰かから愛されたいよ
誰か私に気づいてよ
愛してよ
構ってよ
ひとりにしないで
私は1人になるために生まれてきたんじゃないの
出来損ないでも生きているの
だから
だから
…ねぇ
私を__ろして