どうも、スレ主ことなかやっちです。前々から「いろんな方とオリキャラで物語つくってみたいな〜」と思っていたので、たてさせてもらいました!
ここでは、スレ題のとおりオリキャラ達に異世界に行ってもらいます。その世界でみんなで過ごしていく、みたいな感じですね。>>2に詳しく紹介します。
>>2 世界観について
>>3 pfの出し方
>>4 注意点
【私も交流・仲良し板が良いと思います!】
43:なかやっち:2020/08/13(木) 16:06 【>>42ご意見ありがとうございます!
作ってきました〜。URL貼った方がいいかな?( ・∇・)】
【…いっか(めんどくさかった人)】
45:冷徹なる暗殺者◆3.:2020/08/13(木) 16:09【一応、移動しやすいようにURLを貼ると良いかもですね!】
46:なかやっち:2020/08/13(木) 16:1447:なかやっち:2020/08/13(木) 16:15【URLの貼り方よくわかってないんですが…できてるかな…?】
48:冷徹なる暗殺者◆3.:2020/08/13(木) 16:17【こっちの方がわかりやすいかも?http://ha10.net/test/write.cgi/yy/1597302296/l2】
49:なかやっち:2020/08/13(木) 16:19 【>>48
ありがとうございます!!(*´ω`*)】
【いえいえ〜。(*´∀`)ノ】
51:天:2020/08/13(木) 21:03【そう言えば肝心な本編の方は……( ˙꒳˙ )】
52:なかやっち:2020/08/13(木) 21:13【私が>>20に投稿したので、次はソーニャさんですね( ・∇・)】
53:冷徹なる暗殺者◆3.:2020/08/13(木) 21:16【向こうでだいたいの設定が出来てから始まると思いますよ〜。】
54:ソーニャ◆3.:2020/08/13(木) 21:26 ソーニャ
「……あら、こんなところに魔族がいるだなんて珍しい……」
目が覚めると見知らぬ森の中にいた事に困惑する魔耶の前に黒いコートに黒いブーツと黒装束に身を包み、両手を体の後ろで組み、白く長い髪が森に吹き込む風に靡いて何処と無く妖艶かつ不気味な雰囲気を醸し出した女性が佇んで魔耶を見ている。
ほんの少しの沈黙の後、黒い手袋を付け右手を自分の顎に添え、背中から生えた魔族特有の黒く大きな蝙蝠のような翼を見て魔族であると見抜くと、誰にともなくそう呟く。
【すみません!ちょっと遅れてしまいましたが、>>20さんへ返信しておきました!これって全員で順番に一つの場面に投稿して行く感じですか?】
56:なかやっち:2020/08/13(木) 21:39 >>55
【そうですね!次に会話をする人を指名するのもいいんですが、それだとどうしても出番が減ってしまう人がでて平等ではないので順番でお願いします!】
【ちょっとお話を進めづらいかもしれませんが…( ̄▽ ̄)】
58:リンファ◆os:2020/08/13(木) 22:11 「誰?誰かいるの?」
(ふと聞こえた声に反射的に声を返してしまい、返したあとでもし敵ならば戦うまでか、と考え。ゆっくり声のした方に歩き、二人の姿を確認してからさっと期の後ろに隠れ)
【投稿しました。次の方どうぞ。こちら側の都合で明日明後日のお昼は返せませんので、お昼は私の順番を飛ばしていただいて大丈夫です、申し訳ないです><】
【そうなると、一人の返信遅れが全体の足を引っ張ってしまうことになるかも……
(´;ω;`)】
(目が覚めたらひたすら森だった。とりあえず一秒だけ硬直しておいて、見知った顔を探す······居ない。
彼女らしくなく少し慌てて索敵魔法を起動させる。)
