学園戦争しようぜVer.11

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『…では、ゆきましょうか』

「...私はそんななで行きたくは無いわ」

…レイチェルではダメなんですか？

「これから、「scullFace」は死ぬ」

……

「...操り人形になってゲールマンを殺した時から私はレイチェルでは無いわ」

「ゲールマンは貴方になんと言ったかしら？」

へぇ、随分と硬いお考えですね

…あなたは『人』を、ころしたんですか？

「...レイチェルは狩人に成り得なかったと言ったはず」

そうですねぇ、聞きました

「そうね...scullFace、人を何人も殺したわ」

「でも、レイチェルは殺さなかった」

というか僕、名前の意味について、全く考えないタイプなんですよ((ざっざっ(近づく)

「レイチェルは試練の時にゲールマンを刺すのを諦めたんですもの」

それに、殺したからなんです

…！……

「scullFaceは殺しに惹かれたのよ」

「人の命を奪う気持ちのscullFace」

…一つだけ、言っても良いでしょうか

「救う気持ちのレイチェル」

「なぁに？」

………『たかがそんな程度でうじうじいってんじゃねぇよガキ』

「......？」

人をころしたぁ？は、数人数十人程度で何言ってやがる

人を救いたい？ははっ大層なこった

…ひとつ教えましたよね、僕は転生を繰り返していると

「...........」

…僕は前世で、世界を壊しました

人も消しました、動物も消しました、植物も消しました、水も、そらも、星も、光も、何もかも

「マルドロと同じ」

へぇ、そんなのと一緒にしないでほしいですけど…まぁ一緒でしょうね

ぜーんぶ、僕のわがままで消しました、全て破壊し尽くしました

「マルドロと違う」

仲間も、家族も、友人も、恋人も、親友も、ぜーんぶ壊して壊して…

おや、そうですか、ま、どっちでもいいですけど

で、作り直して転生しました、それがこの世界です、どうです？

「...でも、ヤーナムだけは違うのね」

……さいしょっから、あなたの名前も、あなたの運命も全部僕がぶっ壊したんですよ

「マルドロの世界の切れ端」

…ええ、あそこは少し特殊…と、いうより

異常でしたから

「....私を？」

まぁ、その根本、『本質ごと』いじったのも僕ですがね

ええ、

つまりですね、『先生』

「.........」

……あなたの本当の仇は、あなたの目の前にいるんですよ

「...何かね」

……わかっていただけたでしょうか♪

はい？

「...、...、...、」

「...じゃあ、ね？」

「ひとつお願いを聞いて」

どうしたんですか？僕をころせば、あなたは『大丈夫』なんですよ、

？なんでしょう♪

「私は貴方を殺せない、剣を振る力も気もない」

「私が最初っから怨んでるのは、」

……どうしてです？簡単ですよ？僕が絶望するまでそれを振り下ろせばいいんです

「俺だけだ」（scullFaceをグレートランスで貫く）

…そしたら全部、おわるんですから

「こいつに恨まれているのは俺だけだ」

……まったく

…不思議な話ですね、自分からなんて

「...何も知らずに生きたかった、唐突に地獄を知らされた、蘇らせてもくれなかった、操って私を永く壊した」

違いますよ、

マルドロさんも、先生も、

「最後まで...私に不快を覚えさせる...マルドロが嫌い」

その本質を、運命を紡いだのは僕です

「最後まで、俺の運命を狂わせたピエロが憎い」

僕さえ消えれば、あなたたちは元に戻るあったかもしれない『if』にかえれる

……はやく

「だから本来、新しい世界でお前の大事な人になる奴を奪った」

『偽善者の道化師を…裏切り者のJOKERを殺してくださいよ』

「ああ、そうしよう」

「最後まで、レイチェルが、悲しんだな」（グレートランスを振り下ろす）

僕はだましました、あなたを騙しました
ただの偽善者です、ただの臆病者です

………なんて残酷なんでしょうか

…でも残念

「......」（グレートランスを止める）

…勝つのは僕です

「何だ、わかっているじゃないか」

(日本刀を胸に刺す)ザシュッッッ

……さい、しょ、から…わか、て…ま…すよ

「....勝つのはお前だけで良い」

ボタッボタボタッ

……さいしょ、から…こういうふうに仕組まれてたのは…

…知ってました…

でも

…何故でしょうねぇ…体を人間と同じように構築してしまったせいで、おかしな部分がたくさん出てきました

「...」（姿が薄れる）

………嘲笑ってください、こんな情けない道化師

…みたこと……なぃ…で、しょう…

「誰が笑うか、勝利者」

「...俺の役目は終わりだ、ローレンスの所に行け」

……僕は、なりきれなかった出来損ないの木偶人形ですよ

…狂わせたのは僕自身ですしね

「...俺に貴重な寿命を使うな、さっさと行けよ、勝利者」

…まぁ、また逢う日があれば、紅茶でもご馳走させてください、飛びっきりの蔑みあいをしましょう

では、またいつか

「...その時の俺は「暗殺者」である事を祈る」