登場人物
西澤美桜梨(にしざわみおり)
高校卒業したばかり18歳,3月31日生まれ
グルメ雑誌編集部の新入社員
本堂繁(ほんどうしげる)
グルメ雑誌編集部の部長,58歳
山屋和枝(やまやかずえ)
グルメ雑誌編集部の女社員,56歳
2人の息子を持つ主婦
中村優子(なかむらゆうこ)
グルメ雑誌編集部の女社員,45歳
同じく子持ちを持つ主婦
嶋野八重子(しまのやえこ)
グルメ雑誌編集部の女社員,30歳
彼氏なし30年,独身
小林麦(こばやしむぎ)
グルメ雑誌編集部の新入社員,18歳
同年代なためよく仲良し！
如月瑞穂(きさらぎみずほ)
グルメ雑誌編集部の女社員,27歳
小倉涼子(おぐらりょうこ)
グルメ雑誌編集部の女社員,37歳
井上詩音(いのうえしおん)
グルメ雑誌編集部の新入社員,18歳
麦と美桜梨とは同年代なためよく仲良し！
佐藤加奈子(さとうかなこ)
グルメ雑誌編集部の女社員,25歳
中村玲子(なかむられいこ)
グルメ雑誌編集部の女社員,40さい
星野ありさ(ほしの)'
グルメ雑誌編集部の女社員,21歳
竹達彩花(たけたつあやか)
グルメ雑誌編集部の女社員,23歳
九条遥都(くじょうはると)
グルメ雑誌編集部の男社員,26歳
「ここが本堂編集会社」
あたし,西澤美桜梨,18歳
高校卒業したばかりの女の子です。
・・・・・・
「私は,西澤美桜梨です,よろしくお願いします」
「美桜梨ちゃんか,可愛い」
「まだ18歳だって」
「何月生まれ？」
「3月31日生まれです」
「なりたてホヤホヤかぁ〜,18歳かぁ〜」
「ここがグルメ雑誌編集部というんだ」
「食べ物の？」
「今日から今から居酒屋に回ろうと」
「居酒屋？」
私は初めて大人世界を味わう。
「居酒屋特集をやろうと」
「 ワシのオススメ居酒屋に行こう」
その夕方
ーガラァー
「いらっしゃい」
「本堂さん,こちらは？」
「新入社員の西澤だ」
「お嬢さん,何する？」
「オレンジジュース」
「酒じゃなくていいのか？」
「私は18さいですから」
「しかったないか」
「俺は黒ビール」
「わたしは日本酒を」
「もつ鍋」
「はいよ」
・・・・・
「ここの,もつ鍋美味いな」
「ですよね？わたしもそう思うわ’」
「美味いな」
「・・・・・」
「どうしたの？美桜梨ちゃん」
「いや？初めて居酒屋にいくから緊張して」
「リラックスして」
「・・・・・はい・・・・・」
わたしはもつ鍋を手を出した
「美味い！このもつ」
「だろう？」
「私はお酒まだまだだから,味わかんないよ」
「そのうちわかるさ」
12月24日,クリスマスイブ
「如月さん」
「中山くん,久しぶり」
「中学校卒業以来だね？全然変わらないね」
「中山くんもイケメンじゃん」
「今日,一緒に飲みに行きませんか？」
「はい,私もお酒大好きです」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「というわけで私,中山亮君と付き合うことになりました」
「おめでとう,如月さん」
「八重子さん,ありがとう」
「私より彼氏をつくるなんて」
「だから,今日はさっきに帰ります」
「デートなんです,私,お正月一人だったから,私,幸せだよ」
そして、時は2月
「あのう、如月さん,早いかもしれないけど,結婚しませんか?」
「結婚？」
「別に無理とは言わない」
「私はとっくに亮ちゃんと早く結婚したいとおもった」
「では,実家におざましても」
「私は両親は高3の時に事故死でいません」
「そうですか」
「私は6月に結婚したい」
「俺もそうおもいました」
・・・・・・・
「えっ,今日はどこにいきましょうか？」
「焼肉」
「オムライス」
「ラーメン」
「と言いたいところだが今日は寿司気分じゃわしは寿司特集をつくる」
・・・・・・・
「回転寿しじゃないんですか？」
「回転寿司？」
「いったことないんですか？」
「ない」
「なんで？メロンとかプリンとか回るのに」
「そんなもん寿司屋とはいえん」
・・・ガラッ・・・
「本堂さん」
「わしは大トロをいただこう」
「はいよ」
「俺はタコ」
「私は6月はヒラメ」
「さすがベテラン常連なれてるわい」
何か,この人,こわそう
「お嬢ちゃん見かけない顔だね？」
「はい,今年から入った新入社員です」
「いまいくつだい」
「18歳です」
「・・・・・・・」
「あたしはいかを」
「おめぇ〜みたいなガキに食べさせるわけない」
「！！！」
「いくら社会人でも酒が飲めないのは子どもたい」
「こっ子ども」
「たしかにお前は子どもだ」
「子どもは早く帰りなさい」
「私は一所懸命に働いてます,オトナとしてみてください」
「帰れ！お前は永遠に禁止だ」
「それはいくらなんでも」
「俺はこいつみたいに気軽にくる奴大嫌いだ,
回転寿司やらスーパーの寿司でもたべていれば」
「わかりました,いなければいいですね？」
・・・ガラっ・・・
どうして,皆,私を嫌う？
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「部長,私は辞めます」
「そんな気にしなくても」
「やはり,私は社会人になるのは早かった」