「(あの子じゃない······けど、敵意はないっぽい三人)······?」
(しかも結構近く、ということで反射的にそちらに視線を飛ばすと、人の影が見えたので、一応警戒しながらそちらへと歩いていく)
【少し反応遅れてしまいましたかね?次の方どうぞ。】
(広い森の中で、4人の女性が巡り合う中、
地面から、微かに[ゴボゴボ…]と音がする。
それは暫く続いて、突然止んだ。しかし、
それを合図にしたかのように、それは現れた。
巨大な木の幹の一部が溶け、這い出したのは、
明らかに普通ではない、特異の様相を呈した男。)
「───誰、なんだァ?せっ、せっかく、
気持ちよく、眠ってたってェ、のによォ……!」
(それは明らかに怒りを露わにしている様子で、
ざっと立ち上がると、ドロドロの木の幹へ、
大振りな左引っ掻きを振り抜く。すると、
[ドボォォッ]という大きな音と共に飛び散り、
大木はそこから[メキメキ…ッ]と音を立て、
派手に煙を上げながら倒れた。)
「誰、なんだァ…?邪魔、者はよォーーッ!!」
(出来るだけ響く様、思い切り怒りを叫ぶ。
男は、本気で眠りを妨げられた事に憤っていた。)
【はい、私の1ターン目が完了しました。
では、次に(っ'-')╮=͟͟͞͞〇パス】
魔耶
「…うわっ⁉な、なに…!?」
(いるとは思っていなかった人間(?)達に話しかけられて驚いたのもつかの間、その驚きをかき消すほどの怒声が森いっぱいにこだました。反射的に声のした方へ視線を向けると、人の形は留めているものの、人とは違うゾンビを連想させるような容姿の男が大声で叫んでいた。魔耶に話しかけてきた人達に敵意は感じられなかったが、この人は明らかに敵意と殺意をむきだしている。男を見てすぐ、魔耶は身の危険を感じた)
魔耶
「ちょっ、なんか怒ってるっぽい……ど、どうしよう…」
(男の言動や態度から、何かに怒っているのは一目瞭然だが…男は完全に頭に血が登っているようで、話し合いなんてできそうもなかった。だとしたら…気は引けるが、戦って頭を冷やしてもらうしかないだろう。魔耶に話しかけてきた女性達に質問を浴びせたいところだが、それは男を落ち着かせてからでも大丈夫だ。まずは目の前の問題を解決しなければ…)
魔耶「…戦うか……あ、君たちはちょっと下がってて…!危ないから…」
(自分の周りにいる女性はおそらくただの人間だろうと思ってる魔耶は、危ないから離れろと注意喚起をする…)
【すみません、ちょっと長くなってしまいました( ̄▽ ̄)第2ラウンドじゃ〜!】
ソーニャ
「あら、人気のない場所だと思っていたのだけれど……大勢の異種が集まったものね?まあ、良いか。」
此方を見付けると、樹の影に隠れ様子を伺っている濃い銀色の長髪にワンピースを着た女を見る。異形の特徴である翼や角等は無いものの、その感じられる雰囲気からして人間では無いと思われる。
おそらく身長は130cmほどだろうか?この場に現れた者の中で一番小柄でありながらも、その体外にまで溢れる莫大な魔力を放つ小人?が現れるとそちらを見る。樹の影に隠れて様子を伺っているリンファとは対照的に、警戒しながらも離れた場所から此方に向かって歩いてくるその姿を見る。
現れた二人は明確に警戒心は持ってはいるものの、此方に対する敵意や殺意は感じられないことから、おそらく私の事は知らないのだろう。
ソーニャ
「これはまたインパクトのある人外……いえ、異形が現れたわね?……ええ、此処は貴方に任せる。」
魔耶、リンファ、ゾラと三人を順番に見てその立ち振舞いから各々が持つ能力や性質、種族を推察していた中、傍にあった樹が突如崩壊……いや、溶解し始めたのを見て顎に当てていた右手をゆっくりと降ろす。
溶けた木の中から現れたはこの場に集った者の中でも一番の異形、いや"異様"であるレヴナントのシヴァーナ。
