お盆

これは去年の話なんですけどね
結構怖い体験をしたので書こうかなって思って
私の母の実家は田舎にあるんですよ
周りが畑でちょっと買い物に行こうとしたら車で30分の所にある大型スーパーに行かないとならないぐらいの
そこに年に数回、母に連れられて帰省するんです
お盆に御先祖様に挨拶に行くって事で行くことになったんですけど、
正直私は行きたくなかったです
凄く小さい頃は私もその家に住んでいたんですけれどね
何回か怖い目にあってるんです
二階建ての少し古い家なんですけど、廊下を歩けば床はギシギシと不快な音を立てるし
階段は急で登るのも大変。2階はいつ見ても真っ暗で上がるのも怖い
昼でも電気を付けないと暗くて嫌になるんです
そんな所に行くのは誰でも嫌ですね
しかも最悪な事に母が急遽仕事が入って1泊する事になっちゃったんですよ、私だけ。
案の定、空いてる2階の部屋に寝かされる事に。
嫌だなーって思いながらゲームをしたりして時間を潰していたらふと、
上から物音がしたんです、
トタタタ...
小さい子供が走ってるような足音が。
祖母に上に誰かいるのか聞いても誰も居ない。そう言われました
足音が聞こえたと言うと
座敷童子が来た、そう言っていましたね。
怖くないから大丈夫。あき(仮名)が来たから遊び相手になって欲しいのかも
そうとも言われました
怖くない物だろうがオバケとなんか遊びたくない。
そう思って祖母に下で寝たい、それがダメならアン(祖母が飼っている犬)を連れて行くと
下で寝ることは叶わず上でアンと寝ることになりました
布団に入ってからも暑さで中々寝付けず寝返りをうったり
ゲームをしたりしてました
暫くしてやっとウトウトして寝れるって時に窓から視線を感じました
視線はいつまで経っても消えることはなく背中を刺すようにヒシヒシと伝わってきました
振り返ったらダメだと本能で察し、頑なに目を閉じてました
すると、視線は無くなり安堵しました。
が、次の瞬間、耳元で「あぁそぉぼぉぉぉ...」地を這うような、不愉快な声に
「ﾋｯ...!!」思わず声が漏れ、恐怖で震えました
逃げたいのに怖くて動けない。
どうしようもなく何か助けをと、アンが部屋に居ることを思い出しアンを探しました
しかし部屋の何処を見てもアンはいません。
ドアは閉めてあり、出た形跡は無い。
小さい声でアンを呼ぶけれどやはり何処にもいない
すると何か凄い力に腕を掴まれ布団から引きずり出されました
半泣きで見上げるとそこには古いボロボロの着物を来た血まみれの女の子。
目が合うとニタァ...と真っ黒い口を開き
「捕まえた」そう言い窓の方に引っ張られ
このままでは死ぬ、そう思い必死に抵抗していたけれど
圧倒的な力にはどうしても勝てず
ズルズルとゆっくり窓に引きずられていく...
もう無理だ。そう思った時にどこに隠れていたんでしょうか
アンが吠えながら女の子に飛びつきました
「ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ!!!!!」
断末魔を上げながら女の子はアンを掴みそのまま窓にすごい早さで
飛び込んでガラスを割って消えていきました
そこで意識を失い、目を覚ますと
祖母や近所の人達が外で騒いでいました
気になって見に行くと庭に血だらけのアンが倒れていました
ちょうど2階の窓の真下で。
それを見た私は夢じゃなかった事を自覚しアンが死んだ悲しみと、恐怖で泣き出しました。
あれはいったい何だったのかは分からないけれど
アンが居なかったら私は確実に死んでいたと思っています
あれから祖母の家には泊まっていません。

　(ノ ゜Д゜)ノ

怖いですね。

私もお盆の日にお婆ちゃんの家で兄ちゃんと夜更かししてテケテケの動画とか見てたら突然下から何かが暴れてるような音と、下から上をガンガンやってる音が聞こえて兄ちゃんと慌てて下の階の電気をつけたら音がなくなって何もいませんでした。
他の人に空き巣か？とか昨日の夜起きたことを朝話したら、自分と兄ちゃん以外はそんな音しなかったって言いました。
上の階で夜更かししていたのは私と兄ちゃんだけで、他の人はリビングじゃない下の部屋で寝ていたんですよ。
電気をつけたときも慌てて帰る音とかはせずにピタッとやんで何もいなかったんで…
いまだに不思議です。
お盆はやっぱりそういうことがありますよね

そう言えば、今、皆さんが盛り上がってる「ハロウィン」だって、元来は「西洋版のお盆」なんだよね…��

犬っていうのは最後まで飼い主を慕い飼い主を守るから本当に感謝ですね
そのまま犬の望んだ通りに長生きしてください
そして多分掴んで死なせようとした幽霊は悪霊か地縛霊のどちらかですね
座敷わらしは死なせようとしませんしね
その幽霊は寂しかったりしたんでしょうか
それとも本当に…
地縛霊だとしても悪霊だとしても生きてる人を殺せば生まれ変われることはできないのに本当にわからないですよね