寝る場所

俺の寝床だ。といっても公園の砂場だがな。今は能力も錆び落ちたし、戦闘とかそういうのはちょっとな。とにもかくにも、今の俺は温もりを欲し、求めている。自らの罪に溺れ、渇望しているのだよ。

……お〜、寝るのか？話はせずに…

・・・・
…やめんか、気持ちの悪い

（呆れきった表情で、腕を組んだまま抵抗せず）

…砂の感覚は割といい…しかし、その手を離せ

レギオン、お前、冷却できないのか？俺は2人を片腕ずつで俺とお前たち2人の身体を密着させることが理想だったんだがな。

ないあって結構乙女っぽいんだな〜…
意外だぞ〜…面白いけど…

冷却か〜？少しだけならできるぞ…？

ナイちゃん、そんなこと言うなよ。それにしても、随分と柔らくて、脆そうな身体をしてるんだなぁ。ナイちゃん。どうだぁ。一晩千円っで一発、てのは冗談だが、そろそろナイちゃんも眠たくなってきたんじゃないのかぁ？ 俺の体温でなおさらなあ。

すごく気持ち悪い深夜アニメを見てしまった

…女らしさはニャルを真似ただけだ…しかし案外気に入っている…
そして貴様、両手に花という気分が為に私を煙に巻いたのか？

…旧の神たる私に加えて見劣りせぬ女性をも求めるか、強欲では済まされんな

…ん〜…(エアコン程の冷却を体から放つ)

…これでいいのか〜？

……何かぴりぴりしてるな〜…
怖いぞ〜…？二人とも…

…ふん、私を脆くみてくれるな…その一晩が何なのかは知らないが
私の独占にその程度の見返りでは不服の点が出るだろうな…

…なるほど、睡眠欲とはそういうものか…では試しに…

（目を閉じる）

レギオン、俺がお前の肉体に触れてもなんら支障がない、むしろ触りまくれるほどの体温に調整しろ。そうすれば、まるで金持ちセレブのように俺は美女を両脇に抱いて、安寧のうちに眠ることができる。もっとも、砂場ではなく、浴槽に満遍なく投下された金の風呂だったらロケーション的には最高だったんだが。

ふぁぁ…まぁ自分もそろそろ眠いぞ…
んぁぁ…(弱めの冷気を出しながら、ゆっくり目を瞑る)

では、早速。

( 当然ながらナイちゃん、そして冷却化されたレギオンの肩部分に改めて片手ずつ当てがい、そこからぎゅっとこちらに寄せるように抱き、そして強制的に2人をこちら側に向かせ、)

ふははははは…。俺は勝ち組だな。もっと寄ってもいいんだぞ。安心するんだろうなぁ。俺の肉体に。

柔らかい女の肉に包まれる感覚は至高だ。あぁ…やばいな。俺も…瞼が勝手に…。

・・・
…他者が人の睡眠欲という未知の快楽に身を任せている最中、
貴様は何をやってくれている…眠れんだろう、やめろ

（片目を気だるげに開ける）

…美女扱いは悪くない、自分に自信は持てる…たが変な気を起こすな

……んぁぁ…少し寝にくいぞ〜…？

……(うっすら目を開け、寝惚け眼をこすりながら)
…なんだ〜…？この体勢…

2人とも分かっていないな。この感覚こそいいんだろうが。相互の体温を共有し、繋がっているという感覚が気持ちいいんだろう？ だから離さないぞ、絶対。むしろ、抵抗しようとしてもぞもぞ動かれる方が、ナイちゃんの言う、変な気が起きそうだ。変な気が起きないうちに早く眠った方が身のためだぞぉ？

……ん〜、よく分かんないけど、よく分かったぞ
…素直に寝にくいんだけどな〜…

…なら貴様も私を無闇矢鱈と動かすな、起きる

（目を閉じる）

…ん、そうだな〜…(快適な温度を出しながら
深く目を閉じる)

はよーっす
（ふよふよと飛んでくる）

...そういうぷれいですかぁ...