彼は他の三人とは違い、警戒心だけでなく、明らかな殺意を此方に向けているため、右手首を左右に少し捻ってコキコキと音を鳴らし、何時でも攻撃できる体勢を取っている中、魔耶がシヴァーナと交戦する様子を見て、四人の居る方向とは別の誰もいない方向に向かい、四人全員と5m以上の距離を開けようとする。
敵対者の排除のためと言えど、任務以外の不必要な戦闘をする事も、わざわざ自分から手札(戦法や能力)を判明させる必要も無い、彼女が戦うと言うのならばそれに乗じよう。
【ちょい長くなってしまいましたが、次は短めにまとめられると思います!】
「…ちょっとなんなのよ。」
(自分よりも小さく非力そうな少女に下がれと言われ片眉を上げ見守る。出会って間もない少女に信頼を置けるほど心の澄んでいない彼女はとりあえず任せてしまおうと考え、ゆっくり下がってから人間離れしたジャンプ力で木に登り。)
【遅くなり申し訳ないです、次の方どうぞ】
「うーん、と······」
(木の影で足を止めて、ひとまず交戦している少女と男、それぞれに索敵魔法で敵意を調べる。結果、男には明確な敵意があった。少女の方はというと······一応こちらを守ろうとしているらしい、敵意はほとんどない。他の二人······どうやら戦闘に参加する気はないようで、距離を取ったり木の上に登ったりしている。見ると男は周囲のものを融解させるらしい、まあ距離を取るよねと考えつつ、こちらはどう動こうかなと全員を観察する。)
【はぁい、ちょっとおかしくなった気がしますが次の方どうぞ。】
「周り、の奴は、様子見のつもり、かァ…?
だが、関係ねェぜェ!全部、全〜部、溶かすッ!!」
(そう言い、[ズチャ…ドチャ…]と固いはずの
地面から妙な音を立てながら歩き、
別の木の前まで来たところで立ち止まる。
すると、突然その木に飛び掛り、消えた。
間髪入れず男が飛び出てきた場所は、地面。
それも、真ん中で構えていた魔耶の目の前から。
男はその勢いのまま、高く飛び上がる。)
「まず、はお前だ。ボロ、ボロになっちまえェッ!!」
(そう言いながら、両手を前へ突き出しつつ、
標的、もとい魔耶を目掛けて急降下してくる。)
【2周。中々良い感じですね(っ'-')╮=͟͟͞͞〇パス】
魔耶
「……ッ‼」
(男からの頭上攻撃に反応し、反射的に右に避ける。自分がさっきまで立っていたところを振り返ると、地面がグズグズに溶けていた)
魔耶
(…さっきも地面を溶かしてたし、あの男の能力はものを溶かす能力、かな…?溶かしてるものは全部触れて溶かしてるから、直接触れなければ…)
(そうは考えたものの、魔耶の能力は物を作り出す能力。作ったものを溶かされてしまえばダメージを与えられない。それに、剣や槍での直接的な攻撃は自分も一緒に溶かされてしまう危険がある…)
魔耶
「…どうしたものかねぇ…」
ソーニャ
「(どうやらあの死人の能力は"溶解"であり、発動条件は手足問わず直接触れる事……発動までのラグは殆ど無く、触れた瞬間に発動し、溶解速度のバラつき具合から溶解速度の調節も可能……)」
ソーニャはどちらの加勢もせず、宣言通り二人の戦闘の様子を伺っている。シヴァーナにやって溶解した木や土を見て、それぞれが異なる速度で溶解している事から、溶解速度の調節も可能であると推察してみる。
ソーニャ
「(おそらく、死人の能力についてあの魔族も気付いていると思われるのだけれど、その様子が無いと言うことはつまり、反撃する余裕がない?いや、反射的にとは言え、充分に回避する事が出来ている以上、それは考えられない。彼女の能力もまた、"直接触れる必要のある能力"なのか、それとも溶解対象とされる"物質系統の生成や操作能力"かのどちらかを持っていると考えられるのだけれど……彼女の触れているモノには何の変化も見られない以上、おそらく後者か……)」
