語彙力ない馬鹿がサクサク短編書いてくよ

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1:匿名希望:2016/09/19(月) 10:38

別に見なくていいです。

突然始まって突然終わる、名前適当、設定皆無、支離滅裂な文章

書きたいことかいたら違うやつ書き始めます。見なくていい。
どっかに上げる小説の筋書きとか理想とかだと思ってくれ

2:匿名希望:2016/09/19(月) 11:04

※改行多め



「お前は幸せって何だと思う?」

ふらり、ふらりと二人で訪れた居酒屋で、彼は徳利を見つめながらそう言った。
幸せが何かと言われても彼の幸せと私の幸せは違うだろうに、彼は私になんて言ってほしいのだろう。
暫しの沈黙が流れても、彼は此方を見もしない。
ずっと少量の酒が入った徳利を見つめるだけで、その質問が幻聴だと勘違いしてしまいそうなほどに黙ってしまっていた。

どう、答えるべきなのだろう。
彼と私は一度愛し合った仲だけれど、愛を誓ったことはなかった。私は彼を恋愛対象として見つめることはなかった。
私は彼に何て声をかければいいのだろう。こんな爛れた関係の私に、彼は何を言ってほしいのだろう。
どうにも頭が働かない。それは開けてあるビール瓶のせいだとは分かっているけども、今はそれに感謝もしていた。
きっと彼だって酒に酔って変なことを口走ってしまったのかもしれない。そもそもあの問いかけですら、私の幻聴なのかもしれない。
そうだ、すべては酒のせいなのだからこんなの忘れてしまえばいい。なんなら酔いが回って聞こえなかったフリをしてもいい。
そう勝手に結論を出した私に、彼がまた問いかける。今回もまた、私の方など見向きもせずに。

「俺はいままで幸せなんて考えたことなかったけど、ふと思ったんだ。俺たちってこんな関係で幸せなのか」

そりゃあ幸せか幸せじゃないかと問われたら幸せではないけど、幸せじゃないと言ってもそれは違うように感じる。少なくとも、私は。

3:匿名希望:2016/09/19(月) 11:33

続くけど時間ないからちょっと後にかくよ。

4:匿名希望:2016/09/19(月) 19:10

仮に今までが幸せじゃなかったとしても、苦しくも辛くもなかったのだから、きっとそれは不幸と呼ぶには値しないのだと思う。
他者から見れば不幸なのかもしれないけれど、私たちの関係に第三者の視点など必要ないのだ。誰にも触れられることのない関係だから。
彼が幸せか幸せでないかでずっと悩んできたのなら、それはきっと幸せとは言えない。そんな哲学的な悩みを抱えたところで、幸せになれるとは思わない。
だから私はそう、重く受け止めない。幸せなんて考えない。そうしてしまうことがきっと、一番不幸だ。
いちいち今が幸せか不幸かなんて考えなくていい。自分が苦しくないならきっとそれは不幸じゃない。そうやって、私は生きている。
一人で思考を巡らせるのも馬鹿らしくなって私は彼に言った。

「不幸だと思うなら不幸だけど、なにも思わないなら幸せなんじゃないかな」

長い間口を噤んでいた私が喋ったことで、彼がようやく顔を上げて此方を見た。
やっと、やっと見てくれた。やっぱり貴方にはそれが似合う。下を見ているなんてらしくない。
だから私は貴方を支えるために同じベッドに転がって、嘘の愛を吐いたのだ。
そうしたらもう戻れなくなることくらい知っている。彼があの人をもう愛せなくなってしまいことくらい知っている。
それでも私はきっと彼をこれからも抱きしめてしまう。抱かれてしまう。彼に愛されるのを許してしまう。

きっとこれを人は愛と言うのだ。

5:匿名希望:2016/09/19(月) 19:10

時間なさすぎ問題

6:シオン:2016/09/22(木) 21:09

こんにちは!
シオンっていいます。
あなた様の文章にひどく魅力を感じたので、コメントさせていただきます^m^
凄いですね!!(*^_^*)これからも頑張ってくださいっ!

7:匿名希望:2016/09/23(金) 20:10

!?
ま、まさか見ていただけるとは思っていませんでしたありがとうございます。
あまり書くことができていませんが貴方のおかげでやる気が一層出てきました!
ありがとうございました!

8:匿名希望:2016/09/23(金) 20:11

前のやつの設定忘れたから新しいの書いてくよー

9:匿名希望:2016/09/23(金) 20:31

カメラのフラッシュが眩しい。
次々と押し寄せる質問の波をすべて無視して、彼女は自分語りを始める。
「私の母は、子供のころからひどく優しい人でした」
先ほどの言い方では少々語弊があったかと思う。自分のことを語るのが自分語りと言うなら、今の話は母語りとでも言うのかもしれない。
今回彼女が話をするのはその母、女優の佐々木律子の話であった。
子役の頃から様々なドラマや映画に出演して名演技を残し、幾度となく賞を受賞してきた、まさに知らない人が居ない程の名女優である。

そんな彼女が、最愛の息子を殺したというニュースは瞬く間に世間に広まった。

律子はもちろん息子も俳優で様々なことで活躍しており、彼のファンも大きなショックを受けた。佐々木家の家族愛はテレビ番組でもよくネタにされるほど有名であり、殺人事件など誰も考えなかったことだからだ。
そこでその息子の妹であり、また女優の美奈子が記者会見を開くという事態に至った。
話自体は全く驚きも面白味もなく、彼女自身も未だにその話を信じられないと言っただけだった。
しかし美奈子の目元には涙は浮かんでおらず、彼女のテレビで見かける堂々とした姿をカメラの前で惜しみげもなく晒して見せた。
これには報道陣も首を傾げた。三流の週刊誌では美奈子も共犯ではないかという記事を載せたところもあった。

