皆さんは人気者って楽なイメージばかりじゃないですか?だから苦労してることも書こうかなって
ちな小説です
「柚莉愛ちゃんと友達なれてよかった〜」
いっつもいっつもみんな私に近づいて来てはそういうけどでもみんな結局は私を利用していらなくなったらポイッてするの。
人間って本当に不思議
なんでそんなこと軽々しくできるんだろう
今回はそんな人気者な少女の物語です。
四月
私は中学一年生になった。
「柚莉愛おはよ!」
「あっ!柚莉愛〜!今日も本当かわだね〜!いいな〜!」
「ほんと!柚莉愛は私の憧れ!」
「んね!柚莉愛と友達なれてよかった〜、まじ自慢の友達!」
「ははは、言い過ぎだよー」
「そんなことないよっ!柚莉愛ほんと先輩にも人気あるしすごいよね!」
「へへっ、それより教室いこ」
「そーだね、ちこくしちゃーう!」
これが私、秋元柚莉愛(あきもとゆりあ)の最初の1日の始まり。
こんな風に人気者って感じだけど実は私平凡に日々を過ごしたかった。
だって人気者は利用されるんだもん。
私によって来るのはいつもいつも、いつもそう‥‥
あの時の莉絵瑠みたいに‥‥
「柚莉愛何してんの早く行くよ〜」
「あ、うん〜」
そしてみんなと喋りながら、笑いながら教室に入る
教室に入ると
「ゆ、柚莉愛ちゃんおはようっ!」
クラスの地味系女子が寄ってきた。
正直私はこういう子の方が付き合いやすい。
「春花ちゃんおはようう〜」
「えっ、う、うん!」
そしてその女子は自分のグループに戻ると嬉しそうにこっちを見ながら仲間に何かを話している。
正直あーいう子の方がかわい
結愛たちみたいにギスギスしてない方が‥
その時キーンコーンカーンコーンとチャイムがなり私は席に着く。
先生が入ってきて早速学活だ。
「それではHRを始めます。今日は1時間目国語‥‥」
先生の長々とした話が始まる。
「まじだるぅーい」
「それな、サボる?」
「えー?また呼び出しなんのめんど」
「まーそれもそーか」
そんなこんなでHRが終わりチャイムもなり休み時間。
「柚莉愛!四階いこ!風香先輩にあいにいこー!」
「そーだね!いこ!」
そして走って四階に駆け上がる。
四階につくと私は片足をダンッとやって
「ふーーうーーかーせんぱーいー!」
と大声で叫ぶと風香が走ってきた。
「なになにー?え!柚莉愛たちじゃん!めちゃ嬉しいんだけど!」
「あたしらもまじ風香先輩に会えて嬉しいです〜!」
「それな!嬉しみの極みっ!」
「んね!」
「いや〜て〜れ〜る〜!」
「風香先輩可愛すぎっ!」
そんなことを言っていると私たちの学年主任河野が
「こーら、秋元、田山、遠藤、佐藤、一条、神崎授業始まるから各教室戻れ」
「えーはぁーい」
「風香先輩さよならー!」
「じゃーねー!」
そして私たちは教室に戻る。