更にそこから反撃に転じる様子が無い魔耶の様子から、彼女の能力についても推測し、その能力の発動条件や内容についてまで考察し始めている。
「······」
(もうそろそろ不味そうだな、と思う。おそらく魔耶は、次の攻撃を避けられないはずだ。······そしてドロドロになって死ぬ。······そこまで考えて、ふと別の思考が生まれる。────もし彼女を見殺しにしたとして、そのあとはどうする?周りで様子見している者達が友好的だとは限らない。そもそも相手を倒せるか分からない。つまり、今後のことを考えて、だ。人情ではなく、実利的に、魔耶を助けようと判断する。)
『······メテオ』
(小さく呟き、男の真上に小さな隕石を生み出す。元よりこれで倒せるとは思っていない、溶かされて終わるだろう。なので時間稼ぎ、禁忌ではない普通の魔法である。)
【(っ'-')╮=͟͟͞͞🌔インセキ
次の方どうぞー。】
「避け、られたの、かァ…?案外、素早、いなァ。
なら次、は、もっと……、ァあ?」
(上から何か聞こえた。頭上を見上げると……。
小型の隕石。男目掛けて飛んできている。
突然の出来事に対し、男が取った行動は……。)
[ガシィッ][ジュゥゥウッ!!](受け止める事だった。)
「なん、の偶然かは、知らねぇがよォ……。
なんて丁度、よく、降って、くれたモンだなァ!!」
(男は、手に伝わる高熱をものともする事なく、
隕石を手から落ちない程度の泥状に溶解させる。
そして男が、それを用いて始めたのは……、)
[バクッ!](あろうことか、それの摂食だった。)
魔耶
「はぁ⁉た、食べた…⁉」
(目の前で対峙している男があろうことか隕石を受けとめ、そしてそれを摂食するという不可解な行動をとったため、魔耶は驚きの声をあげた。人間ではないのは見た目で分かりきっていたが、まさか隕石を食べてしまうとは…)
魔耶
(……でも、これは逆にチャンス…!今のうちに攻撃すれば、攻撃は防げないはず…!)
(バクバクと隕石を食べ進める男に驚きはしたが、むしろ食べるために両手を塞ぎ、意識をそらしているこの隙は大きなチャンスだと考える。なぜ食べているのかは分からないが、この隙を逃すわけにはいかない。そう考え、魔耶は能力を使って何も持っていない両手に双剣を握らせる)
魔耶
「お食事中に攻撃するのは気が引けるけど…これでもくらえっ‼」
(タタタッとかけだし、隙だらけの男のお腹の辺りを狙って双剣を振り上げた)
[ドスッ!!](双剣は、男の腹に突き刺さった。)
「……それが、お前の、の、能力、かァ?」
(にも関わらず、男はそれを意に介さず、
相手の能力を知った事に対する言葉を放つ。)
「武器、あるいは条件、に合うもの、なら、
なんでも…生成、だっけ?出来る、のかァ?」
(まだ食べて居ない分の隕石だったモノを捨て、
刺さった状態の双剣の、刃の部分を両手で掴む。)
「こんなモンをよォ、振り、回して……、
オレを、倒せるとでも、思って、たのかァ?」
(そう言うと腹から双剣を勢いよく引き抜き、
血の流れる腹部を見て、男は……、)
[ドボォォッ!](口から、食ったばかりのはずの
隕石だったモノを少量、腹部へ向けて吐いた。
それは傷口を綺麗に塞ぎ、やがて固まった。
治癒能力の無い事が弱点のレヴナント、
それを補う、即席カサブタと言う事らしかった。)
「オレは、不老不死の、レヴナント、だから、
痛くも痒くも、ねェし、疲れも、しねェ…、
けど、血が流れ、過ぎると、人と同じ、様に、
上手く、動けなくなる、だから…こう、した。」
(能力の応用、見た目に反し、頭は冷静だった。)
魔耶
