保険を掛けておくけど結構なにも設定考えず書いてる
「なんとか間に合った...って、うわ....」
あのあと、結構急いで体育館までたどり着いた。ほんとにすぐそこだったんだけど。
こりゃまた随分人が多い。皆生徒に見えるけど、新入生はどれくらいいるんだろう?
....この人数が入る体育館もすごいよね。なんてすこしどうでもいいことを考えてしまった。
どこにいけばいいのかな?
「あのー、すみません!」
準備をしている上級生らしきお姉さんに話しかけてみた。緊張はするけどしょうがない
「新入生の子ね!あなたのクラスは....体育館の左側で列を作ってるわよ」
結構優しい人で安心した。左側か....あっ!
分かりやすかった。クラスを示すであろう立て札が、ひょっこり顔を出していたのだ。
「それじゃ、もうすぐ始まるから。座っててね」
「はーい」と軽く返事をして、私はその列に向かった。
...ご丁寧に椅子まで用意してある。座っててというのはそういうことなんだろう。
「っと...ここでいいのかな?」
椅子に座って周りを軽く見渡してみた。同い年ぐらいの子が何人もいる。
同じクラス...ってことは皆仲間になるんだね。
誰かに、話しかけてみようかな....?
ふとそう思って、隣りに座っている女の子に、声をかけてみた
「はじめまし...」
「わー! ななな、なんの御用で....!」
ちょっと話しかけたけだよ...この驚き方はちょっと大げさじゃ....?
「あ、失礼しました。私、初めての人が苦手で....」
「そうなんだ。ごめんね、急に話しかけて」
「いいんです。怖いけど慣れっこですから」
恥ずかしがりやみたいだけど、随分礼儀正しい子だった。見習いたい。
「生徒の皆さん、今から入学式を始めます」
女性の声でアナウンスが入る。ようやく始まるんだと思うと、また緊張してきた...
ステージに、誰かが上がっていくのが見えた。
「ルミナス魔法学校校長の、ホワイです。みなさんがこの学校に来てくれて、感謝しています」
って、えええ! あの人確か校門であった人....校長先生だったんだ。
「ルミナス魔法学校では、その名の通り魔法を勉強します。三年間学ぶ間、魔法を通じて
皆さんの夢や目標が光り輝くものになるように....それが私のお願いです」
私の夢か.....お母さんみたいな、魔法使いになること。叶うといいな、この学校で...。
その後も式は順調に進み、入学式は幕を閉じた。