怖い話コピペ集

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1:葉っぱOB:2013/09/11(水) 18:30

自殺者の部屋


99 名前:本当にあった怖い名無し [sage] :2012/08/19(日) 08:30:40.32 ID:tqxV+1wL0

一人カラオケにハマり始めた頃、市内のカラオケ店を渡り歩いていた。

ネットで調べてここにもカラオケ店があるのか〜と片っ端から行っていた。

とあるカラオケボックスで自分の歌声を録音していたんだけど、再生すると女の人のうめき声が入っててビックリしてすぐに削除した。

そのときは隣近所の部屋は空いていて自分一人くらいしか客がいなかったはずなのに・・・

後で昔見た新聞の記事を思い出して場所を調べたらそのカラオケボックスだった。

今の店になる前に古い建物でカラオケボックスだったらしいけど、部屋で自殺者が出て廃業して、建物を新しく直してまたカラオケボックスになったと。


もう一つ、自分の体験ではないけど職場の人から聞いた実話。

旅館で働いているときに、とある部屋で鴨居に紐を括って自殺した人がいて、壁紙など新しくしてその部屋を何事もなかったかのようにまた使うようになったんだけど

なぜかその部屋に泊まったお客さんはみんな上着をクローゼットに掛けないで、鴨居にかけるそうで、その位置が自殺したときに紐を掛けていた場所なのだと・・・

他の部屋に泊まったお客さんは迷わずクローゼットにかけるのに、その部屋に泊まったお客さんだけが鴨居にかけるのが不思議だったそうで

お客さんに「クローゼットがあるのにどうしてそこにかけるんですか?」と聞いたら、「いや、別に気にしていなかった」と答えた。

お客さんは無意識にそこにかけていて、何か感じるものがあるんだなと思ったそう。

2:葉っぱOB:2013/09/11(水) 18:33

邪魔する鬼の面


私には15歳年の離れた兄がいます。

私が10歳の年に、兄(25歳)がお見合いをしました。ある程度話がまとまり、お嫁さんになるはずの方が家へ挨拶に来ました。

玄関で迎えた時には、綺麗なお姉さんだなという印象だったのですが、応接間で話をするうちに、少しずつ“鬼の面”のような表情に変っていったのを覚えています。

その後、お姉さんは1〜2週間に1回家へ遊びに来るようになりましたが、家にいる時間の長さに比例して、“鬼の面”のような表情(顔自体が変っているかも?)が強くなってゆくのです。

半年位経ったある日、応接間で談笑していたお姉さんは、“鬼の面”そのものの顔で中空を見つめながら

「いつもいつもあんたのせいで嫌な思いをさせられる。もういい加減どこか行ってよ」

と大声で言った後に、昏倒してしまいました。

救急車を呼んで病院に運び、少し落ちついたお姉さんと家の両親が話しをしていたのですが、お姉さんは

「家へ入る度に“般若の面”みたいなものがまとわりついてきてたまらなかった」

と話していました。

程なくして、お姉さんの両親から縁談についてお断りの連絡が入りました。

それから20年。兄は女性と付き合いはするのですが、結婚話がちらつくようになると霊的(勝手に決めつけていますが)な邪魔が入り、未だに結婚できていません。

3:葉っぱOB:2013/09/11(水) 18:38

裏返された掛軸



栃木県の少し南にいったところにある町に某旅館があった。今はもういろいろな問題でない旅館なのですが、仮に夢想館とします。

その夢想館に瀬川さんという老夫婦が泊まった。

中居さんに部屋に通されると六畳ほどの和室が二部屋あり、ベランダからは見晴らしのいいきれいな景色が見える。

問題は、奥にあるベランダ側の部屋。砂壁があってその壁に掛け軸が掛かっていた。

だが、掛け方がおかしい。明らかに掛け方は裏面がこちらに向いている。つまり裏返しで掛けられていた。

間違えて裏返しにしたのかなあと思ってその掛け軸をなおそうと手を掛けようとした瞬間、後ろから声がとんできた。

「それはいいんです。そのままにしておいて下さい」

中居さんが目を見開いてそう言う。なぜという自分にただ「規則ですから」と中居は言った。

まあ仕方ない、いいやと思ったが、中居が部屋を出たあと奥さんが掛け軸を表にしてしまった。どうやらそういうのを見ると我慢が出来ないというか落ち着かない性分らしい。

見ると真っ黒なスミで掛け軸の一面が塗りつぶされていた。なんなんだろう。そう思ったが、まあ特段気にせずに、夜を迎え風呂も入ったし寝ようということになった。

なぜか眠気が来ず、寝返りを何度もうつ旦那さんに比べて奥さんはぐっすり眠っていた。すると背中に異様に冷たい視線を感じた。

自分の後ろにはただあの掛け軸があるだけ。まさかなあとは思ったが、ためらわずぐっと半身を起こし掛け軸を見た。

すると驚いたことに掛け軸の中から所々傷だらけの青白い血管が浮かんだ白い手が出てきて、右手左手と出したときボサボサの髪の毛の人がぐーっと身を乗り出す形で掛け軸から出てきた。

その瞬間、まるで脱兎のように飛び起き素早く電気を点けた。だが、電気を点けるとあの人はいなくなっていた。

恐ろしさのあまりふるえながら奥さんを起こし中居さんに事情を話すと、お金はいらないから悪いが帰って下さいと言われた。

客になんなんだとは思ったが、帰り際全く大変なことをしてくれたという言葉を浴びせられた。

謎なのはあの掛け軸。すべてはあの掛け軸にあると思うがあの掛け軸の黒く塗りつぶされた表面にはなにが描かれていたのか。それはあの旅館の人間しか知らない。

最後の大変なことをしてくれたとは私らが掛け軸を表にしたからだと思うが、それがあの旅館の閉鎖に繋がったのかどうかはわからない。


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