「ッ……‼は、はは…やっぱり物理はだめか…倒せるとは思ってなかったけど、まさか隕石を使って回復しちゃうなんてね…」
(そういって双剣を消し、後ろに下がる魔耶。そのまま双剣と自分を溶かされたらたまったものではないと考えたからだ。
…どうすればこの男を倒せるのであろう?物理で攻撃しても回復されてしまうし、なにかで男の動きを封じようにも、魔耶の能力でつくったものは溶かされてしまうだろう…
そこまで考えたときに、ふとあの男の先程放った言葉が頭をよぎった。『血が流れ、過ぎると、人と同じ、様に、上手く、動けなくなる…』
その言葉を思いだし、魔耶の頭にあるアイデアが浮かんだ。といっても、そのアイデアは特になにか工夫するわけでもない、魔耶の能力と魔力を使った単純な攻撃だ)
魔耶
「ごめんね、レヴナントさん……君には、ちょっとだけ動けなくなってもらうよ…!」
(正直、この作戦は魔耶の魔力とシヴァーナの耐久勝負だった。
魔耶は手のひらに魔力を集め、小さな熊のぬいぐるみを三つ作った。そのぬいぐるみは三つとも小さくて鋭利な剣を持っている。そして、魔耶はそのぬいぐるみを空中に浮かせた。三つの小さなぬいぐるみがふわふわと空中を漂う。魔耶が操っているのだ。
魔耶は能力でつくったものを操ることができる。しかし、それは三つまでが限界だ。それ以上一度に操ると魔耶の魔力がもたないからである。三つ操るのでも、かなり魔力に負担がかかった。もって数十分といったところか。
魔耶が考えたアイデアは、自分の魔力がなくなる前にぬいぐるみ達を操ってシヴァーナが貧血をおこして動けなくなるほど切り刻むか、魔耶の魔力が尽きてなおシヴァーナがぬいぐるみから受けた傷を治しきる…又は、魔耶本体を倒せるかという耐久勝負だった)
魔耶「…勝負だ‼」
(魔耶はそう言うと、三つの小さなぬいぐるみをシヴァーナに向かって飛ばした)
【めっちゃ長くなった】
75:リンファ◆os:2020/08/19(水) 00:42 「ほう…?」
(目の前で繰り広げられる戦いに久々の高揚感を覚え、ニヤリと口元を揺るがせる。
それにしても、あの男は何なの?誰かの知り合いってわけでもなさそうだし…大方、この森にすみ着いてた何かかしら。人間って線はないわね。それは、あの男だけじゃなくって、多分ここにいる自分を含む全員が…。と考察する。さて、このまま傍観を決め込もうか、それとも楽しそうな方に混ざるか。そうして、呟く。)
「そんなの、決まってるわよねぇ…。」
「そう、来ると思ったぜェ!これでも食らえッ!!」
(飛んでくるぬいぐるみ達を見てそう叫ぶと、
先程とは段違いの量の捕食物を吐き出し、
2m弱の高さの壁が出来上がる。ぬいぐるみは、
[ベチャッ]と壁にぶつかった後は時間を掛けず、
壁は元の隕石だった時の硬さを取り戻し、
ぬいぐるみは身動きがとれなくなってしまった。)
「よォく、よォ〜く覚えて、おくん…だな。
敵に弱点を教える時って、のは……2つある。
1つは、敵の意識を、そこに向け、させる時…。
もう1つは…勝利を、確信してる時だァッ!」
(言い終わる前に男は両の拳を握り締め、
地面へ、思い切り握った拳を叩きつける。
すると、周りの地面が僅かに揺れた後、
──少しずつ、周囲の物が沈み始めた。
木も、石も、動物も、全てが───
地面の中へと、飲み込まれ始めていた。)
「『アブサード・グレイブ』、ここも…、
あ̀の̀場̀所̀の様に、更地にして、やるぜェ…!」
「アンタちょっと黙りなさいっ!!」
(乗っていた木から勢いよくジャンプしシヴァーナの横へ移動すると、スッと、5本の黒いナイフを取り出しシヴァーナへ容赦なく投げ、上記を大声で言う。小さな体に見合った細い腕から投げられるナイフは思いの外早く、常人がよけきれる速さではない。
