ポエム板作っちゃいました
2:スノーフレーク◆GdLh9ZnXOQ:2018/12/08(土) 12:13 ID:Viw 星降る夜の石ころは
星降る夜に
石ころが一つ
足元に落ちていました
大きくて歪な形をしているそれに
誰も見向きもせず
人は空を見ながら
それを蹴飛ばしていきました
ああ、そうか
私自身も
石ころなんだ
だから誰にも見つけられずに
忘れられていくのだ
そう悟った私は
その夜
流れる星の下で
首を吊りました
曇りガラス
窓からふと外を見た
澄みきっているはずの空は
曇りガラスを通すと
曇って見えた
私の瞳もそうなのかも知れない
霞んで見える、
実体の無い世界は
世界が曇ってるのでは無く
私の瞳が曇っているのかな
なぜ私の瞳は
曇ってしまったのだろう
大人の作る
汚い世界を見たくないから
私の瞳は
曇ったままでもいいかもな?
桜
花が綺麗なのは
すぐ散るから
桜は儚さ故に
人気もあるのだ
私は醜いけど
桜の木の下で散っていけば
綺麗になれるのかな
その夜彼女は消えた
彼女の真っ赤な屍の上には
薄桃色の桜が
重なっていた
凍る
凍てつく寒さの中に
ただ佇んでいる私
冷えた手足は
暖かいお湯に浸ければ
すぐに暖まる
でも凍った心は
暖まらない