解体委員会

苦しみの渦に飲まれた病める者たちは、その黒い魂から金切り声を上げる。これは一体何なんだ。実社会には見えざる脅威と共に、鬱が蔓延している。暴虐に駆られる人間。生理的欲求に突き動かされる人間。怠惰に落ちぶれる人間。現実逃避を繰り返す人間。無気力な人間。人生に価値などないと生を否定する人間。腐っている。自己中心だ。まるで教育が活きていないじゃないか。無教養で、無価値な人間は、痛みを味わう必要がある。やはり、社会には大きな悲劇が求められている。確固とした喪失が必要だ。

だから“今”は、消えて無くなってしまって下さいませ
…貴方のペナルティーは決して軽くはありません、とても重く 辛いもの
この地より遥か離れ、精神について学びなおしてより
また この地へと回帰しなさい… 私は、別に気にしませんから

お前らと関わる気はもちろんない。ただ、月喰にはもう一度考え直して欲しいだけだ、俺からのお願いだよ、自分がしたことがいかに卑劣だったか、それが例え、他人であったとしても許されないと思うんだ。こんな俺は、社会でまともな精神を持って生きていけるか自信がない、だから、約束を破った、

月喰、悪かった

ちょくちょく覗きに来るよ

みんなに迷惑かけないなら、いなくならなくていいよ、僕がここにたまに遊びに来るから
忙しいのはほんとだから、ちょっとだけだけどね

うーん未練タラタラ、ごめんねぇかっこわるくて

またね

………よかった、ほんとに、ほんとに、よかった、ありがとうっ、

私はまだ正直許してないけどね…残念ながら

それだけ。じゃあね