…。まあ、もちろん、こんなんで倒せるとは思ってないけど。注意をひきつけられれば上出来ね…)
魔耶
「あっ!ぬいぐるみが…くっ‼」
(せっかくつくったぬいぐるみを封じられ、仕方なくぬいぐるみ達を消しながら自分の翼を広げて空中に逃げる。間一髪、魔耶は自分が飲み込まれる前に地面からの脱出に成功した。)
魔耶
「…はぁ、危なかった…なにあの技……って、あれ?」
(空中であのレヴナントの動きを見ようと地上を見下ろすと、先程まで木の上にいたはずの女性が男に向かってナイフを投げつけている…女性の立っている地面は、男に近いためか能力の影響を受けていない様子だった)
魔耶
(え、なにあのナイフのスピード……あの人、もしかして人間じゃないのかな?見た目は人間に見えるけど……あ、確かによく見たら人間とは雰囲気が違う………なんて思ってる場合じゃない!あの人が戦ってくれてるんだから、加勢しないと…‼)
(魔耶に加勢したリンファの投げた5本のナイフを、
男は2本は躱し、残りの3本は右腕で咄嗟に受けた。)
「くどいぜェ!この程度のダメージ、なら、
オレに、とっては、なんて事はァねェぜェッ!!」
(そう言いながら、右腕に強く力を込めると、
突き刺さったナイフに亀裂が入り、刃は砕けた。
身体に残った刃の欠片が溶け、またも傷口を塞ぐ。)
「飛べる相手、に、この技は意味を、成さない。
そう思ってやしねぇかァ?それは間違い、だぜ…。
全てはオレ、の考える、処刑ルート通りだァッ!」
(そう言うと、以前として森を飲み込み続ける
ドロドロの地面の中へと、飛び込んでしまった。)
「別に最初からこんなんで封じられるとは思ってなかったけど…地面の中なんてずいぶん卑怯なことしてくれてるわね…」
(じぃっと男の消えた部分の地面を眺め、さて…と考える。おそらく、相手に何を投げても、すべて飲み込まれてしまうでしょうし…。能力を使うべき?いや、まだ早い。)
「血をたくさん流させる方法…。幾ら傷を作ってもすぐに塞がれちゃうんじゃいつまでたっても無意味か」
(んじゃ、ちょっと苦しんでもらおうかしらね、とそこまで呟きシヴァーナが見ていない隙にナイフを取り出し、何かを塗って、もう一度ナイフを放つ)
「(なんだァ…?またナイフ、が飛んできた…?
1本受けちまっ、たが…変な匂いが、するな…。
まぁ毒か何か、なら…心配は、要らねェかァ?)」
(地中で攻撃の準備を進める中に、またも妨害。
何か妙な匂いで、何かが仕込まれているとは
分かったものの、どうせ毒か何かだと思った男は
それを特に気に留める事はしなかった。)
[ザバアァァァッ!!](突然、派手な水音と共に、
地中から巨大な柱状の岩が飛び出してくる。
直後、男も合わせて地上へ勢いよく飛び出した。)
「これで仕上げ、だ…、生き、ては帰さねェ!」
(飛び出した勢いのまま岩の頂点に飛び乗ると、
真上へ向け、捕食物を大量に吐き出し始める。
何処に入っていたのかと疑問になる程の量の
それは、遥か高い空の上で各々に散ってから、
地上へ向け降ってくる。──硬化した状態で。)
「『ニードル・ストーム』、オレの奥の手、だ。
この雨を、生き残れる、なら、やってみろッ!」
(──その言葉と共に、空が襲いかかってきた。)
「はっ?!」
(突然降り注ぐモノを勢いよくよけるのに精一杯で、能力を使う前に男の横からそれてしまう。
しまった、けどアレはなんなの?とにかく、ナイフに塗ったのが乾く前に能力で内側からどうにかしないと…。
あのナイフはあくまで目くらましで、ただの毒が聞くとも思えなかったが、強運で毒の濃度を濃くしたり、内側から敵を溶かすでもできればいいのだ。それまでは少し時間を稼ぐ必要があるが、まずは降ってくるものをよけよう、とまた彼から遠ざかる。)