10:匿名希望:2016/09/23(金) 20:48

美奈子の会見では特に事件もなく終わり(立ち振る舞いについてはあまり詮索されることはなかった)、数日が経ってまだショックは癒えないものの落ち着いてきた頃に、さらに事件が起きた。
それは美奈子が地元のテレビ局宛に送った文書がきっかけとなる。

「私の兄、和馬は何年も前からうつを患っておりました。」

その一文から始まる4枚にも及ぶ文は、どれも衝撃的な内容が記されていた。
「母の律子が和馬を殺したのは間違いなく家族愛から来るものであり、故意に行ったものです。」
「母が和馬を殺すことについて、私は知っていました。もちろん世間を揺るがせてしまうことも。」
「和馬のことを考え続けていた母もうつになりました。」
「私も母が好きであったので、うつの母を殺してやろうと考えていました。」
「母の髪の毛はいつの間にかすべて抜けてしまっていて、がんなのではないかと診てもらったことがあります。原因はストレスでした。」

つまり美奈子は、今回の事件すべてが家族愛から来るものだという主張をしたのである。
後に彼らが受信した精神科医を訪ねると、律子と和馬がうつだったことは事実と言う。
律子の髪質が変わった原因も、会見時の動揺した様子のない堂々とした立ち振る舞いの理由も分かった。
唯一分からなかったのは美奈子が律子を殺さなかったことであり、美奈子も報道陣からの言及に返答をすることはなかった。

11:匿名希望:2016/09/30(金) 20:11

そして様々なメディアが注目したのは、律子の夫であった。彼の名を雅人と言う。
雅人は家族とは違い一度も表舞台に立ったことはなく、普通に生まれて普通に働いている、まさに一般人と呼ぶべき対象である。
そんな雅人に律子が何を以てして恋をしたかはさておき、今回の騒動に雅人が関わっていないわけがないとメディアは目を付けた。
案の定家には常に記者が居座っていた。
しかし雅人は一度も顔を出すことはなかった。
その家の扉は開かず、自家用車が置いてあるわけでもなく、洗濯をしているわけでもない。つまり、雅人は家の中にいないのだ。
では、雅人は一体どこに居るのだろう?
メディアは彼を探し続けた。失踪や殺人などの噂も出回った。
騒ぎは大きくなり、雅人の両親にも記者が出向かった。両親は3年前に亡くなっていた。
そしてようやく美奈子が自身のブログで雅人について語った。語ったといっても自身の仕事で少々出てきた程度であるが、この事態での美奈子の行動は自殺行為と言っても変わらないものだった。
美奈子は記者によるインタビューに一言も答えなかったからだ。だから今答えてしまえばメディアは全て美奈子の元に集まる。そのことを美奈子は知っているはずなのに、日常のように、昔話のように違和感もなく雅人について語った。

「私は強い父親に憧れた。あの名女優と結婚したからさぞかしメディアに悩まされただろうに、父親は弱音を吐かなかった。それに比べてなんて私の弱いことか。私はすべて半端で、あの憧れた父親になれなかった。母親にもなれなかった。母親だって何度も悩まされたと思う。でも自分の演技に…」
その後は父親についての話は無かった。他愛のない普通の昔話のような物だろうが、誰も雅人についての話をしないこの中では美奈子に頼るしかない。メディアは美奈子に一斉に集まっていった。
きっと美奈子は、こうなることを知っていてブログにそう綴ったのだろう。

12:匿名希望:2016/10/08(土) 19:30

思ったより長くなりそうだ
これ違うところにかくから違うの書くわ

13:匿名希望:2016/10/08(土) 20:21

「たとえば、私が貴方に恋をしているとしたら、貴方は私に恋することができる?」

私がそんな質問を投げかけたのはいつだったか。



子供のころから私たち二人はずっと仲良しで、1歳頃から中学生まで私たちは一緒に行動していた。
「翔ちゃん、翔ちゃん」と私は呼んで、翔ちゃんは「彩ちゃん」と言ってくれていた。
それがいつからかは知らない。気付いた時からずっとそう呼び合っていて、私たちも周りもそれに何ら違和感も感じていなかったように思う。少なくとも私は。
翔ちゃんは男の子だから翔くんのほうがいいかな、とは思ったけれどそれを母親に話したら反対されたことは覚えている。理由は覚えていない。
私は小さいころから活発で友達が多かったけれど、翔ちゃんはあんまりそんなことは無かったみたいだった。
男の子なのに友達が作れない翔ちゃんはすこし変だと思った。余談だが今私は男性差別をしないように決めたので、男性差別のように思えるこのような言葉は控えることにしている。
強い彩ちゃんと弱い翔ちゃん。私が考える限り私たちはそんな感じだった。

「翔ちゃん、大丈夫?わたしが、守ってあげるからね」

そしてこれが、私の口癖だった。
いつだって翔ちゃんは弱かったから、私が守ってあげていた。
みんなに笑われてる翔ちゃんを、苦手なサッカーでボールをたくさん回される翔ちゃんを、委員会に無理矢理させられる翔ちゃんを、私はいつも守ってあげていた。
翔ちゃんをいじめる悪い奴らのところに私が行ったらそいつらは情けなそうに私に何かを言って逃げて行った。私が翔ちゃんに話しかけると、翔ちゃんは悲しそうに俯いていたから慰めてあげた。
男の子なのにこんなにも弱くてどうするんだと、ずっと思っていた。


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