ぷれい？闇のゲームでもするのかな？
（からかう様に口で言いつつも、嫌な予感がするなーと内心で思いながら）

ただのド変態ですよこのかずくん...

女の子二人と寝るなんて...かずくん変わらないですね...

うん、知ってる。てかカズちゃんが変態じゃないことなんかあった？
（今までの真間の言動を思い出し、うへーと思いながら溜め息をつくと）

かずくんはえぇっと...ひとりごときせいいた?とか言うところで暴れたらしいです...なんのことかわかりませんけど...

というかニャルちゃんにセクハラしやがったこと忘れてないかんね？
マジおこ着火ふぁいやーだかんね？（言動がいちいち痛々しい）

>>97
ダメみたいですね（諦め）

でも...かずくんはほんとは優しいんですよぉ...

ホント？

というか守備範囲は美少女だけなのね、男の娘はどうなんだろう....

はい...欲望が勝ってしまうだけで...実は優しいんですよぉ...?

男の娘は駄目だと思います...

ダメみたいですね（二回目）カズちゃんはヤベー奴だって姐さんも言ってたよ？

メイちゃんならいいかもしれませんけど...かずくんは頭はいっちゃってるけど優しいんですよぉ...?

頭いっちゃってるのに優しい....洗脳されてない？大丈夫？

いえ...洗脳はされてません...よぉ...

....いつでも相談してくれていいんだよ？私は可愛い女の子には優しいからね！
（ケラケラと愉快そうに笑みを浮かべつつ）

はい...ありがとうございます...カレンさん...で良いですか...?

うん、それでいいよ。一応大天使のカレンでーす。仲良くしてね♪
（名刺を胸ポケットから取り出しサッと渡すと）

あ、ありがとうございます...私は音天響(おとあま　ひびき)と申します...
(ポケットにあった財布から名刺を出して渡す)

（名刺を受け取ると）
あはは、わざわざ名刺交換なんて、合コンしてるみたいだねー

合コンですか...

というかかずくんまたアク禁されますよぉ...?

欲望ぐらい抑えらんないの？

無理なんじゃないですか...?男ですし...

男なら無欲になるくらい極めろよ！この甲斐性なし！無知な可愛い女の子に手ぇ出すなんて死罪だってばよ！

......ごほん、ゴメンね。ちょっと取り乱しちゃった

...私は大丈夫ですよぉ...

あ、大丈夫なんだ。気にしないでね、たまに出る発作だから！

...はい...

っぷ…はぁっ…うぅぐ…

（何処と無くニャル似の人型が砂の中から出てくる…）

…中は無理だな……息が続かん…

さすがの公園の砂場だ。ガキどもの乱痴気騒ぎの声がうるさいな…っておいおい、いつからナイちゃんは俺の側から離れたんだ？ 昨晩は差して、寝相が悪かったわけじゃないと思うんだが。それにしても、もう夕暮れか。なぁ、ナイちゃん、今、手持ちの金はどれくらいだぁ？

( レギオンを片腕に抱きながら、足を組んでまったりとした様で横になっており。)

……お〜、やっと起きたのか？しんもん…
凄い人だかりだな〜…というか自分そろそろ城に帰りたいんだが…
(体を伸ばし、眠そうにあくびしつつ)

あぁぁぁー、さすがに長時間睡眠は体が重くなるな。こんな時は、肉付きのいい女たちに、俺の全身の隅々までマッサージして欲しいものだ。リンパ腺ってやつか。満足に血行をほぐすために熱くてドロドロのオイルを使って全身に…な。もちろん、タイの本格派マッサージ師のように、素手でやってもらうのが理想だが。