「············動こうかな」
(隕石が呑み込まれた辺りからしばらく様子を窺ってきたが、────そろそろ限界のようだ。今まで3人の行動を見て分析してきたが、おそらくあの雨を全てやり過ごせそうな者はそうそう居ない筈だ。なら、自分がやるべきだろう。それに、このままこうしていたら自分も貫かれて終わる────)
「(これ、少し辛いんだけどなぁ)『範囲拡大』」
(何かの前提詠唱、おそらく次に発動させる魔法のためだろう······
そして、ゾラの体が暗い魔法陣で覆われていく。)
「禁忌魔法『グラビティリヴァーサル!』」
(直後。
今にも降り注ごうとしていた、殺意の雨の落下が止まり、
そのまま、”空に”落ちていく。全てではない────だが、3人を守るには事足りる範囲の。)
魔耶
「…‼え、これ…あの人がやったのかな…?凄い…!」
(恐ろしい殺人雨が突然逆向きに落ちていくのを見て思わず感嘆の声をもらす。雨が逆に進んでいるのは自分達のまわりだけだったが、魔耶にはそれで十分だった)
魔耶
「…私も頑張らなきゃね…!」
(そう言って再び剣をつくると、シヴァーナに向かって急降下した)
ソーニャ
「そろそろ頃合いかしら?大方、全員の力量も能力も把握できた……」
両手を腰の後ろで組み、ひたすらにシヴァーナの攻撃範囲から逃れ、後方へ下がり、一切の介入も干渉もせずに傍観していたソーニャは地上へ降り注ぐ硬化した隕石の残骸を見て、自身の体表を魔力の膜によって覆う事で、対処しようとする。
山や地を削るような大技であればこの防御性能も即死から重傷にする程度の効果しか発揮できないが、隕石から感じられる魔力密度から、一般的に連想されるメテオよりも簡易的に発動できるようになった分、その威力も破壊規模も下がり、更に宇宙からではなく、上空から降り注いでいる事から本来の隕石よりも更に威力が下がっているため、これだけでも充分に防ぎきることが出来ると考えていた……が、どうやらその備えも杞憂に終わりそうだ。
おそらくフードを被った魔女によって天へ引き戻されていく隕石群を見て「元は自分の力を自分で捌くだなんて随分と滑稽だわ」と一人誰にも聞こえないように小声で囁く。
既にこの場にいる魔族の錬金術師、猛り狂う亡者、灰色の人外、フードを被った小柄な魔女らの力量と能力を推測し終えた。それぞれの能力や戦術に対する対抗策も講じ終えた。
抹消対象はこの場には居ないため、無理に此方から攻撃する必要性は無いのだが、この四体の人外達はそう遠からず帝国に仇成す存在へ変わる可能性があるとソーニャの勘が警笛を成らしており、四人を始末するか、それともその実力や能力を把握しておくだけに留めるかについて思考している。
「これ、あそこでダウンしてる娘のかしら」
(頭の上で起こる超常現象に目を見開き、冷静に考える。強運を使って毒の濃度を上げても無意味なら私の能力はおしまい…。だったら。そう考え、先ほどの黒いナイフで自身の手のひらを切りつける。一瞬痛みに顔をゆがめ、目をとじる。)
「私は可能性の高いほうをとるわ。」
(バッと右腕を上げ、戻ってきなさい、と静かにつぶやく。だれでもない、先ほどまで投げたナイフたちに向けた言葉だった。その瞬間、シヴァーナの体に刺さっていたナイフがシヴァーナの体を切り裂きながら、リンファのもとへ戻ってくる。これが、狙いだった。出来るだけ相手の体を傷つけながら、自分のナイフを操れるようにする。これくらいの強運なら、長時間使っても体力の消耗も少ない。そう踏んだのだ。)
「降ら、ねェ…?オレの、奥の手、が……。」
(空へ消える石の雨、荒れた大地、開いた傷。
一連の出来事は自然と、男を呆然とさせた。
しかし、それは決して長くは続かなかった。)
「何故だァ…?何も上手く、いかねェのは…?
