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3：結衣（ゆい）◆n2 解除してよー（泣）：2018/08/03(金) 10:45 ID:tEM 登場人物
・一条沙梨（いちじょうさり）
人気者。
でもみんなのことを嫌っている。
お金持ち。
美人、モデル
・遠藤華奈（えんどうかな）
いつも沙梨にくっついている。
派手な子に媚を売る。
可愛い。
スタイルが良く茶髪で小顔で色白で男子にも人気がある。
・斉藤莉子（さいとうりこ）
沙梨の方がそこまで好きじゃないが媚を売ってる。
運動神経抜群
気が強い。
・小林来夢（こばやしらいむ）
この子も沙梨に媚び売ってる。
可愛いが性格は悪い。
・井上優愛（いのうえゆあ）
この子も沙梨に媚び売ってる。
そこまで可愛くないのに人気者。
・佐藤愛華（さとうあいか）
沙梨の幼い頃の友達。
沙梨にいったある言葉が原因で沙梨と仲を悪くする。
『沙梨ちゃんてさ、ブスだよね』
その言葉信じていた親友に言われた日から、私は変わっていったー‥‥
はじめまして
私は一条沙梨（いちじょうさり）
私は今クラスの人気者で専属モデルをやっている。
でも、3年前はそこまで人気じゃなかった。
だってモデルなんかやってなかったしそれにー‥
「沙梨ー！おはよー！」
「華奈、莉子、来夢、優愛、おはよ」
「やっぱ沙梨っていつみても可愛いよねー！」
「華奈ほんとそれな！かわいすぎ！」
「私もそれ思ったー！何でそんなかわいーの！？！？」
「羨ましすぎるぅー！」
私は正直こんな風に媚び売ってる華奈たちが好きじゃない。
本当はそんなこと思ってもないくせに、あん時の愛華と同じだよ。
いつもいつも可愛いとか言ってたくせにあの時愛華はいった。
『沙梨ちゃんてさ、ブスだよね』って。
どうせモデルなんかやってなかったら、お金持ちじゃなかったら、媚びすらうってこないくせに
そんなことを思いながら私たちは教室に行く。
教室に着き私はすぐトイレに行こうとした。
その時また華奈が、
「沙梨どこ行くのー？トイレ？あたc‥‥」
「こないでっ！」
「え？」
「こないで。今1人になりたいの」
「そ、そっかぁー」
華奈のその言葉を聞いて私はすぐさまトイレに行く。
トイレに入ると私は鏡を見る。
その鏡に映る自分の顔を見て嫌な気分になった。
今のあたしの顔、あの時の愛華みたい。
歪んだ顔。
本当に思い出すだけで吐き気がする。
あの時、あの時のことを思い出すだけでー‥‥
そう思うのに頭は勝手にあの時に蘇っている。
3年前
『沙梨ちゃーん！』
『どーしたの！？愛華ー！』
『沙梨ちゃんに話があるの』
『？』
『沙梨ちゃんてさ、ブスだよね』
『え？』
『だーかーら、沙梨ちゃんブスだよねーて、これ以上さ、あたしに近づかないでよ』
『え‥‥うん』
はぁ‥‥
本当愛華には呆れる。
そんで、あの時『そーだよね、あたしブスだよね』って流した自分にも呆れる。
そんなことを思いながら私は廊下に出る。
廊下では華奈達がふざけていた。
「ははは！莉子まじうける！」
「いやいやいや！華奈のほうがうけるしー！」
「まじそれな！変顔やばい的なー？笑」
「うっさい！そういうあんたたちだって変顔やばいじゃん！笑」
「はぁー？笑」
「あ！沙梨ー！こっちこっちー！」
そう言われると私はニコッとして華奈たちの方に行った。
「なになにー？」
「あのねー！莉子がねー‥‥」
そんな風にふざけているとチャイムが鳴る。
「やばーい！チャイム鳴っちゃったいこー！」
「うん！」
そうして私たちはバタバタと教室に入る。
席につき授業の準備をする。
それから数時間後学校は終わり家へ帰る。
「ねー！沙梨ー！今日あそぼー！」
「ごめーん、今日撮影」
「そっかぁー、沙梨専モだもんねー！がんば！」
「うん、ありがと」
そして家へ帰る。