はい、長編の方も載せている 榊 美弥俚と言います。
短編小説集です。
『また、いつか会いましょう』
〈プロローグ〉
これは、僕が僕だった頃のお話。
〈1話〉
僕は、中学2年生。
でも、友達なんて居ない。ただただつまんないだけの毎日。
僕は1人きり いつもいつも1人きり。
2人以上になれるのは、暴力、悪口、要するにイジメを受ける時だけ。
それ以外はいつだって1人きり。
この悲しい現実を変えたい。
それでも・・・変える事は出来なくて・・・。
悲しい そんな感情すら、分からなくなってしまうほど、虚しくて。
こんなおかしな世界。消え去ってくれたって構わないのに。
〈2話〉
僕が、2人以上になる時が今日も来たようだ。
「消えろっ」、「死ね」、「どこか行けよ」
そんな悪口とともに飛び交うのは笑い声と殴る蹴るの暴力。
そして、僕の事を可哀想と言う目で見ては見ぬ振りをする視線だけだ。
いつもこうだ。見て見ぬ振り。そう言う奴らもやってる奴らと同罪じゃないのか・・・?
こうして今日も僕の嫌な学校生活は終わった。
〈3話〉
帰り道。コンクリートの隙間に咲く一輪の花。僕と一緒、1人きり。
そんなとき、僕の頭にふとある事がよぎる。
–この世界が消えるのではなくて-
–自分自身が消えてしまえばいいじゃないか–
僕にとっては光だった。
眩しすぎるほどの光だった。
僕はその夜、言葉の通り実行した。
〈エピローグ〉
僕は、もう耐え切れない・・・。
皆さんさようなら・・・。
僕は最後に呟く。
–皆さん、また、いつか会いましょう–
来ました〜。
暴言はあんまり使わない方がいいと思います。暴言を使わなければOKですよ!いい感じです!グッド!
〈ありがとうございます。ですよね〜自分で使って後悔しました〉
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