魔法を使う方法

・・・わたしの名前は希望魔法少女シグレ

・・というより“魔法少女になりたいただの人間” って言う方が近いかな？

どんな酷な方法でも構わないから、魔法を使う方法を教えて下さい・・・！

奇遇だね！私も魔法を使えるようになりたいの！

妹と姉が使えるのに私だけ使えなくって…

一緒に考えちゃダメかな？

勿論、いえ、是非一緒に考えさせて下さい！

身内関係のことで魔法が使いたいと思ってるんだね…出来る限り力になるから、頑張ろう！

PS. タメでいいかな？

本当！？嬉しいわ！

私もできる限り力になるから、一緒に頑張ろうね！

全然タメでいいよ！

なぁお前ら…魔法使って何すんの？
魔法ってのは人殺しとか誅殺とかに便利だよなぁ

・・・久しぶり、いや・・初めまして。

わたしは、正義の魔法少女になりたい。弱きを助け、悪を挫く・・そんなヒーローに、なりたいんだ。

人殺しなんかに使わせない、わたしは助けたいんだ。

やしろ、ありがとう！

一緒に頑張ろう！

マモンさん初めまして！

うん、私も助けるためかな

いやいやいやいやぁ…お前はどうしようもない窮地へと苛まれた時は必ず、魔法を酷使してでも命を殺す。
だってそうだろぉ？魔法ってのは殺戮道具だ。

お前ら偽善も大概にしろよなぁ？
そういうの虚飾っつーんだぜ。

すみません、一ついいでしょうか
ここを荒らすつもりはありません。
本当にひとつだけ、いいでしょうか

いいんじゃね

貴方っていろんな人の言葉を否定してるそれこそ本当に悪魔ですね。
まぁ貴方からしたら嬉しいんでしょうけど？
それだけです。もう関わりませんね。

貴方にとってわたしは偽善かもしれないけど、わたしは諦めない・・悪魔の妄言は聞き飽きてるんでね・・・！

ケケケッ…お前ら魔法使いってさぁそうやって、真実から目を背けるよなぁ？
やしろ、俺はまだ嬉しさなど塵一つも感じていない、なぜなら、まだお前らは選択していないからだ。

訂正してくれないかな、“魔法使い”じゃなくて“魔法少女”だよ。

変わんねーだろ。
なぜそこまでして魔法使いと魔法少女にこだわる？
その理由を明瞭化してくりゃ何度でも訂正してやるよ

魔法使いは悪と善に別れる、だけど魔法少女は違う・・・

人々を助ける・・善の者なんだ。

分からない・・・？

わたしは君を倒そうとも変えようとも思わない、だから仲良くなりたい。

仲良くなりてえのか。
なら俺を殺せ。魔法少女とやら

・・魔法少女になりたいだけで、まだ何の力も無いんだよ・・・。

それとも、ナイフなんかで刺せって言うつもり・・？

あなた、また他の人に「殺せ」なんて言ってるんですか…

どんだけ殺されたいんですか…

また・・？

メルトダウンさん、悪魔さんは他にもこんなことを・・

命を大切にしないと、ダメなのに・・

そうそう、小型ナイフでも包丁でもいい
ともかく、肉を滾って捌ける刃で俺を斬るんだ。

メルトいたのか。あの快楽と悦楽は忘れられねぇぜ。

ダメだよ・・そんなこと、させない！

君はどうして死にたがってるの？さっきも言ったけど、わたしは正義の魔法少女になりたいんだ・・

そのお願い事、聞けそうにないよ。

我が強慾が殺せと嘶き穿つ。
俺にとっちゃ、逃れられないサガなんだよなぁ。

わたしは貴方を殺したくない・・だから、救うよ、今度こそ。

欲を抑えれたら・・

…あ？
何か妙な口ぶりだ。

そんなに死にたいんですか?

あぁ死にたいね。
俺の欲望が疼いているんだ。

そこには触れないでいいよ・・・悪魔さん・・

だったら、わたしが断り続ければ欲が喪失するんじゃ・・？

よし・・嫌だ、わたしは貴方を殺したくない・・

おいおい……そりゃ反則だろ……
そんなことを言われてしまっては…我が欲が肉体と精神を蠢動し、俺の全霊を蝕む…
まるで…蛆のようにな…

あぁあ…蛆が…欲が…俺の全てに……！
禁猟域にまで…俺を咀嚼するんだよ…
やめろやめろやめろおおお…

殺したくない、生きてほしい・・・

我慢するのは辛いでしょ？

欲を解放した方がいいよ！

戯言にすぎん…！！
お前が魔法を駆使すれば必然的にヒトを殺す…！！
そうだ…鏖殺術を教えてやるからよぉ…
俺を殺せ。

冗談よせよ…俺が欲を解放すれば、この世界の生きとし生けるものたちの欲望に多大なる影響を及ぼすことになる…！

諦めが悪いね・・わたしも諦めないよ。

貴方に魔法を教えてくれなくてもいい、わたしは魔法より君の無事を願っている。

なら・・わたしに、欲をぶちまけて。

それ以外、方法がないんだ・・

君を殺したく・・いや、死んでほしくはない。

死ぬな

だめだ…お前が朽ち果てゆくまで大罪を背負うことになる…！
この役目は悪魔が全うすべきなのだ…！
人間の女に何ができる……

結局のところ……案はねぇんだよ。

ナエル・エバーリング・・・さん？

わたしも、死んでほしくはない・・！

僕を知っているのか?

