まだボカロ作曲とかできないので作詞で欲求不満を満たしていく
適当にあげてくよ
部屋には折り紙と写真
いつのだっけと懐かしむ
作りかけだったパズルは
もう二度と完成できなくて
冷たくなってきた風は
時の流れとともに僕の頬に触れる
溶けていく夏は
雨を降らせた
短かったはずのマフラー
いらなかった手袋
消えたぬくもり
いたずらな記憶
君と僕、必要だった
二人、離れなかった
恋人、と呼ばれてた
最愛、だったんだ
時計はいつもより早く進む
無意識に竜頭を引く
裏に彫られた名前は
ひとつだけだと馬鹿みたいで
声がないから雑音が入る
ヘッドフォンで耳をふさぐ
流れるのはうるさいバンド
前はよく家で流れていた
君と僕、必要だった
二人、離れなかった
恋人、と呼ばれてた
最愛、だったんだ
君と僕、きっと戻らず
二人、いつか忘れ
恋人、元とつく
最愛、さよなら
僕、元気にしてるよ
君、きっと幸せに
重いランドセル 汚したTシャツ
夕方の鐘の音が家へと帰す
書かない連絡帳 壊れた筆箱
苦手な絵日記に思いをはせる
きっと永遠だった
そんな思いが「今」をけなす
よどんだ日常は夢を消し
汚い世界を僕に見せた
手遅れじゃないと慰める詐欺師
見捨てられた采配
未来が僕を切り離した
夢追い人は間違ってますか
少年の僕は頭を抱える
夢追い人は正しいですか
大人の僕は頭を抱える
なくなった終電 静かな駅前
黒い世界は僕を隠した
地元のにおい 眠る町並み
幸せな仲間は僕を置いてく
昔聞いた童謡
堕ちていく脇役
自分は違うと思えていた
夢追い人は間違ってますか
主人公の笑顔が痛い
夢追い人は正しいですか
脇役の僕は悩んだままで
ほこりかぶった砂時計
砂はとうに落ちきっていた
夢追い人は間違ってますか
少年の僕は頭を抱える
夢追い人は正しいですか
大人の僕は頭を抱える