みんなやっほ!
はじめましての人もいるね。
入院してたマイマイです!
一応中学受験は終わって、第一志望に合格!
で、ここを借りて言わせていただきますが、
みんな、休んでごめん!
全部のスレきちんとチェックするし、入れてくれるかな?
これからもよろしくね!
で、ここのスレは、kzの二次小説を書くところです。
決まり
・荒らしは無視!
・雑談はオッケー
・誹謗中傷だめ!
・できれば、毎日来てくれるとうれしいなあ。
これくらいかな?
では、みんなを待ってるよ!
[夏とジンクスが知っている]
3.鬼ごっこ?
「七星。ちょっと聞きたいことあんだけど。」
それは、私が帰りの準備を済ませ、教室のドアに手を掛けた時だった。
クラスの中で常に注目を浴びる存在、「数の上杉」こと上杉和典が話しかけてきたんだ。
もちろん他のクラスメートの目線が凄い訳で……
「……ごめんね!急いでるからっ!」
私はそう言うが早いか教室を飛び出し廊下を突っ切ると玄関も抜け、校門から150m程離れたところまで走り出した。
私、陸上部だから結構速いし、持久力もあるほうだと思う。
だから安心しきってたのに…
「……待てよ。」
私の肩に手をおきこちらを見据えるのは紛れもなく上杉だった…
「んな…っ…!なんでここまで…!」
「お前が逃げるからだろーがっ!」
肩を上下させながらも恐ろしい剣幕で怒鳴る上杉に怯むも、「そういえば聞きたいことって?」という疑問が浮かぶ。
「お前に…聞きたいこと…あるっつったろ…」
息を弾ませそういう上杉につい言ってしまったんだ…
「…じゃ、話聞くから一緒に帰ろ。」
[夏とジンクスが知っている]
4.誉め言葉と鼓動の関係
って何いってんの私!?
「や…!今のは違…っ」
「…確かにここだと周りの野次馬がうるせーし…仕方ねーな。」
…マジですか____
。・。*。・。*。・。*。・。* 。・
「…んで、聞きたいことって?」
少し歩き、学校から遠ざかってきた辺りで聞いてみる。上杉からの返事は
「あぁ、お前に絵描く…ポイントっつーか…コツ?みたいなの聞いてみたくて。」
これ。…正直そんなので呼ぶな…
その気持ちをグッと堪え、私はこう言った。
「私に聞かれても…そもそもあのコンクールで賞取れたのだってどうせ偶然だろうし…」
これは私の本心。それに、私は確かに絵やイラストを描くのは好きだけどだからってそれで人気者と関わるなんて無理。人気者と関わったってろくなこと無いしね。
でも、次の上杉の一言がそんな私の冷たい心の鼓動を高鳴らせた…
「お前さぁ、馬鹿なの?偶然とかまぐれで賞取れる位なら、俺みたいな塾生が必死に勉強してる意味って無いじゃん。お前が賞を取れたのは実力だ。俺はそう断言できるね。たまたま、とか信じねーし。お前は絵ぇ描くのが好きだから頑張ったんじゃねーの?だったら俺はお前を誉める。尊敬する。どんなことであろうと、俺が評価するのは結果もあるが、それ以上に過程だ。だから俺はお前のことをすごいやつだと思う。で、そんなお前に絵のコツ聞きたいんだけど?」
……考えるより先に返事してた。
「私でいいなら…!」
その時私は自分が今までにない嬉しさを感じながら…
恋に落ちる感覚を知ったんだ___