…なら、さんをつけなくていいし、ナエルでいいよ

とある子は言いました。

その子はずっといじめられていました。

だから言いました

死にたいと

だけど死ぬことができない弱虫な子でした。

その子は言いました。

私が死んだら喜んでくれる人がいる。

それでもその子は死にませんでした。

その時には死ぬのは怖くありませんでした。

それでも、生き続けました。

私達が終わってないから、と

私の親の話です。
何か生きる意味を探してください。
話している途中にこんな話、ごめんね

っ・・ああ、くそ・・・そこまで死にたいか？

今まで本性を隠してたが、今回ばかりは隠さないぜ。

強欲野郎、耐えろ。
わたしが何にもできないんなら、お前が耐えてくれ。

これが最後の案だ。

だめだ…暴走する…ちょっくら、人間どもぶっ殺してくる…

そもそも、なんで殺されたいんだ?
僕には理解できない。

ナエル、わたしは君を知っている。理由は聞かない方がいい・・

やしろ、何か・・心に響くものがあったぜ。

強欲野郎、お前には誰も死んでほしくないらしい。だから死ぬなよ、分かったな？

おい、強欲野郎・・急に何を言い出しやがんだ！？

誰か強欲野郎を止めてくれ・・

ナエルさん、私もあなたの事知ってますよ！

人間殺して何になる…

なんで僕を知ってるんだ??

………

私の親の、友達が貴方の友達だからです！

そうです！人間を殺さないでください！

殺すならわたしを殺しやがれ強欲野郎、・・できるもんならな。

君の親の友達が僕の知り合い…か。
記憶にないがね…

そうです！それに、シグレを殺すなら私も殺してください！

名前をいえばきっとわかるでしょう。
…秘密ですが

ヒトを闇に堕とさずして悪魔はどのように使命を全うする？

戯け！クソガキどもが！
平然と死を言葉に紡ぐな！！

他に全うする方法なんてねーよ。

だが、わたしは人間を殺されるのが嫌だから止めてるだけだ。

その「クソガキ」にお、僕も入ってるかな?

誤字った

強欲野郎、お前が何故そこまで死に思い入れがあるのか分からん・・・

まあ、それが使命だというなら僕は止めないけどね

おう確かにわたしはガキだな、それが今言われたとしても意味ねーけど。

フハハハハハハハハ…！！
俺は悪魔だ…ッツ！！
人を殺すことが当然…！
人を堕落させし宿命！！
人を誅殺せし我が強欲の封殺…！

シグレ…全ての答えは俺の大罪…強欲が物語る。

君ってさぁ、たまに優しいところあるよね

はあ・・すまんよく分からん。

思い入れの原因は強欲ってことか？

あんなことにならずに済んで良かったなぁ…

あんなこと？

…私の親の話。

・・そうか。
やしろも、大変だったよな。

ううん、大変だったのは私じゃなくて私の親だよ。

・・その、できればでいいんだが・・。

親の話、聞かせてもらえないか？

身バレしない程度でいいかい？

ああ、やしろが好きな様にしてくれ。

私の親はね、さっき言った通りいじめられて、それでも生きてきた。
それで見つけた最後の居場所。
そこでも踏みにじられて、死ぬことに決めた。
でも死ななかった。死のうとしたけど、意識不明で生かされた。

そして変わった。綺麗に半分に別れた、ポジティブとネガティブ。
ポジティブなほうは意識があって元気だった。
ネガティブの方は意識がない。

ポジティブな方は死なせないと言った。
まだ、私達を終わらせないために

最近はこんな感じのことがあったかな、
昔にさかのぼればもっとあるんだけどね

・・話してくれて、ありがとうな。

聞いてるこっちも辛い話だったぜ・・・これからは、こんなことにならないように人々を救おう・・

そうだね…じゃあ私は寝るね。
おやすみ

ああ、わたしも寝るぜ・・・良い夢を・・

マモンが自滅したっぽいな・・・

それがアイツにとって幸せなのかは知らんが。

そうですか。私の親に自害とか面白くないだとか言っておいて…
やっぱり悪魔だろうとてんしだろうと人だろうと、考えてることはわからないなぁ

善とか悪とかどーでもいいので魔法の使い方教えて下さい

おお、そうだったな・・

本題からズレすぎてたぜ。さてと、魔法を使いたい者たちで協力しようじゃないか！

まずは、自己紹介から頼む。何になりたい、何故魔法を使いたいかを書いてくれ。

人を無作為に殺したいからです

そうか・・・すまん、無理だ。

なぜです？

殺したいという欲の為に魔法は使うものではない。

では魔法とは何のために使うんですか？

さあ・・人それぞれだ。
だが人殺しには使わせない、矛盾しているとは思うが・・

さてと、つまらん言い合いは止めよう。

理由がなんとあろうと、魔法を使いたい気持ちは同じ・・共に考えようじゃないか！

わたしは魔法少女になって、世界を救いたい・・

ただ魔法を使おうとするだけでは何も叶わない・・人間の第7感・・『魔感』を目覚めさせなければ・・

その為には、精霊と契約を結ばないといけない。お前らは何か条件とかあるのか？

きゅぅ？
(精霊を探しているの？)

ああ…召喚術を試してみても、待てど暮らせど精霊はこなかった・・

魔法少女になる為には精霊がキーセンテンスを握っている・・つまり、探してるってことだ。