10年後 ､ 20年後 ｡
もしも私が生きているのなら _ ､
2018年 ､ 私はずっと行きたくて仕方が無かった中学に落ちて ､ 滑り止めの学校に通っています ｡
それなりに友達も居て ､ 口論になったり色々あったりしてるけど ､ 結構平和に暮らせています ｡
未来の私に手紙を書くなんて私の柄じゃないし ､ 抑私の事だからきっと書いたことなんて覚えていないのでしょう ｡
それに未来への手紙なんて ､ 頭がおかしいにも程があります ｡
だって宛先は今の私よりもずっと長く生きているんだから ｡
たった13年生きたくらいで ｡
たった13年しか生きていないけど ､ でも私は ､ 未来の私の1番の理解者になれます ｡
だってどれだけ年数が経とうとも ､ それが私に変わりないから ｡
未来の私は ､ きっと私の事だから色々悩んで色々迷っていることでしょう ｡
世界をたった13年分しか知らないのに ､ 死にたいだの不登校になりたいだの交友関係が面倒だの既に文句ばっかり零しているのだから ｡
だから ､ 未来の私も文句ばっかり零しているのでしょう ｡
大人になったら子供の感覚は忘れてしまうと聞いたことがあります ｡
未来の私よりも知識は劣っていますが ､ それでも ､ 死にたいなんて嘆くであろう未来の私に _ 。
「 死にたい 」なんて言わないで欲しい ｡
今の私がどれだけ辛い思いをしているのかも忘れて ､ 昔の私がどれだけ辛い思いをしたのかも忘れて ｡
どんな事があっても今まで生きてきた私の事を忘れて ､ 死にたいなんて言わないで欲しい ｡
もしかしたら今までの経験とは比べものにならないほどの悲しみに暮れて ､ もうどうしようもなくなっているのかもしれない ｡
もう死という逃げ場しかないのかもしれない ｡
それでも ､ 死のうとしないで欲しい ｡
綺麗事だって嗤われても ､ 偽善者だって吐かれても ､ それでもいい ｡
今の私だって正直 ､ 生きていることが素晴らしいなんて思ったことは無い ｡
狂ったように死にたいって泣いて ､ 自暴自棄になって現実逃避して ｡
そんな毎日を送ってた時もあった ｡
でも ､ いつの間にか死にたいとは思わなくなった ｡
生きたいと思ったことはあまりないけど ､ それでも死にたいとは思わなくなった ｡
いつの間にか ､ 死にたい死にたいって自分が不幸だと叫ぶ自分が馬鹿馬鹿しくなった ｡
ある時 ､ 私はこんな言葉に対して文句を言っていた ｡
「 貴方が死にたいと思った今日は ､ 昨日死んだ人が必死に生きようと思った明日である 」｡
私はこの言葉が嫌い ｡
だって ､ 昨日死んだ人は私とは違う人生を送っているんだから ､ 私が死にたい今日と ､ 死んだ人が生きたかった明日の価値は同じじゃないんだよ ｡
それなのにこじつけみたいに比べちゃってさ ｡
でも ､ こうなら言える ｡
「 未来の私が死にたいと思った今日は ､ 今の私が生きたい未来である 」｡
未来の私の今日も ､ 今の私の未来も ､ 価値としては同じだから ｡
それに ､ 人生は自分だけのものなんだよね ｡
未来の私の人生は ､ 今の私の人生 ､ つまり言えば2人分の人生なんだよ ｡
私は生きるのをやめなかった ｡
だから未来の私もやめないで ｡
そこで歩みを止めないで ｡