探偵チームKZ事件ノート 17

葉っぱ天国 > 探偵チームKZ事件ノート > スレ一覧 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901-キーワード▼下へ
801:青薔薇:2018/10/14(日) 22:25 ID:yp.

>>800
ご意見ありがとうございます。
そうですね。
たくさん努力して、悔いることはないですもんね。
励みになりました。
あと、800おめでとうございます。

小説更新します。

大切な人は知っている
(彩side)
それから、翼は今日泊まるベッドにいろいろ準備をしていた。
私はその様子をボーっと見ながら考えてた。
あの男のことみんなに言った方がいいのかな?
巻き込んじゃいそうだし…
そもそも、なんで私があんなにも狙われなくちゃいけないの?
それに、あのときのお母さんの声、今にもはっきりと思い出せるけど妙に明るかったような気がする。
お母さんは何か関わっているのかな?
それより、ここ退院したらどうしよう…
あんなこと言われたのに、ノコノコ家に帰っても大丈夫かな?
あー、もう、どうしよう!
叫びたいぐらいに心配ごとが…
そんな感じでずっと一人で自問自答を繰り返し、結局、思いついた結果はもう少しこのままでいること。
家については、一度帰ってみる。何もなければ…
「アーヤ」
ビクッ!
わ、びっくりした。
びっくりしたまま翼をみると笑ってる。
「アーヤ、大丈夫?さっきから何か考えてはコロコロ表情変えて…何かあった?」
私、そんなに表情変えてた?
てか、そんなに笑わなくていいじゃない!もう!
少し、私がムスッとすると翼は笑うのをやめた。
「ごめん、ごめん。でも、こっちを見ながらコロコロ表情が変わるのがアーヤらしくて、少し安心した」
翼は天使の微笑みを見せる。
なんやかんや言って、すごく心配してくれてたんだね。
そんなこと考えていると先生が入って来た。
「呼吸も安定してきたし、マスク取るね。」
やっとマスクが外れて口もとが自由になった。
先生たちは何やら翼と話して出て行った。
「アーヤ、可愛い…」
翼が私を見ながら言った。
「やっぱ、マスクが外れると安心する」
翼がそう言いながらこっちに近ずいてくる。
「アーヤ、外の空気吸いに行かない?今日は天気がいいから星が綺麗だよ」
私は、少し外を見る。
少し出たいかな…
「行きたいけど、出ていいのかわかんない」
そう答えると、翼は笑いながら言った。
「大丈夫だよ。車椅子だったら外に出ていいって、さっき許可貰ったから」
あぁ、だから話してたんだ。
でも、車椅子、私乗れないよ。
「車椅子は俺が押してあげるからさ、心配なく」
そう言って悪戯げに笑った。
へ!?
その瞬間、私は翼に抱えられた。
そのまま、車椅子に乗っけられた。
「ちょ、翼。何してんの?」
翼はまた、悪戯げに笑って
「なんのこと?」
と言った。
もう、翼のバカ!
プン!
「あ、また、アーヤ怒ってる。wwww…」
翼があまりにも笑うもんだから私も笑ってしまった。
少しして、二人の笑いがおさまって私たちは屋上に向かった。



今回はここまでです。
次回は屋上についてからのことを書きたいと思います。
もうすぐ、中間テストですね。
私もテスト対策に追われております。
ここにもあまり来れないかもしれないです。
すみません。

最後に皆さんにお尋ねしたいのですが、答えて頂けると嬉しいです。
この小説、落ちは砂原にするつもりだったんですが、この流れだと翼もありかなと思っています。
そこで、皆さんにお尋ねしたいのが今までの話を読んだ上で、砂原と翼のどちら落ちが一番流れであっているか、ということです。
もし、翼落ちにする場合は次の話でくっつけることも頭に入れて書こうと思っています。
皆さん、答えて頂けると嬉しいです。


続きを読む 全部 <<前100 次100> 最新30 ▲上へ