タイムカプセル〜10歳の僕〜

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1:レモンミルク:2016/05/19(木) 21:05


STORY
僕は宮本波留,19歳。大学生

あの日、10年前に小学生の時
二分の一成人式で皆でうめたタイムカプセル。
成人式の日に掘り起こそうと考えた。
そんな僕は20歳の誕生日の3ヶ月前に
事故にあってしまい駄目になってしまった。

2:レモンミルク:2016/05/20(金) 18:34

「登場人物」

宮本波留(みやもとはる)(♂)
誕生日、12月25日
大学2年生、19歳(もうすぐ20歳)
趣味、ドライブ
明るくて活発でリーダー的な積極性で前向き
スポーツが大好きな性格
10歳の二分の一成人式の記念に
タイムカプセルを計画した本人。
しかし、大学の帰りの夜中の秋に自転車で
大型トラックや暴走族の車やバイクにはねられ大事故になってしまうが無事。
だけど、その後遺症で全身麻痺になってしまった。手足はもちろん,起き上がれなくなった。

3:レモンミルク:2016/05/20(金) 18:45

「登場人物2」

浅井美紗都(あざいみさと)
誕生日,3月6日
大学2年生、19歳(時期、20歳)
波留の大学のクラスメイト
大学一の人気イケメン男子である波留とは
幼なじみである。
全身麻痺になってしまった波留を支える。

高城有志(たかしろゆうじ)
誕生日、4月12日
社会人2年目、スーパー勤務、20歳
波留とは小学生時代からの付き合い。
高校生の時にギャル男にイメチェン。

山田朝也(やまだともや)
誕生日、6月15日
大学1年生、19歳(もうすぐ20歳)
波留とは小学生時代からの親友
大学を一年浪人生として一年後に入学する。

4:レモンミルク:2016/05/20(金) 19:00


・・・10歳の時(小学4年生)・・・

二分の一成人式
10歳は二十歳の半分。
そんな記念にタイムカプセルを埋めることを決めた。

「皆でタイムカプセルを埋めることを決めた」
そして壺の中に38人分埋めた。
手紙にボールに文房具など様々。

掘り起こすのは20歳の成人式。

・・・・・・・・・・・・

あれから月日が経ち僕たちは20歳になろうと迎えていた。

オレの名前は宮本波留、19歳
12月で20歳になる。

10歳の時のタイムカプセルを決めたのは
オレが考えていた。

5:レモンミルク:2016/05/20(金) 20:17


大学2年生、19歳
もうすぐ20歳.

美容師になるため私立N大の美容科

「おはよう、波留」

「美紗都、おはよう」

「今日は久々にみるね?波留」

「うん、そうだね、同じ大学でも違う部になれば中々会えないからな〜」

「あたしは教師になりたいから教育学部だし」

「お互いに頑張ろうな?オレも美紗都も」

「成人式楽しみだね」

「あの事かぁ?」

「タイムカプセル、あなたが考えていてくれた事」

「まあ、記念だよ」

「じゃあね?」

「またな」
その後、あのことになるとは思わなかった。

6:レモンミルク:2016/05/20(金) 20:37


10月24日
大学が遅くまで終わり、夜11時
自転車に乗りながらアパートまで帰る。

実は児童養護施設育ちで18歳まで過ごし
大学を進学を機に出た。

寒いな、もう秋だもんな?
でも1月になるのが近づいているんだな?

ブルンブルン
暴走族が暴れ出すバイク

「お前、そこ邪魔」

「すいません」
不良がオレをからかう。

「男のくせに地味」

「・・・・・ごめん、オレは?」

「お前、いくつじゃい」と話しかけてくる

「19歳です」

「19?ガキだな?てめぇは?」
オレはそのあと無視をして無事に家に着いた

ガチャ

「ただいま」

「オスッ、波留」

「有志、今日の飯は?」

「やきそば、野菜売れ残りのもらった」

「スーパー、どう?慣れた?」

「まあまあかな?」
オレは今日の事を話す。

「・・オレ、殺されるところだった」

「なんで?」

・・・・

「暴走族に?」

「今、噂になってらしい」

「かかわらない方がいいよ」
と有志が言う。

「うん、なるべく遅くならないようにかえってくるよ」オレは女かよ?

