完封縛呪　ア　カンプリーテ　セ　アゥル

我が身に宿りし、光の欠片、其れは我が唯一の命の煌めきなり
森羅万象、幾億の命、幾億の運命、幾億に広がるは無限の宇宙
全てを統べる鍵にして、扉を開く者、そこに有るは光にして闇なり
大地を照らすは太陽、闇夜を灯すは月
大地を耕し、土を生み出すは紅蓮の炎、命を育むは聖玲なる水、天に轟くは雷
命の生みの親にして、生ける者の母、其れは慈愛に満ちたる穢れなき優しさに満ちる光の海
海底に響き、奏でる優しき音色、黄金の鈴を鳴らせ
大いなる蒼き空、全てを覆して、竪琴を奏でん
時は止まらない、止まることを許さない、過ぎ行くのは光の矢
無限に続く終わりなき螺旋階段、永遠に続く光を遮る深淵の闇
時に束縛されし、硝子の檻に閉ざされる砂、其れは終えては還る
迷宮に有る真実の道は一つにして、二人は在らず、行き着くはただ一つの扉
其れは全ての生まれる場所にして、還る場所
我は許されなき存在、滅びの歌を紡がん

わたしも待っとくぜ。

僕は見てよっかな〜

えっとね、頼むことは
我が倒れた時はきっとまた意識がなくなるかもしれないから、
その時は晴雨を起こして。
何かあった時に強いのはあの子だから。

そして二つ目、今から我は魔法陣を描くわ。
その魔法陣が消えないようにすること。

主な頼みはこの二つ

分かりました

了解！

「…ふぅ、我は闇黒魔法少女ユーキリーフ。

我の償いとて、シグレを蘇らせる。

目覚めよ、会えなき友人の精霊よ

ラビッルベートル

ベルリットローデ

ボリイットゴーデノ

其方達精霊の魔力と我の魔力を合わせたまえ

未来の魔法少女シグレを蘇らせたまえ！」

…少し魔力使い過ぎたかな…

ッげほっ！？っは、身体中が苦しい・・・うぐっ・・

ラベッルベートル…少し回復を…あげ…て……

頭がぼや、け・・・あれ、体が・・元に戻り初めて、る・・？

えっ?

ゆー、きりーふ・・無理は、しないで・・・

素晴らしいね

あ、れ・・？痛みが、消えた？

精霊の、おかげ・・？

いや…お礼にはこのくらいしないと…でも、
限界…か…な…
マモンのことは…任せたから…ね

私に感謝しなさいっ!

ふう・・はぁ・・・体・・動く？

感じる、聞こえる・・・わたし、生き返った・・のか？

そこら辺にいた精霊達を引っ張って来てあげたんだから…

その通りです！
私たち三姉妹が、ユキの最後の願いとして貴方を回復させましたよ！

先輩魔法少女、ユーキリーフ・・・その使命、授かりました・・

ちょっ、変な嘘流さないでください！
私達はユキの呪文で出てきた、ユキの友達ですから！

素晴らしいね。まさかこれ程の物とはね…

ウンディーネ・・・精霊たち・・ありがとう、ユキも本当に、ありがとう・・・！！

感謝しきれないよ・・！

あら、私も精霊よ?

ああぅ…でもユキの意識がないようですね…
やっぱり起きたばかりに蘇りはキツかったようです…

ウンディーネ・・・何が何だか・・ま、とりあえず・・

ユーキリーフ、わたしは貴女を先輩として見ることにしました。偉大なるユキ・・

うっ・・すまない、わたしが無理を言ったばかりに・・

精霊は精霊でも私達は精霊の世界〜
とかからきたわけじゃなくて、修行を終え、別世界にいたものですから

私は、四大精霊の一人「水の精霊ウンディーネ」

シグレ、あとは頼みましたよ。
ユキのためにも…魔法少女としても盛大にやっちゃってください

晴雨様?

すまない、わたしはまだ魔法少女ではない・・インキュベーターがいれば契約は可能た。

だが、頑張ってくるよ。ありがとう、精霊たち。

…？あぁ、ぶっ倒れちまったのか。ゆきのやつ

はい…魔力の使いすぎだと…

…ユキのことは俺らに任せてくれ。
俺らはまた意識が戻るように尽くすからな

はい、分かりました。
あと、マモn…豚野郎に喧嘩を売られています…

…俺らも少し休めたら行くとしよう。
もし話せるのなら、話しておいてくれ。
俺じゃ話も聞いてくれねぇからな

はい、分かりましたわ

やぁ、久しぶり。僕だよ僕、何時も君たちの一番近くにいた僕だよ。

おう、久しぶり。君かよ君、何時も私たちの一番近くにいた君かよ。

ごめん僕って誰だよ

いや、僕だよ僕。忘れちゃった?

いや、誰だよ僕。忘れちゃった！

僕は僕さ。

私は私さ。

誰だよ僕ゥゥゥゥゥゥ！！

だから僕だよ僕、僕は僕だよ僕。

だから誰だよ君、君は誰だよ僕。

ややこしいなぁ

新時代はどう築かれてゆくか。