某実況者さんのwrwrd!について語りましょう!
ちなみに主はut受け大好きです(˙꒳˙)
htos小説投下ー!急にえせほもosが書きたくなってしまって……。エロに走ろうとしたらほのぼのになったのでまた無理矢理エロに走ろうと努力したもの。地雷の方は注意です(文字数多いので分けます。)1/2
俺には秘密がある。まだ誰にも言っていない秘密が。
「おっ、マンちゃんだー」
「?あぁ、ひとらんかぁー。どうしたのー?」
声がかけられた方向へ体を向けると、白色の軍服に身を包んだ赤罰マスクの男、ひとらんらんがいた。
「いや、たまたま見つけたから声掛けておこうと思って。」
「そうめうかー。ひとらんは何やってたん?」
「丁度外道丸に餌あげたから食堂に行って俺もご飯食べようかと思ってたんだ。……あっ、まんちゃんも一緒に食べる?」
丁度自分も書類整理がやっと終わったところだったので適度に腹は減っており、誘われるままに彼について行くことにした。
食堂には誰も人がおらず、がらんとしている。
「あれ、ご飯まだ残ってるかな?あちゃー、全部なくなってる。まんちゃんは席についといて、ちょっと作ってくる。」
「わかっためう〜。」
白色の彼が料理の支度をしているうちに自分は考え事に走る。
さっきまで書類仕事をしていたせいか、まだ決算内容の数字が頭から離れない。トントンも比較的ゆっくりできるくらいには片付いたものの、何処かのガバガバ野郎や甘党脱走おじさんのせいでここのところ満足にご飯も食べられなかったのだ。あの戦争おじさんめ。勝手に一人で甘いもの食いに行きやがって。
最近とった食事は……えっと…だめだ、カ◯リーメイトと3秒チャージゼリーしか記憶にない。
そんなお粗末な自分の現在の食事事情を考えていると食欲をそそる出汁の香りが漂ってきた。とたんにきゅうと鳴る自分の腹により自分がどうれだけ腹をすかせていたのか思い知らされる。
そんな俺を見て彼はくすっと笑い美味しそうな彼の国の伝統料理、おかゆを持ってきた。
「まんちゃんずっと書類仕事だったでしょ?ろくなもの食べてないと思って消化にいいお粥にしといたよ。生憎甘いものは無かったんだけど、そこは勘弁してね。」
少し悪戯っぽい顔で笑った彼は鍋からお茶碗にお粥をよそい、俺の前に置いた。
「よく噛んで食べてね」
あまり幹部に対してご飯を作ってくれない彼の料理を食べられることに他の幹部より優越感を感じながら蓮華を手に取る。お茶碗からすくったお粥は卵粥らしく、美しい金色の衣を纏ったお米が眩しい。今って夜だよね?
丁度いい温度になるまでふぅふぅと口で冷まし、遂に口に入れた。
「〜〜っ!美味しいめう!!」
温かい出汁は椎茸からとったものらしく、あの奥深い味が疲れ切った体によく染み込んだ。
休めることなく手を動かして食べる。
向かいにいる彼はこの様子を眺めながら自分でも食べている。
いつの間にか鍋いっぱいにあったお粥はすっからかんになっており、それと比例するかのように自分の腹と心は満たされていた。
「本当に美味しかっためう!ありがとう!」
「喜んでもらえたらそれでいいよ。なんか疲れてたっぽいし、ちゃんと休んでね」
「この借りは必ず返す!何でもいいから考えといてや!」
お礼を言い、食堂を出た俺は聞こえなかった。
ひとらんが一人微笑み、
「「何でも」かぁ……。」
なんて呟いていたことを…。
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続き2/2
それから一週間後のことだった。
からかいまじりに狂犬の後輩の尻を揉んだのだが、報酬は頬への平手打ちだった。痛い。ちょっと彼はツンデレすぎると思う。
「あ!まんちゃん!ちょっと今時間ある?」
丁度廊下の角からひょっこり出てきたひとらんに出会った。
今日はもうやることもないし、正直にイエスと答える。
彼に連れられ彼の部屋についた。椅子に勧められお茶を出される。
意外と普通に紅茶だった。
「あのね、前まんちゃんにお粥作った時にまんちゃん、「何でもやる」って言ったよね。」
出された紅茶を飲んでいるとひとらんから先日のお粥のお返しについての話があった。
「そういえば言っためう〜。もう決まっためう?」
「うん。まんちゃんにして欲しいことがあるんだけど、いいかな?」
「もちろんめう!何でもってもういっちゃったもん」
「よかったぁ!」
マスクをしていてもわかるその満遍の笑みに少し薄ら恐ろしいものを感じた。
ひとらんは少し緊張気味にこちらに目を向けた。
「あのね、今言うのも何なんだけどね、俺、まんちゃんのことが好きなんだ。恋愛対象として。」
「へ?」
「まんちゃんは男の子が好きだからこういうのに偏見はないと思ってたんだけど、自分の気持ちにびっくりしちゃってなかなかいえなくて…。」
いやいやいやいや待って!ちょっと待って!
今の自分は口をあほみたいにぱくぱくさせている気がする。
俺は誰にもいってないけどホモってわけじゃない!というかキャラだよ!ネタだよ!そんなガチホモになった記憶はないよ!しんぺ神にすら言ったことないけど。
というか地味にひとらんこっちに詰め寄ってきてる。自分も地味に少しずつ後ろにさがる。
「ま、待ってや、ちょっと待ってくれへん?」
「俺がこんなにも頑張って告白したのに……」
膝裏に何か感触がした。それとほぼ同時にひとらんが少し勢いをつけて近づいてくる。もう逃げ道はない。勢い良く後ろにさがった。
ぽすん
ベッドに座ってしまった!!!!!
ひとらんがそのままベッドに俺を押し倒す。黒曜石の瞳が間近に見える。
「だからね、まんちゃんにはお礼として俺と××××してほしいんだ。」
「ッ……お、俺は実はホモやないんや。だからその……全然ひとらんのことそういう風には考えられいし…。」
「本当に、まんちゃんは、俺のことが、好きじゃないの?愛してはくれないの?」
揺れる黒曜石、押さえつけられている自分。こんなにも危機的状況なのにどうしようもないみたいに体が金縛りにあって動けない。
「いいよ。まだそうじゃなくても。うん、今から十分に愛を伝えるから。」
いつの間にか自分のきっちり着込まれた服がはだけていた。いつの間にだよ!手際良すぎー。
嗚呼、もう俺は彼には逆らえなくなるだろう。そう本能で感じさせられる。
「大好きだよ。まんちゃん」