……ないあとかにしてもらえばどうだ〜？
自分はもう少し寝るからな〜…

レギオン、寝るなよ。知人の少ない俺が寂しくなるだろ。城ってどう言うことだ？ お前どっかの財閥の御曹司かぁ？

眠いものは眠いんだぞ〜…
城はな〜？本拠地だぞ〜、自分の〜…
正確には手様のものだけどな〜…

カラダに疲労が蓄積している時は、三大欲求が格段と強くなるらしいじゃないか。現在、睡眠欲を満たした直後であるから、食欲と性欲だな。食欲に関して言えば、所持金が少ない以上、満たすことは難しい。と、なると淫猥な肉を求める性欲だがぁ…、あああいかんいかん、俺としたことが

手様？ 何を言っているのか全然分からないが、そんなことよりも、レギオン、俺の背中を踏んでくれないか？

( うつ伏せになり

……めんどくさいしやだぞ〜…
自分は眠いし寝てるからな〜…
後でないあにでも頼めばいいと思うぞ〜…
しんもん…ふぁぁ……

どんだけ寝れば気が済むんだよ。いいかぁ？ 今は夏だぞ。冬眠の時期はまだまだ先だ。

……そんなん関係ないぞ〜…
(心地よい冷風を出しながら)

…ないあが来たら起きるぞ〜…

それから、レギオン、俺が手取り足取り丁寧に教えてやるから、そんな父親に対する思春期の娘みたいな態度をするなよ。

……というか自分城に帰っていいか〜…？
色々忙しいし…

ちっ、しょうがない。あぁ、勝手にすればいいさ。お前には帰るホームがあるんだからなぁ…家も故郷もない貧乏の中の貧乏である俺と違って豪勢な城で、とくと欲を満たすんだろ？ いいだろう。おい、そこの坊主、一緒に野球でもしようや。

何…坊主…お前も家に帰るのかよ。

…ん、また来るぞ〜…
(冷風を止め、とことこ歩いていく)

…結局あいつは何者だったんだ。さて、メルトやルージュの存在をこの目で確認するためにも、まずは奴らを強制的に引きずり出さなければならない。穴の中からなぁ…。それには、何らかの条件が必要だ。さて、そこが問題だ。

常世の時も、人は恐怖によって突き動かされる生き物だ。とくに自分にとって大切なモノが奪われそうになったその瞬間、一時的な理性消失によって、感情的な行動をするのに違いない。その時、必ずボロが出るか、もしくはそのまま穴から抜去することができるかのどちらかだ。なればこそ、彼女らのあられもない姿を強制的に露出させるために、彼女らの大切なモノを奪えばいい。地獄の一丁目さながらの環境を作り出せばいいんだ。我ながら素晴らしいアイデアだ。

あーぁ、もう空は真っ暗だ。ナイちゃん、どこにいるんだぁ？ 周りの人間もほぼ消えたし、そろそろ背中を重点的にマッサージしてもらいたいんだがな。もちろん、全身を使ってもらってな。たまには俺にも癒しや休息といったリラクゼーションというものが必要だ。

こう…なんというか、日々の疲労で硬くなった背中の筋肉を癒すように、ナイちゃんの多分に柔らかい部位をあくまで技術的に、マッサージの一環として使ってもらってなぁ。

考えるだけでも涎が出てきそうだ。いかんいかん、ただ現在、俺を比喩的に例えるなら、飢餓状態の民だ。飢饉の際に、困窮した民は凶暴化する恐れがあるのと同じ、あらゆる意味で欲求不満の俺は何を仕出かすか予想がつかない。だからこそ、美女が俺に全身を用いたマッサージを施すことによって、俺の欲をある程度鎮め、凶暴化を未然に防ぐことができるというわけだ。

ちょっとー？ ナイちゃん？さっきから、エロオヤジみたいな妄想を俺がただひたすらに呟いている状況になっているんだがぁ。

（腕を組みつつ呆れ顔…で公園の入り口から）

…色々言ってるが結局はセクハラが目的だろう
本当に色欲沙汰が好きなのだな貴様は

…別にする気は無いが、遠回しに事を頼んだところで
そんな自信の無い男の用を叶えてやる程私は安く無い

それは、考え方の相違だな。上手くは説明できないが、まず明らかにしておきたいこととして、ナイちゃんは、正義を重んじるか？

…また煙に巻く気か、別に私は善やら正義やらを重んじる性は無い
必要だと思っているのは自身に関わる親しい存在、それらに対する積極的な
暖かい姿勢位のものだ、赤の他人を安く救ってやるような…
妹ほど私は優しく無いのでな…貴様も妹に恥辱を仕掛けた時、せめてもの
慈悲を受けたらしいな

