暇人日記

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1:茶黒:2014/05/30(金) 00:40 ID:y3g

どうも、深夜の暇人、茶黒です
普段は2期創作に滞在しているのですが、たまにはオリ小説書こうかと…
素人だし文才無いですが頑張ってみますぜ!

ー注意書きー

・荒コメだけは止してくれ!
・更新は不定期です!
・誤字、脱字等は華麗にスルーしちゃって下さい!
・短編といっても同じキャラでのグダグダでやってます!
・ゲーム系かも!だって私ゲーマーですもの!( 殴
・たまにタメロになってるよ!

↓キャラ設定次からですぜ('∀')ゝ

2:茶黒:2014/05/30(金) 01:40 ID:y3g

いろんな意味で夢小説になりましたw

ルカ

現実逃避がしたいと念じていたらトリップしちゃった人。腐女子です。

ハル

夢世界のヒト。ルカに一目惚れをしてしまいます。

細かいことはストーリーの中で明らかになっていきます。

簡単すぎて申し訳ない…

3:茶黒:2014/05/30(金) 05:34 ID:y3g



ー1話ー


現実って勝手に決められてて辛い。


自分が望んでいなかった姿で生まれ、
自分が望んでいなかった場所で生きることを決められ、
自分が望んでいなかった生き方をする。

現実ってぇのはそんなもん。



汗ばんだ手で少々濡れている買い物メモを握り、靴のせいか削れているペダルを蹴った。

日光が眩しく私を照らし、お気に入りの腕時計の針は既に正午を指している。


何時よりも一層急に感じる坂を自転車で登りながら、見えてくる崖の下に目線を移す。

「 ヒトって死んじゃったら何処に行くのかな… 」

無意識に言葉を発してもそりゃ当然、
答えは返ってこない。早速自分で答えを考えてみる。

昔、ばぁばがヒトは死んだらお空の上の天国ってゆーところでずっと幸せに暮らすのだということを教えてくれた。
あの頃はガチで信じてたけど今となれば騙されていたのだとしか言いようがない。
だって死んだら何も残らないじゃん。

すると崖に警戒しているのにも関わらず、ペダルから足を踏み外してしまった。


…ここらで区切っておこう…

4:茶黒:2014/05/31(土) 00:18 ID:y3g



1話 2/2


自転車が倒れて、私の体は重力に従って崖から投げ出された。

ド田舎だからガードレールすら無い道は今更だが寂しく見えてくる。




これが現実ってヤツだろうな。



何も無いとこで誰にも気づかれないまま死ぬ。
私の人生の幕閉じってそんなものか。

情けなくて涙すら出てこない。




大分遠く感じていた地面が近くなっていく




次は自分が想っていた世界に転生したいな、
何もかも上手くいくような、そんな世界。



そんなことを想ってられるのも今のうち。

この命が散る数秒前まで…

5:茶黒:2014/06/04(水) 00:18 ID:y3g

3話




「 痛ァっ!  …あれ? 」

落ちたところは冷たい地面の感触でもなく、雑木林の隙間からチラチラと見えた古いコンクリートの固い感触でもなく………

柔らかな草の感触だった。



あれだけの高さから落ちたのにこれじゃあ昼寝してたら木から落ちたパティーンやないか…。



自分の頭をポコポコと叩きながら目の前の幻想的な世界に目を回す。

若草の生えた草原と何処までも澄んでいて綺麗な空はまるで補色同士のようだ。



…てか此処…

どっかで見ことあるぞ…

まさか天国?
いや、ないない。
フラグたてたにしちゃあリアルすぎる…


「 とりあえず住民とかに聞こっt((うぶっ! 」

あちゃ〜
足やっちまったよ、おい
血でてるじゃんかよ自分。



血がじわじわと溢れている足首の傷口を擦りながらすぐ近くにあった木の幹に寄り掛かる。



「 てか泣いてんじゃねーよ俺! 」

気がつけば頬が湿ってた。
ガチで痛いってさ。
ん…何貧血?
やべぇ血が出すぎちまったよ…
あ〜目の前が暗くなってく〜
このまま大量出血で死ねないかな〜



…ドサッ

6:茶黒:2014/06/07(土) 00:17 ID:y3g

3話 2/2




そこはとても平和で明るい国だった。
そこは自然が美しく豊かな国だった。
そこは夢のような幻想的な国だった。


________そう、

悪夢も絶望もなく
心のある者が集い、
互いに傷を癒しあう『 優しさ 』に満ちた国

『  夢 』をいう名の象徴、



___ __ __ドリームズワールド___ __



そんな夢を物語った国の高原に青く広い背中がポツリ

その人物は美しい装飾が施された金色の剣の剣先を天に向け、その照り輝く堪能しながら目を細めた。



彼の名をハルといった。

彼はこの国がまだ赤き闇の世界だった頃に生まれ、親という温かさ早くに失った。

生きる場を失い、希望を失った彼は、ただ動くだけの冷たい人形にしかすぎなかった。


______だが彼は闇に堕ちてでも希望を拾い上げた。


絶望にまみれてでも剣を振れる気力があったから。
憧れの一つ上をひたすら目指すことができたから。


__傷口を癒してくれる者がいたから。


今はもう、霧掛かっていて見えない、そんな記憶に毎日脅されながら生きていた彼は立派な騎士、守りの堅き盾となった。


かつて赤く鉄臭かった草原をフサフサと音をたてながら、取り戻すことのできた平和に思わず笑みが漏れてしまう。


すると足元で何か濡れた音がした。


足元を見下ろせば革靴が紅に染まっていた。



まぁ、平和が戻ってからでも血を見るのはそう珍しいことでもない。




足元の赤色を慣れた目付きで見下しながらハルはその線に沿って駆け出した。

7:茶黒:2014/06/07(土) 00:39 ID:y3g

...訂正...
照り輝く堪能しながらと書かれてますが正しくは
照り輝く姿を堪能しながら
の間違いです!
失礼しました!


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