メルトダウンの新居2

わたくしの新居ですわ。

お、おうメルト、相変わらずでよかったぜ

そうだね、変わってたら逆に怖いよ…

うん……

今日から貴様を死守する。
悪魔生存の為じゃ。いいな、強欲の嫁。

(左腕を用いて空中からの着地時のダメージを軽減する)
…マモンどこに行くのさぁ！
"そんなことどうでもいいだろ、さっさと操縦権よこせ。"
いやだよ！！君と約定を結んだ時からロクな目に合ってないよ！
"オレはただ、欲望に従属的なだけだ。人間こそ異常だ。他の生物を見てみろ。本能たる欲望に忠実だろう、だからこそシンプルなシステムの中で生態系が形成できるんだ。人間だって元来より欲望があるじゃあねえか、何千年前から、強姦や、殺人、窃盗が起こってるじゃねえか。欲望はすでに格率してんだよ。
それを法律だの、道義だのと、無理して抑制すっから、腐ってくんだよ。"
…黙れ！！悪魔が！

"それに…だ、オレは強欲の大罪を、いやこの象徴を放棄して、継承者には承認したんだがな。
まだ処刑はされていないが。だから、奴らは追ってくることもないし、オレだってお前の身体は貧弱で使いたくなんかねぇよ。だが、運悪くお前の肉体との波長が合致しただけだ。"

"つか、小便してぇ…おい、一真お前、小便してこい、"
はぁ！？、僕は全然したくないぞ！

(悪魔が宿る左腕がうごめきだし、勝手に左手がマモンの頬を抓る)
…いひゃい、いひゃい、分かった分かった…すればいいんだろ、

はぁ…どうすればいいんだ

メルトぉぉ…！！助けてぇぇ！

(左腕が一真の髪の毛を引っ張る)
いたたたたっ…！やめろぉ！マモン…！

今日こそは…！マモン、僕が君を支配する側になる…！いつも翻弄されて困るんだよ…！

ぐっ…あが……(マモンの企みにより、激しい頭痛と吐き気が一真を襲う。悪魔の悪辣な思念が一真の思考を狂わせ、精神に流動して働きかける)

だが…ここで負けるわけには…(こめかみ辺りに蠢いた血管が浮き出ている。目と鼻から、血が流れる)
"おいおい、お前死んじまうぞ？いいのか？"
…いいんだ…僕がしねば、お前も道連れにできるからな…！

(目眩がする中、壁を伝ってふらつく足を引きずりながら、場所移動を図る)
"お前は独善的な大馬鹿野郎だぜ"
あぁ、なんとでも言えばいいよ…

はわぁ〜(大きな欠伸をする)
...いったい何をしてるんですの？一真さん。血が...。

…メルト…！

……メルトって魔女でしょ、僕の左腕に住み着いたマモン、どうにかしてこの附憑から解放してくれないかな…

それで、この悪魔が言う、継承の確立を果たしてほしいんだ。継承の承認を得たメルトが、マモンを処刑する。これで全てが完了する…

はぁ、マモンさんまだ言ってたんですね…。

"だめだ…！大罪を背負うメルトは、奴らに狙われている…！処刑はまだだ。まだ、オレにはやるべきことがあんだよ。分かったなら、さっさとこの場から離脱するぞ…！"
…お、おいマモン…！
(左腕に誘導されながら、弱々しい一真が引きずられて行く)

ちょ、ちょっと！
どこに行くんですの、一真さん？
血が出てますわよ！
(一真を追っていく)

メルトダウンさん‥

お久しぶりですわね

わたくしはっ！メルトダウンっ！ですわっ！

クソ悪魔どm…ゲフンゲフン…黔黎の皆様は、如何お過ごしですの？

メルトダウン、炉心溶融...？初めまして、多分。

（ベースを背負い、チューナーを手にした黒髪の少女が一人現れる。少女は、丸眼鏡から透ける黒瞳を伏せた。）

聞いていきますか？ここが何処かも分からない、流離のベーシストですが。

（薄桃の唇で弧を描き、少女はメルトダウンに問いかけた。）

（久しぶりンゴ）

メルトダウンさん!

>>934
初めまして、ですわね。わたくしはメルトダウン、唯の魔女ですわ。
いつか、時間がある時に聞かせてくださいませ。

メルトダウン先輩！？

>>938
反応が早すぎて魔女もびっくりですわ

ねこともねこともねことも

ねことも？猫友？

猫と藻？

ネコトモ

ネコトモですか

おぉん

それで、わたくしに何か御用ですか？デュークさん。

いや、暇やねん

そうですか

腹減った

(= ･ω･)っ🍞🍞🥐

←←←←←← ⊂(^∀^ )

ところで、なんでhogeてるんですの？

いや知らん

すまん、言うの忘れてた、山田ね。

>>954
分かってますわよ、山田様！
謝る必要はございませんわ。

マモンさん疾走から、早数ヶ月。わたくしとしては、強欲の継承の為にあの方を処刑するだなんて反対ですわ。もし帰ってきたら文句のひとつでも言いたい気分ですわ…。

時代の流れというものは残酷なものだ。