7:レモンミルク:2016/05/20(金) 21:15


その11月
いつものようにまた夜遅くなり自転車で帰った。

キー
うん?眩しい

ドーカーン

・・・・・・・

なんだ?今何がおこった?

「・・ここは?」
オレはいつの間にかベッドに寝ていた
しかも口には呼吸器、点滴など

「あっ、波留」

「美紗都?」

「覚えていた?」

「・・有志・・朝也・・」

「良かった、波留、意識が戻って」

「有志、・・オレ、何が起こった?」

「波留、君、死ぬところだったよ?」

8:レモンミルク:2016/05/21(土) 12:33


事故にあったと聞いたオレは入院生活
二週間を経っていた。

オレはある言う事を知った。

「宮本君、君、全身麻痺がある事」

「全身麻痺?まさか?」

「起き上がれないという重大なひとつ」

「起き上がれない?」
オレは何度起き上がろうとしても
起き上がれない体が重い。
ずっと寝たきりの生活になろうとした。

9:レモンミルク:2016/05/21(土) 12:46


12月20日、退院
しかし、オレは全身麻痺。
ベッド式用の車椅子。

「美紗都・・有志・・朝也」

「波留、良かった」
美紗都がいい

「誕生日、4日前にできてな?」
有志が言う。

「20歳の誕生日なる前に」
朝也もいう。

「色々と世話になった」とオレがいう。
無事に20歳の誕生日を迎えたいし
こんな姿だけど成人式。
タイムカプセルを掘り起こす。

そんな些細な事を考えていた。

10:レモンミルク:2016/05/21(土) 12:53


12月25日
オレが20歳の誕生日。

美紗都がケーキや料理を作り
有志や朝也がオレをからかう。

寝たきりのオレ。そして手も足も麻痺していてあまりあがらない。
かすかな手の指でスプーンを使い食べる事も
難しい。

ポット
苺が床に落としてしまう。

「あっ、ごめん」
とオレが苺を落としたのを美紗都が拾う。

「大丈夫だよ〜、タイムカプセル楽しみだね」と笑顔で返す美紗都
そんな幸せな日々を過ごしていた。

そんなまたオレに試練を起こしてしまう。

11:レモンミルク:2016/05/21(土) 14:03


12月31日
あともう少しで新年

オレは退院になったが再び入院
「はるさくら」という肢体不自由の障害を
持つシェアハウスみたいなもの。

そんな中、同じ肢体不自由の同世代の男子が話しかけて来た。

「君、名前は?」

「宮本波留」

「宮本君かぁ、いくつ?」

「25日で20歳になりました」

「20歳?オトナだわ」

「あんた、名前は?年齢は?」

「僕は笹崎颯太、18歳」

「18?」
彼は下半身麻痺の肢体不自由。

「オレは生まれてすぐにこんな感じなんだよ」

「そうなんだ、オレは大事故による麻痺」

「大事故?」

「まあ、まだ大丈夫なだけにありがたい」

「寝たきり、疲れない?」

「まあな」

「今度の1月に成人式だよね?」

「うん、こんな身体だけど行きたい。
何故なら、小学校の時に埋めたタイムカプセルを掘り起こしたい」

そんな中、スタッフの人が
「宮本君、君はこれからリハビリが始まるんですよ?成人式はダメです」

「えっ?」

「はるさくらでやります、4月です」

「4月・・オレ、今やらなきゃいけないんです」

「そんな身体じゃダメでしょ?」
と中池敦子、48歳
ベテランスタッフ。独身

「別にいいんじゃないんですか?」

「山本君」
もう一人のスタッフ男性、山本優雅
医師免許持ち、28歳
敦子さんが憧れなイケメン男子

「彼の自由にしたら?」

「どうして?」

「いいよ、宮本君」

「じゃあ?優雅さんがお食事に誘っても?」

「・・ごめん、僕、デートかぁ」
そりゃあ、48歳と28歳じゃあ?

