Short Stories From Rei.
題名の通り、短編集です!
ジャンルは気分で書きます!
それでは、自由奔放な私の世界をお楽しみあれ(°ω^)☆
〜最初に〜
◇荒らし(誹謗・中傷)はUターン
◇コメント大歓迎!!
◇雑談は控えて下さいな(^▽^)♪
−REPLAY−
僕らの使命はただ一つ。
完全犯罪を再現(REPLAY)すること。
−REPLAY−
Data1.早朝のお届けもの
20年前のとある早朝の話だ。
一人の少年が部屋で死んでいるのが見つかった。
第一発見者は、朝村由香(あさむら ゆか)。
被害者は、倉木昌(くらき まさ)。
17歳だった第一発見者と被害者の関係は“未来の婚約者”という仲だったらしい。
「京介さん、お届けものでーす」
朝5時半。
いつもなら、まだ寝ている時間なのだが、郵便屋に呼ばれてはしょうがないと思い仕方なく布団から出た。
そして、玄関を開け郵便屋に一礼した。
「おはようございます。朝からお疲れ様です」
そして、くるりと方向を変え玄関から離れようとしたが、どうにも足が動かない。
また玄関の方を向き、足を確認してみる。
すると、さっきの郵便屋が俺の足を掴んでいた。
普通の人なら、悲鳴でも上げる所だろう。
しかし、俺には思い当たる人物がいた。
「…………真希、か?」
「ふふっ、京ちゃん正解!」
そう言って顔を上げた少女のような見た目の女性の名前は神田真希(かんだ まき)。
現代では珍しい程黒く染められた髪の長さは腰に届きそうなくらいだ。
彼女と俺の関係は“同僚”と言ったところだろうか。
「それでね、京ちゃん。被害者は……」
極秘の仕事内容について玄関で扉を開けたまま話そうとする真希を俺はぐいっと引き寄せ、部屋に入るように促した。
「はい、これ。今回の資料の追加だよ」
そう言って机の上にドンと置いたのは“探偵REPLAY 様”と記載されたダンボール箱。
乱暴にガムテープを剥がし、中身を丁寧に出した。
「真希、今日空いてっか?」
「もちろん。まぁ、空いてなくても空けるけどね」
そう言って真希は不敵に笑った。
俺の名前は、高城京介(たかしろ きょうすけ)。
探偵REPLAYの創設者であり、社長だ。
社員は神田真希ただ一人。
仕事内容は“完全犯罪を再現(REPLAY)”すること。
表向きは“探偵”、本当は__“警察組織の一部”だ。
もちろん、普通の探偵業も営んでいる。
そして、今回の仕事は警察組織の一部としての仕事。
密室殺人事件の再現(REPLAY)だ。
俺たちが探偵を始めたきっかけはささいな事だった。
“君たち、探偵とか興味ない?”
5年前、まだ18歳だった俺たちにかけられたその言葉に運命のようなものを感じた。
その時の俺たちは正直、探偵なんかに興味はなかった。むしろ、警察に憧れを抱いていた。
何故なら、俺たちは推理が大好きだったから。
彼に声をかけられたのも、市内で開催された推理コンテストで優勝した時だった。
“君たちは、警察にも劣らない推理力を持っていると僕は判断した。資金はこちらで用意する。もう一度言う。君たち、探偵とか興味ない?”
正直、警察にも劣らない推理力と言われた時は嬉しかった。
でも、それと同時に__“探偵”という仕事から逃れられないことを示していた。
まぁ、5年前の俺たちが選んだ未来は間違ってなんか居ないし、後悔もしていない。
むしろ……感謝しているくらいだ。
高校を卒業すると同時に、“探偵REPLAY”を作った。
最初は全然依頼も来ないし、警察から来る依頼も朝飯前だった。
だが、今回の事件はいつもとは違う。
いつもなら、“警察の力だけだと時間がかかるからあらゆる可能性を探し出せ”という依頼。
今回は、俺たちの本来の仕事“時効を終えてしまい、迷宮入りした事件の再現”だ。
先ほども言ったが、今回の事件現場は密室だ。
当時の警察は、密室かつ毒物を飲料に混ぜて飲むというよくある方法で死んでいたため“自殺”だと考えた。
だが、数日前「20年前、彼は自殺なんかしてない。誰かに……殺されたの」とその事件の第一発見者であり、被害者の未来の婚約者である朝村由香が俺たちの所へ来て話した。
そして、警察に電話して資料を送って貰った。その資料がさっき届いたヤツつてわけだ。
もしやあのれい…?
人違いでしたらすみません、一応元千鶴です。