花から木々まで、大小あらゆる植物に飲まれ、足元にビルの瓦礫や赤い屋根の見える街。
此処だけじゃない、此処に来るまでもこうだった。
苔むした自然と奇ッ怪な生き物に溢れ、人の気配のない世界は不気味。
これがこの国だけの話なのか、海の向こうを知る術には、とっくに木が生えていた。
方向なんて分かりゃしない、まるで世界があの日から樹海に生まれ変わるような
その世界に、高い塔が建っている。
枯れない桜の舞う砂利道は微かに自然以外の匂いを漂わせ、あきらかに異質であった。
そこで私は、懐かしい違和感の正体を、見た。
「上がってきなよ、んで手伝いなよ。どーせ暇なんでしょ?」
ーー『東京塔神社活動録 冒頭』ーー
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