「合同」 「春菜ちゃん、陽子ちゃん。ごはんよ」 階下から優しそうな母親の声が聞こえてくる。 その声に、二人の少女は振り返った。 北川家の、双子の姉妹。 春菜と陽子。 二人は全く同じ笑顔と同じ声で返事をして食卓に着いた。