秘めやかに、密やかに
今日もあの人の背を追って
>>2-4
「 えぇ、彼女でも作っちゃおうかなー……なんちゃって。」
名前 / 【本名】桐生 等(きりゅう ひとし)・【偽名】桜庭 義隆(さくらば よしたか)
年齢.性別 / 一応22歳(本当の年齢はもう少し上)・♂
性格 / 周りの住人と絡む時は表情豊かでナルシストを拗らせている少し間の抜けたお兄さん。本性は淡々として掴み所のない、いい意味で暗殺者に適した性格をしている。相手を悪人と見なした場合容赦はせず今まで数十人ほどの人間を殺めてきたが未だに罪悪感を感じたことがない。「悪人は死んで当然なのだから」と自己暗示をかけているからだろうか。だが、出来るだけ無駄な殺しはしたくないようで相手の人間性について少しでも疑問に思った場合任務遂行を延期しターゲットの本性を見破ってから殺.すか見逃すかを判断する。それは良心が痛むとかそんな理由ではなく、ただ単に意味の無い殺しは自分の「正義」に反するから。善悪の判断が極端で例えるなら1と100でしか区別できないような単純な人間。本当は直ぐに任務遂行する方が楽なのだが今回の任務は特殊な為仕方なく張り込みのような形で館に身を潜めている。頭の回転が早く常に冷静な状況判断を怠らない。が、予想外の行動を取られた場合は強引な手段に持って行くところがある。基本的に大胆な行動を避けてじっと暗殺の機会を待つ傾向がある。
容姿 / 中途半端に伸ばした茶色がかったくせ毛を一つに束ねヘーゼル色の瞳の下にはうっすらクマができている。相手に弱々しい印象を与える血色の悪そうな肌、唇は全て化粧によるものである。職業柄変装はお手の物であり、この姿も本当の容姿ではない。地毛は黒髪だし元の瞳の色は黒。身長は178pと日本人の割には長身。化粧で隠せないのかうなじに刃物でかっ切られたような傷跡がある。通信制大学に通っている学生という設定でこの館に住み着いている為、服装には特にこだわっていないが首の傷を隠せるようなセーターなどを着用したりしている。また、小型の暗器を体にしまい込んでいる場合は体の輪郭線を強調しないようなゆったりとしたカーディガンを羽織ることもある。ちなみに寝る時は化粧とカラコンは落とす。また変装といっても顔立ちが丸々変わってしまうような技術は持っていない。
備考 / (3) 暗殺者 一人称は俺 二人称は君、呼び捨て、お宅
中流階級生まれの元警察官。元々正義感が強く始めのうちは熱心に仕事をこなしていた。数年前に起きたデパート大量殺人事件の時もうなじに深い傷を負ってまで犯人を捕獲する為率先して最前線に立ったりなど職務を全うしていた。しかしその一方で彼は警察の闇、所謂汚職事件にも感づいていた。同僚が賄賂を貰って悪事を見逃していたこと、上司が激しい罵声を浴びせてまだ幼い少年に自白を強要していたこと。その事を覚悟を決めて上に報告しても都合の良いように処理されてしまっていたこと。自分が正しいと思った事が何故間違ったようなものに扱われてしまうのだろうか。そう考えるうちに彼は自分が掲げていた正義とは一体何だったんだという深い絶望に陥った。今まで真面目に模範生として生きてきた彼には耐えられなかったのだろう。何もしたくない何も考えたくないというような倦怠感が彼を襲い、所謂「うつ病」に近いような状態になってしまったのである。(この時点で体調を崩し既に辞職している。)そんな時に手を差し伸べてくれたのが「国」だ。何故国が元警察官の自分を雇ったのかは分からない。だが、高い報酬金をもらう代わりに依頼したターゲットを仕留めるという違法でもあるこの仕事に惹かれてしまった。もう彼の人生は終わってしまったようなものである。彼の心にあるのは「正義」だけ。その正義さえも歪んでしまっている事に彼はまだ気づいていない。最早ただ淡々と命令に従うだけの木偶の坊のような人間に成り下がってしまったのである。
【ロルテを分けさせていただきます。】
ロルテ /
「どうも初めまして、桜庭義隆です。つまらないものですが……ってお姉さんめっちゃ別嬪さんですね。」
(とある午後の昼下がり、引っ越し恒例の挨拶回りで相手の部屋を尋ねると礼儀正しく挨拶をする……という事はなく、ナンパのような軽口を叩き始める。粗品であるタオルを手に軽薄そうな笑みを浮かべるその姿はどこからどう見ても俗に言う「キモ男」だろう。しかし多少はメイクで誤魔化しているもののその端正な顔立ちは彼の不適切な言動を和らげている。本当はこの館に来る前「国」から彼女についての資料を配布され顔も生い立ちも全て知っているはずなのだが……。扉の隙間から少しだけ見える彼女の部屋をちらりと見て部屋の一部分の構造を把握した後羨ましそうな顔で冗談を交えながら会話を繋げようとする。だが、これも今の行動を怪しまれないようにする為の彼なりの言い訳である。相手は探偵だ、油断はできない。)
「お宅の部屋、日当たりが良さそうで羨ましい。今度昼寝をしにここへ来ても良いですか?……冗談ですよ。」
【>>13の者です、長々とすみません。pf完成いたしました。選考結果お待ちしております。】