「山本くん」

「さくら」
池田さくら、25歳
若き新人スタッフ、優雅の彼女

「私と山本君は来月、籍入れました」
「そんな馬鹿なぁ〜」と敦子さんがいう。
まあ、それも悪くない。
成人式が1月15日に開催する。

12:レモンミルク:2016/05/21(土) 18:59


1月15日、成人式。
市民会館のとなりに小学校。
うちらが通っていた小学校。

有志に連れられ洋風館の市民会館。
オレは青の袴を着た。
池田さんが用意してもらった。

オレは歩けないし動けない起き上がれない。
有志に引っ張てもらう車椅子。
おまけに寝たきりの身体。

有志に連れて地元へ。
みんな、こんな身体をみてどうするのだろう?

タイムカプセルを掘り起こすのは
じぶんで考えた企画したから
出すのもオレの役目だったのに。

こんな姿じゃ同然、無理だし。

13:レモンミルク:2016/05/21(土) 19:22


有志に連れられ到着
そこには朝也や美紗都が先についていた。

有志はスーツだがネイビーの上下に
ジーンズ風の青いワイシャツ。
ネクタイは赤い色。

朝也は赤白の袴。
美紗都は黄色の明るい晴れ着

「みんな、凄い・・」

「波留、似合うよ」

「美紗都も明るい・・」
そして中にはいる。
みんな、オレのところを集まる。

タアタアタアタア

【宮本(波留)】みんなの声。

「どうしたの?波留くん、こんな姿に?」

「歩けないの?」

「うん、オレ、大事故で全身麻痺のため
ずっと寝たきりなんだ」

「嘘・・」

「でも、生きてるだけで安心だよ。
企画したあんたなのにタイムカプセル」

「そうだな」

その夕がた。
他の男子がジャージに切り替え
掘り起こしを始める。

14:レモンミルク:2016/05/21(土) 19:35


他の男子がタイムカプセルを掘り起こす。

「ごめん、みんな、企画したのオレなのに」

「うんうん、波留くんのせいではないよ」

「美紗都」
40分後、1時間、2時間
いつの間にか5時間が経とうとしていた。

カチィン

「あったたぞ」
二人の男子がタイムカプセルを掘り起こした

みつ分にわけた壺
次々と持ち主のところへ渡る。

オレははさみだった。

そうか・・オレは美容師になりたかったんだ
誕生日プレゼントに知り合いだった
年上の美容師のお姉さんからもらった。
美容室のはさみ。

しかし今のオレはすべてダメだし。

「有志、美紗都、朝也、良かったな」

有志は野球ボールにゆうじをインシャル。
朝也は漫画ペン。
彼はもともと、漫画家になりたかったらしい
今では彼は大学の声優コース。

そして美紗都は手紙

美紗都が手紙をあけた、
「20歳のみさと」と書いてあった。

その後、オレ達は再び壺をだし
今度はまた20年後。
20年後ならみんな40歳に。

また小学校の庭にうめた。

オレは手紙にした。

「40歳になったら、いつもの生活を
送りたい。」と。

15:レモンミルク:2016/05/21(土) 19:53


40年後

オレは39歳。
21歳の時にアメリカにリハビリのために
渡り
長いリハビリをしたそして上半身だけは
起き上がれた。当然、車椅子。

その後、美紗都と結び3人の子供(1男2女)
(大貴(だいき).夏音(かのん).莉子(りこ))
となづけ幸せな日々を迎えています。

有志は未だに独身。
朝也は来年の夏に結婚。

そして2回目のタイムカプセルは
1月15日。

再び、みんなと出会うのかわ楽しみです。

おわり


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