おいおい、ナイちゃん、一体俺を誰と勘違いしているんだぁ？ ここに来てからよく、強欲だの陵辱者だの、憎まれ口で軽蔑されるばかりなのだが…。君たちは過去に何か悲惨な出来事があったのか？ 集団的な輪○とか、そうだ、さっきから言っているその妹？ ナイちゃんの妹であるニャルちゃんは、何か身体的な被害を被ったのか？

…私も詳しくは聞いていない、いや…聞けなかったな…
兎も角、恨めしそうにマモンという名を繰り返しては震えていた
恥辱を受けた直後は何も身に纏う事なく帰る羽目になったと聞く…
哀れで哀れで仕方なかった

つまり、1人の少女が乱暴にも身包み剥がされ、何も着るものなしに全裸のまま帰ったのか。よく他の肉欲に飢えた男から襲われずに済んだな。ゴツゴツとしたコンクリの道路やインフラ未整備の無秩序の地面の上を裸足で進んだということは、さぞ痛かっただろうに。…いやぁ、そいつは…傑作…じゃなくて、妹のニャルちゃんは随分と可哀想な目に合ったんだな。だが言っておくが、俺とは無関係だ。いいなぁ？そこだけはハッキリさせておこう。俺は、単なる清潔という点で優れているホームレスに過ぎないからな。

…意見の１つとして記憶しておく
そして、貴様は煙に巻く事を諦めたか？
用は直接言ってくれた方が私も好ましい…
叶えるかどうかは別としてだがな

あー

あ、

今回は何もしてないだろ！ 何かまずいことでも俺は言ったかぁ？ えぇ？ 俺を何度アク禁すれば気が済むんだ！ 俺が、このままナイちゃんに何か年齢制限のかかる事でもしようと思ったのか？ へんな妄想を膨らませて、勝手に俺の行動を推測して、俺を封殺して、これで気が済んだか！

もういい。見てろよ。俺がいかに激怒しているのか。俺が最も嫌悪するのは、俺の望むものに対する妨害だ。このツケは必ず支払ってもらう。弁済だ。めにもの見せてやろう。

過去にやりすぎてぶらりすかかってるんやろが、知らんけど

可哀想だから撫でてあげますよ。よしよし

思い知るがいい、凍てつく闇の冷たさをっっ！
…って叫びたいところだけど。

温もりねぇ… 一真くんよしよし。

ああああああ

温もりに感謝

温もりを求めるのは全人類共通なんスね

俺にとってメルトとルージュの生存確認は、言葉で言い表すなら我が子と再会したような気分だよ。もっとも俺に子供なんていないが。ところで、二人がどれほど変化したのか気になるところだ。特に身体的には大きく変わったんじゃないのか。

煉獄と吸血鬼、ねぇ。そこまで親しかったんスか？多分大人びてるでしょーけど。

あぁ、人類のうちの一人間として、あらゆる温もりで心も体も満たされたいよ。抑圧されるのも強制されるのも俺は好きじゃないしな。どちらかといえば、俺は俺自らで他人を抑圧し、強制するのが好きだ。

我儘ッスねぇ、よく判んないッスけど、どーせ君もよく判んないコト言って判ってるふりしてるだけなんじゃないッスか？

どうなんだろうな。親しかったかどうかは別にして、ただ俺は心残りがあっただけなのかもしれない。今更何を言っているんだという話なのは分かっているし、もはや、俺に前のような事ができるかどうかも分からない。

いずれにしてもよく分からないのはお前だ。