夏を探すのだ
>>2
今でも僕は、あの子のいた夏に囚われたままでいる。
少し肌寒い、秋の日だった。街には、もうすっかり冬の気配が立ち込めていて、衣替えをして厚いブレザーを羽織っている高校生たちが、なにやら楽しげに歩いているのが見えた。僕は薄手のシャツを着て、スーパーの袋を手に提げていた。寒かった。足早に自宅への道を歩いていると、目の前に、季節感をまるごと無視したような、涼やかな服を身にまとったひとが佇んでいるのが見えた。僕は、その子を知っていた。- 11/17
―あの子は、生きている?
あの子のいた夏を忘れられない、そんなW僕Wと、あの夏から数年後、ある秋の日に現れた、亡くなったはずのWあの子W。
―終わったはずの夏をめぐる、少し奇妙な日々のお話。
*
募:あの子。きっと幽霊? 提:僕( >>3 )。あの子について、こういうひと!っていうあれは設けないので、なんでもよし。性別もどちらでもよし。享年16、17くらいなのかな。
おひとりさま募集!、被りは選定 / ロルはどのくらいでも。ゆるっと、置きレス。/ 違うなあ、と思ったらお断りしてしまうかも。申し訳ない / そんな感じ。夏が好きな人も、秋が好きな人も、冬が好きな人も。