オレの考え、通りに…行かねェ、のは……?」
(そう呟くと、内側から怒りが込み上げる。
『眠りを邪魔された』という、戦いの動機とは
また違う、より純粋で、より憎悪に満ちた怒り。)
「許、せねェ……、オマエら、には……、
死ぬ事を覚悟する時間も、与えねェェェッ!!!」
(男は天を仰ぎながら、激しく吼え猛る。
その咆哮とも思える叫びは、激しい衝撃と共に、
最早更地同然の森の中に、何処までも響き渡る。)
「グゥオァァァァアアッ!!!!!」
(狂気に満ちた雄叫びは大地をも震わせ、
叫びに呼応するかの如く、大きな地震を呼ぶ。)
ソーニャ
「あら、屍人にも考える知能があるだなんて驚いたわ。溶解させる能力の範疇から明らかに逸脱した力を行使している事が不思議だけれど、私の力は力の有無なんて関係無い……弱者にも強者にも等しく死(やすらぎ)を与えるだけ……」
シヴァーナが溶かし崩して形成したクレーターの外周にて、その能力による影響範囲から外れ、辛うじて残っていた樹の枝の上には白銀の長く美しい髪を風に靡かせ、目を瞑ったままシヴァーナの咆哮を、リンファがナイフを手元へ引き寄せる音を聞いていたソーニャは目を開くと同時に改めて戦況を見据え、誰にも聞こえないような小声で囁くように呟く。
ソーニャ
「さあ、生者と死人の戯れもこれで終わらせましょう?後に残るは猛る亡者でも、無尽の魔女でも、叡智の錬金術師でも、天運に愛されし女でも無い……久遠の刻を持ってしても満たされることのない虚無、そして終焉(終わり)を告げる死神(わたし)だけでいい……」
《スッ》
ソーニャは交戦し続ける面々から距離を取った木の枝の上に腰かけたまま、ゆっくりと両手を合掌させるようにして合わせ、この場にいる全ての者を消す……もとい、死の淵にある世界へと飛ばす事で完全に死滅させようと考える。
練り上げられた魔力を放ってはいるものの、シヴァーナが派手に暴れてヘイトを惹き付けてくれているお陰で誰も自分が何をしようとしているのかを察する暇も無いだろう。
魔耶
「な…っちょ…っ⁉」
(シヴァーナに攻撃を仕掛けようとしたその瞬間、大きな気配を感じて後ろを振り返った。後ろにいるのは、木の上に腰掛けている見知らぬ女性。私が目覚めたばかりの頃、初めに声をかけてきた人だ。…いや、この強大な魔力を持っている彼女は『人』…なのだろうか…?
…とにかく、あの女性はどうにかしなければならない。この男に攻撃しようとしているのなら、こんなに魔力を溜める必要はないはず……なら、この魔力は、ここにいる全員に向けられているのではないか…そう考えた魔耶は、急いで解決策を探し始めた。女性が何をしようとしているのかはわからないが、あんなに強大な魔力を使うつもりなのであれば、相当な規模の魔法か何かだろう…そんな魔法に対抗できるすべを、魔耶は知らない。…なら、私にできることは…
魔耶はその次の瞬間、勇敢ともマヌケとも言える行動をとった)
魔耶
「「…ぜ、全員!攻撃を止めて‼」」
(魔耶がとった行動とは…なんでもない、ただ大声で叫んだだけだ。…だが、これで全員に意識を向けてもらえれば、話し合いに発展させることができるかもしれない…そう考えたのだ。一瞬だけでいいから、戦意をなくしてもらえたら…)
ソーニャ
「(……少し距離を開けていた錬金術師に気付かれた……か。私が思った以上に勘が鋭かったみたいね?)」
ソーニャは練り上げた魔力を発動させて全員をまとめて葬ろうとした矢先、想定とは異なり、此方の動きを察知して振り返り、視線を送った後で"全員"攻撃を止めるように言った事からその全員と言う言葉の中には、直前まで視線を送っていた自分の事も含まれているのだと察すると、両手を降ろして能力発動を中止する。
勿論、戦意が無くなった訳ではないため、思考を即座に切り替え、再び全員をまとめて葬れるチャンスが出来ればそのまま再度能力を発動させて始末するための算段を練り始める。
戦場において感情的になる者、戦いに意味を求めたり英雄や勇者になろうとする者から先に命を落とす。その点で言えばソーニャが例え強行して能力を発動させる前に退避したり攻撃による妨害をせずに自分一人だけでなく、周りの者達にも警告して対処するきっかけを作ろうとした魔耶の判断は悪手と呼べるだろう。だが、ソーニャは直情的かつ短絡的に戦闘を繰り広げている者達であれば、何時でも消せると言う余裕からか、能力発動を止めて大人しく傍観者としての立場へと戻る。
【参加希望なんですが…入ってもよろしいでしょうか?】
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